ブレイズン・ストーン
『ブレイズン・ストーン』 | ||||
---|---|---|---|---|
ランニング・ワイルド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1990年12月 - 1991年1月 スタジオM | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、パワーメタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
EMIノイズ ノイズ・レコード | |||
プロデュース | ロックン・ロルフ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ランニング・ワイルド アルバム 年表 | ||||
| ||||
ミュージックビデオ | ||||
「Blazon Stone」 - YouTube 「Little Big Horn」 - YouTube 「Over The Rainbow」 - YouTube |
『ブレイズン・ストーン[4]』(Blazon Stone)は、ドイツのヘヴィメタル・バンド、ランニング・ワイルドが1991年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。バンド最大のシングル・ヒット曲「リトル・ビッグ・ホーン」が収録されている。
背景
[編集]新ドラマーのACは、前作『デス・オア・グローリー』(1989年)発表時にはバンドのローディーを務め、ドラムスやキーボードの管理とヘア・スタイリストの業務を担当していた[5]。また、アクセル・モーガンはシンバルメーカーのパイステで働いており[6]、バンド脱退後には再びパイステの仕事に専念して、1999年に同社のCEOとなった[7]。「リトル・ビッグ・ホーン」の歌詞は、リトルビッグホーンの戦いで戦死したカスター将軍を題材としている[6]。
日本盤ボーナス・トラックの「ビリー・ザ・キッド」と「ジェノサイド」は、母国ドイツではシングル「リトル・ビッグ・ホーン」のカップリング曲として発表されており[8]、「ジェノサイド」はシン・リジィがアルバム『チャイナタウン』(1980年)で発表した曲のカヴァー。
反響
[編集]母国ドイツのアルバム・チャートでは22位に達し、自身初のトップ30入りを果たす[2]。本作からのシングル「リトル・ビッグ・ホーン」は、ドイツのシングル・チャートで自身最高の30位を記録した[9]。また、本作はスイスでも成功を収め、1991年4月21日付のアルバム・チャートにおいて初登場28位となり、最終的には16位に達した[1]。
バンドの中心人物ロックン・ロルフは、2012年にRockpages.grにより行われたインタビューにおいて、本作は「ランニング・ワイルドのどのアルバムよりもずっと売れた」と語っている[10]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はロックン・ロルフ(Rolf Kasparek)作。
- ブレイズン・ストーン "Blazon Stone" – 6:31
- ローンウルフ "Lonewolf" – 4:48
- スレイヴァリー "Slavery" – 5:15
- ファイアー・アンド・アイス "Fire & Ice" (AC) – 4:08
- リトル・ビッグ・ホーン "Little Big Horn" – 4:58
- オーヴァー・ザ・レインボウ "Over the Rainbow" (Jens Becker) – 1:55
- ホワイト・マスク "White Masque" – 4:16
- ローリング・ホイールズ "Rolling Wheels" (J. Becker) – 5:32
- ブラッディ・レッド・ローズ "Bloody Red Rose" – 5:05
- ストレイト・トゥ・ヘル "Straight to Hell" (J. Becker) – 3:50
- ヘッズ・オア・テイルズ "Heads or Tails" – 4:58
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- ビリー・ザ・キッド "Billy the Kid" (AC, Rolf Kasparek) – 4:48
- ジェノサイド "Genocide" (Phil Lynott) – 4:48
参加ミュージシャン
[編集]脚注
[編集]- ^ a b Running Wild - Blazon Stone - hitparade.ch
- ^ a b Offizielle Deutsche Charts - 2023年4月21日閲覧
- ^ ORICON STYLE
- ^ 日本初回盤(TOCP-6632)のタイトルは『秘められた紋章』だったが、1998年の再発CD(VICP-60308)で原題の片仮名表記に変更された
- ^ 『デス・オア・グローリー』CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b 日本盤CD(TOCP-6632)ライナーノーツ(伊藤政則、1991年3月22日)
- ^ RUNNING WILD - the official website - INTERVIEWS 03/2010 - 2014年6月29日閲覧
- ^ Running Wild – Little Big Horn (Vinyl) at Discogs
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ Rockpages.gr - Interviews - Running Wild - Interview by Sakis Nikas - 2014年6月29日閲覧