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ブルネイとタイの関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブルネイ・タイ関係
BruneiとThailandの位置を示した地図

ブルネイ

タイ

ブルネイとタイの関係英語: Brunei–Thailand relationsマレー語: Hubungan Brunei-Thailand)においては、二国間での外交関係が築かれている。ブルネイは大使館をバンコクに、タイは大使館をバンダルスリブガワンに、それぞれ設置している[1]。両国の関係は、緊密でありまた友好的である[2]

歴史

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二国間の関係は、1984年に確立して以来続いている[1]。2012年、ブルネイのハサナル・ボルキア国王がタイを公式訪問する一方で、タイのインラック・シナワット首相は同年、ボルキア国王の娘であるハッジャ・ハーフィザ・スルルル・ボルキア王女 (Hajah Hafizah Sururul Bolkiah) のロイヤル・ウェディングに出席した[1]

経済関係

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両国間の農業、エネルギー、教育およびハラル食品の各部門で協力している。タイは現在、ブルネイの石油・天然ガス部門での投資と、再生可能エネルギーのジョイント・プロジェクトの発展を求めている [3]。農業分野での協力、労働、二重課税の回避、反人身売買の点で、了解覚書が交わされている [4]。タイは、ブルネイにおけるコメの備蓄の主要な供給者であり、ブルネイのコメの備蓄の95%は、タイからのものである[5]。その他にも、ブルネイはタイからコメの生産技術の習得を求めている[6]。2011年、ブルネイはタイにとって第9位の貿易相手国で、貿易額は2億6,300万米ドルに達している[6]。タイの主要な輸出品目は、コメ、セメント、陶器、ゴム製品、紙とパルプである一方、ブルネイからの輸入品は、主に鉄と鋼鉄である[6]

参考文献

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  1. ^ a b c Brunei-Thailand Relations”. Ministry of Foreign Affairs and Trade (Brunei). 2014年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月9日閲覧。
  2. ^ Oxford Business Group (2011). The Report: Brunei Darussalam 2011. Oxford Business Group. pp. 36–. ISBN 978-1-907065-52-1. https://books.google.co.jp/books?id=x-MBjG1LahsC&pg=PA36&redir_esc=y&hl=ja 
  3. ^ Brunei, Thailand to boost economic ties”. The Brunei Times (2012年7月1日). 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月17日閲覧。
  4. ^ Brunei strengthens bilateral ties with Thailand”. The Borneo Post (24 November 2012). 17 June 2015閲覧。
  5. ^ HM visit strengthens Brunei-Thai relations”. The Brunei Times (2012年7月3日). 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月17日閲覧。
  6. ^ a b c The Sultan of Brunei Darussalam to Visit Thailand”. The Government Public Relations Department (Thailand) (2012年6月27日). 2014年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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