ブロンクス・ウォリアーズ/1990年の戦士
ブロンクス・ウォリアーズ/1990年の戦士 | |
---|---|
1990: I guerrieri del Bronx | |
監督 | エンツォ・G・カステラーリ |
脚本 |
ダルダノ・サッケッティ エリザ・リヴィア・ブリガンティ エンツォ・G・カステラーリ |
製作 | ファブリツィオ・デ・アンジェリス |
音楽 | ヴァルテル・リッツァーティ |
撮影 | セルジオ・サルヴァーティ |
編集 | ジャンフランコ・アミクッチ |
製作会社 | デフ・インターナショナル[1] |
公開 | 1982年10月29日[2] |
上映時間 | 89分 |
製作国 | イタリア |
ブロンクス・ウォリアーズ/1990年の戦士(1990ねんのせんし、原題:1990: I guerrieri del Bronx)は、1982年のイタリアの映画作品。『マッドマックス2』、『ウォリアーズ』、『ニューヨーク1997』などの映画の要素を含んだ[3]SF・アクション映画。テレビ東京では『ブロンクス・ウォーリアーズ』の題で放送された[1]。
あらすじ
[編集]1990年のブロンクスは、多数のギャング団が入り乱れ荒廃した危険な土地と化していた。
そんなブロンクスへ、武器製造会社の跡取り娘アンが逃げ込んできた。彼女は会社の汚い経営方針に嫌気がさしていた。
ギャング団『ライダース』のリーダーであるトラッシュはアンをかくまい、アンとトラッシュが惹かれ合う中、アンの父親は傭兵ハマーを雇って彼女の救出作戦を決行する。
だが、ハマーはアンの救出など毛頭考えておらず、ギャングを殺すことだけが目的だった。ハマーは手始めにライダースのギャングを2人撃ち殺す。ライダース一味のアイスは敵対するギャング団『タイガース』の仕業だと考えるが、トラッシュは何者かの罠だと感づく。
やがてトラッシュはアンの身の上を知るが、アンがローラースケートギャングの『ゾンビーズ』にさらわれてしまった。トラッシュは団結して戦おうと、タイガースのリーダー、オーグルのもとに自ら交渉に出向く。同じ頃、リーダーの座を密かに狙うアイスとハマーが手を組み、ギャング団同士の闘争を起こそうと企んでいた。
オーグルの協力を得たトラッシュはゾンビーズの一味とアイスを倒し、事態は解決したかと思われたその時、ハマーの用意した特殊部隊が総動員され、ギャング団のメンバーが皆殺しにされてアンも死んでしまう。
トラッシュの怒りを買ったハマーはバイクに括り付けられ、引きずり回されて殺されたのだった。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替(初回放送1986年11月30日『木曜洋画劇場』)
- アン:ステファニア・ジロラーミ(玉川砂記子)
- トラッシュ:マーク・グレゴリー(小杉十郎太)
- ハマー:ヴィック・モロー(田中信夫)
- ホットドッグ:クリストファー・コネリー(糸博)
- アイス:ジョン・ロフレード(安原義人)
- オーグル:フレッド・ウィリアムソン(筈見純)
- ゴーレム:ジョージ・イーストマン(石塚運昇)
- ウィッチ:エリザベッタ・デシー
- ポール:ロッコ・レロ
- アイアンマンのリーダー:カーラ・ブレイト
- テッド・フィッシャー:エンニオ・ジロラミ
- 副社長:エンツォ・G・カステラーリ
- ヘアマン:マット・マリノフスキー
製作
[編集]エンツォ・G・カステラーリとファブリツィオ・デ・アンジェリスのコンビは、同時期に本作と同じコンセプトのアクション映画を2作製作した。そのうちの1本『ブロンクスからの脱出』は本作の続編である。
脚注
[編集]- ^ a b allcinema『映画 ブロンクス・ウォリアーズ/1990年の戦士 (1982)について 映画データベース - allcinema』 。2022年11月5日閲覧。
- ^ “Collections Search | BFI | British Film Institute”. collections-search.bfi.org.uk. 2022年11月5日閲覧。
- ^ 日本懐かし大全シリーズ編集部『日本昭和トンデモVHS大全』辰巳出版株式会社、2022年10月4日。ISBN 978-4-7778-2960-6 。