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プジョー・301

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プジョー・301
フロント(2016)
概要
販売期間 2012年 - 現在
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 FWD
パワートレイン
エンジン 直列3気筒1.2 L VTi
直列4気筒1.6 L VTi
直列4気筒1.6 L HDi
変速機 5速MT
4速AT
車両寸法
ホイールベース 2,652 mm
全長 4,442 mm
全幅 1,748 mm
全高 1,477 mm
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プジョー・301 (Peugeot 301) はフランスの自動車メーカー、プジョーが販売する新興国市場向けの小型セダンである。シトロエンからもボディシェルを共有する姉妹車がシトロエン・C-エリゼ (Citroën C-Elysée) の車名で登場している。

概要

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2012年、プジョーは伝統の車名命名規則を改め、最後の数字については、ヨーロッパ向けの主力車種に「8」を、新興国市場向けの車種には「1」を適用することにした。その新しい命名規則が適用された最初の車種であり、末尾「1」をつけた最初の車種が301である[1]301の車名はかつて1932年から1936年にかけて販売されていた車種と同名である (en: Peugeot 301 (1932-1936))。

301は2012年5月24日に概要が発表され[2]、同年9月のパリモーターショーで世界初公開された[3]

301はC-エリゼとともにスペインビーゴ工場で生産が行われる。まず2012年11月1日からトルコで発売が開始され、その後、中欧東欧ロシアウクライナギリシャ北アフリカ中東ラテンアメリカの各市場に順次投入する予定である[2]。一方でイギリスをはじめ[3]西欧市場には投入されない。

また、2013年内には中国の神龍汽車(PSA・プジョーシトロエン東風汽車の合弁会社)でも新設された武漢第三工場にて301の生産が開始される予定である。なお、C-エリゼの方は既に同年7月1日から生産が開始されている[4]

301は208などでも使用されているPF1プラットフォームをベースに開発された。全長は4.44mあり、506リットルのラゲッジスペースが確保されている。エンジンはガソリンが直列3気筒1.2L VTi 53kW (72PS) と直列4気筒1.6L VTi 85kW (115PS) の2つ、ディーゼルが直列4気筒1.6L HDi 68kW (92PS) となる[2]

また、301にはESPABS、4エアバッグEBDISOFIXといった安全装備、エアコンBluetoothハンズフリーキットとUSB接続を備えたMP3オーディオシステムといった快適装備が用意される[2]

2016年11月には、マイナーチェンジが実施され、フロントフェイス、テールランプ等が改良された[5]

脚注

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  1. ^ David Wilkins (2012年5月25日). “301 saloon heralds new chapter for Peugeot”. インデペンデント. 2013年7月9日閲覧。
  2. ^ a b c d The new Peugeot 301 - A compact four door saloon for the international market”. PSA・プジョーシトロエンプレスリリース (2012年5月24日). 2013年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月9日閲覧。
  3. ^ a b Paris motor show: Peugeot 301”. AUTOCAR (2012年9月27日). 2012年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月9日閲覧。
  4. ^ New Milestone in PSA Peugeot Citroën's Development in China”. PSA・プジョーシトロエンプレスリリース (2013年7月1日). 2013年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月9日閲覧。
  5. ^ L'heure du restylage sonne la Peugeot 301 et laCitroënC-Elysée”. autoalgerie (2016年10月24日). 2016年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月17日閲覧。

外部リンク

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