ブルース・シンガー
『ブルース・シンガー』 | ||||
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バディ・ガイ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ミシシッピ州オックスフォード スウィート・ティー[2][3] | |||
ジャンル | アコースティック・ブルース | |||
時間 | ||||
レーベル | シルヴァートーン | |||
プロデュース | デニス・ヘリング | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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バディ・ガイ アルバム 年表 | ||||
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『ブルース・シンガー』(Blues Singer)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、バディ・ガイが2003年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]マディ・ウォーターズのアコースティック・アルバム『Folk Singer』に敬意を表して制作された[1]。「クローリング・キングスネーク」にはB.B.キングとエリック・クラプトンがゲスト参加して、クラプトンは更に「ルーシー・メイ・ブルース」でもギターを弾いている[3][1]。前作『スウィート・ティー』(2001年)に引き続き、カウンティング・クロウズ等の作品を手がけたデニス・ヘリングがプロデューサーに起用された[3][6]。
日本盤CD (BVCM-31163)は、ガイの2005年6月の日本公演に合わせて、同年5月25日に発売された[1]。
反響・評価
[編集]アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では、2003年6月21日に188位を記録したが、翌週にはトップ200圏外に落ちた[5]。また、『ビルボード』のブルース・アルバム・チャートでは3位に達し[7]、トップ・ヒートシーカーズでは12位に達した[8]。
第46回グラミー賞では最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞を受賞した[9]。Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「2001年の『スウィート・ティー』は意外なほど生々しいエナジーに満ちていたが、2003年の『ブルース・シンガー』は、前作の力強く生々しいエレクトリック・ブルースとは対照的に、アコースティック色を前面に出した」「過去にジュニア・ウェルズと共に優れたアコースティック・セッションを残したとはいえ、アコースティック・ブルースはガイの十八番とは言えない」と評している[10]。
収録曲
[編集]- ハード・タイム・キリング・フロア - "Hard Time Killing Floor" (Nehemiah "Skip" James) - 2:48
- クローリング・キングスネーク - "Crawling Kingsnake" (John Lee Hooker, Bernard Bosman) - 5:17
- ルーシー・メイ・ブルース - "Lucy Mae Blues" (Frankie Lee Sims) - 3:33
- キャント・シー・ベイビー - "Can't See Baby" (Jack Nelson Owens) - 4:04
- アイ・ラヴ・ザ・ライフ・アイ・リヴ - "I Love the Life I Live" (Willie Dixon) - 2:47
- ルイーズ・マギー - "Louise McGhee" (Son House) - 5:24
- モーニン・アンド・グローニン - "Moanin' and Groanin'" (Johnny Shines) - 3:30
- ブラック・キャット・ブルース - "Black Cat Blues" (J. L. Hooker, B. Bosman) - 4:29
- バッド・ライフ・ブルース - "Bad Life Blues" (Andrew Hogg, Joe Josea) - 3:45
- サリー・メイ - "Sally Mae" (J. L. Hooker) - 4:27
- アンナ・リー - "Anna Lee" (Robert "Nighthawk" McCullom) - 4:14
- ロンサム・ホーム・ブルース - "Lonesome Home Blues" (Willie Borum) - 5:00
参加ミュージシャン
[編集]- バディ・ガイ - ボーカル、アコースティック・ギター
- ジンボ・マサス - ギター(on #1, #2, #3, #4, #6, #7, #8, #9, #11, #12)
- B.B.キング - リードギター(on #2)
- エリック・クラプトン - リードギター(on #2, #3)
- トニー・ガルニエ - アップライト・ベース(on #2, #3, #5, #7, #9, #11)
- ジム・ケルトナー - ドラムス(on #2, #3, #5, #7, #9, #11)
- The Perrys - 手拍子(on #2, #5)、フィンガースナップ(#5)
脚注
[編集]- ^ a b c d “バディ・ガイ5〜6月に来日決定! 来日記念盤も”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年1月7日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b c “Clapton, King Guest On Guy's 'Blues Singer'”. Billboard (2003年5月28日). 2021年1月7日閲覧。
- ^ lescharts.com - Buddy Guy - Blues Singer
- ^ a b “Buddy Guy Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2022年1月7日閲覧。
- ^ Dennis Herring |Credits | AllMusic
- ^ “Buddy Guy Chart History - Blues Albums”. Billboard. 2022年1月7日閲覧。
- ^ “Buddy Guy - Chart History - Heatseekers Albums”. Billboard. 2022年1月7日閲覧。
- ^ “Buddy Guy - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2022年1月7日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen. “Blues Singer - Buddy Guy”. AllMusic. 2022年1月7日閲覧。