プレーリー・ホーム・コンパニオン
「プレーリー・ホーム・コンパニオン」(英語: A Prairie Home Companion)はアメリカ合衆国のナショナル・パブリック・ラジオで毎週放送される、ガリソン・キーラーがホスト役を務める、アメリカ合衆国中西部の話題、カントリー・ミュージックを中心にしたバラエティ番組であった。
概要
[編集]「プレーリー・ホーム・コンパニオン」(英語: A Prairie Home Companion)はアメリカ合衆国のナショナル・パブリック・ラジオで毎週放送される、アメリカ合衆国中西部の話題、音楽を中心にしたバラエティ番組であった。ガリソン・キーラー(Garrison Keillor)がホスト役を務め、通常、毎週土曜日の中部標準時夕方5時から2時間、ミネソタ州セント・ポールのフィッツジェラルド劇場で収録されて、全米の公共ラジオへ中継されていた。
ガリソン・キーラーは始めカントリー・ミュージックのラジオ番組「グランド・オール・オプリ」について調査して、1974年に始めてミネソタ州公共放送で朝に放送した。その後放送は夕方になり、いくつかの劇場を経て、1994年からフィッツジェラルド劇場へ移っている。人気が出るに従ってニューヨーク市のザ・タウン・ホールなど米国内各地で行われることもあった。 [1] 2015~16年のシーズンの終りにホストはキーラーから、ブルーグラスミュージシャン、フラットマンドリン奏者のクリス・シーリへ交代することが発表された。 [2]
番組の中ではキーラーが語る「ウォベゴン湖からのニュース」("News from Lake Wobegon")と称して、中西部の田舎くさいニュースを面白おかしく場面がある。 [3]
この番組は、日本でもAFN東京局のAMラジオ放送 (810kHz) で日曜午後4時から聴くことができた。
2006年のアメリカ映画『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(原題:ア・プレーリー・ホーム・コンパニオン)は、この番組を主題にしている。
ホストの交代と終了
[編集]2016年7月、「プレーリー・ホーム・コンパニオン」番組のホストはキーラーが正式に降板して、同年10月からカントリー・ミュージックもマンドリンも得意なクリス・シーリが務め、後に番組名も「ライブ・フロム・ヒア」(Live from Here)と改め、開催劇場も米国中西部セントポールから東部ニューヨーク市のザ・タウンホールへ移動したりしたが、2020年6月で終了となった。[4]
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ プレーリー・ホーム・コンパニオンの短史 (英語)
- ^ ガリソン・キーラーの全米ラジオ制覇の終り (英語)
- ^ ウォベゴン湖からのニュースPodcast
- ^ APM/MPR eliminates 28 positions, ends ‘Live From Here’ (Current, 2020)
外部リンク
[編集]- オフィシャルサイト (英語)