ブルックヘブン国立研究所
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座標: 北緯40度52分24.05秒 西経72度52分19.4秒 / 北緯40.8733472度 西経72.872056度
Brookhaven National Laboratory | |
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円形加速器内部の様子 | |
正式名称 | Brookhaven National Laboratory |
略称 | BNL |
所在地 |
アメリカ合衆国 ニューヨーク州サフォーク郡 |
設立年月日 | 1947年 |
ウェブサイト | 公式ウェブサイト |
ブルックヘブン国立研究所(ブルックヘブンこくりつけんきゅうじょ、英: Brookhaven National Laboratory、略: BNL)は、アメリカ合衆国の国立研究所である。
概要
[編集]ニューヨーク州にあるロングアイランドの中部、ニューヨーク市から65マイル東にあるサフォーク郡の Brookhaven Town に位置する。1947年設立。
アメリカ合衆国エネルギー省の傘下の研究所であり、主に物理、生体医学、環境、エネルギー、国家安全保障に関する技術の研究を行っている[1]。エネルギー省との契約のもと、ブルックヘブン・サイエンス・アソシエーツ(ストーニーブルック大学とバテル記念研究所の共同企業体)が管理運営を行っている。
RHIC(重イオン衝突型加速器または偏極陽子衝突型加速器)、 National Synchrotron Light Source (NSLS)、National Synchrotron Light Source II (NSLS 2)、Laser-Electron Accelerator Facility (LEAF)、コスモトロンなどの大型実験装置を有する。
ノーベル賞
[編集]ノーベル物理学賞
[編集]- 1957 – 楊振寧、李政道 – 素粒子物理学における重要な発見に導いた、いわゆるパリティについての洞察的な研究[2]
- 1976 – サミュエル・ティン – 新種の重い素粒子の発見についての先駆的研究[3]
- 1980 – ジェイムズ・クローニン、ヴァル・フィッチ – 中性K中間子崩壊における基礎的な対称性の破れの発見[4]
- 1988 – レオン・レーダーマン。メルヴィン・シュワーツ。 ジャック・シュタインバーガー – ニュートリノビーム法、およびミューニュートリノの発見によるレプトンの二重構造の実証[5]
- 2002 – レイモンド・デービス – 天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノの検出[6]
ノーベル化学賞
[編集]- 2003 – ロデリック・マキノン – 細胞膜に存在するチャネルに関する発見[7]
- 2009 – ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン、トマス・A・スタイツ – リボソーム[8]
在籍した人物
[編集]在籍した人物を五十音順に記載し、在籍時の主な役職を括弧内に、それ以外の役職をハイフン以降に併記した。
- 尾崎敏(NSLS-II計画加速器システム部部長) - 高エネルギー物理学研究所名誉教授
- 久保野茂(研究員) - 東京大学名誉教授
- 白根元(主任研究員) - 東京大学客員教授
- 中西襄(研究員) - 京都大学名誉教授
- 野本憲一(客員研究員) - 東京大学大学院理学系研究科教授
- 原田仁平(上級研究員) - 名古屋大学名誉教授
- 真木和美(研究員) - 南カリフォルニア大学教授
参考文献
[編集]- ^ “About Brookhaven National Laboratory”. 2018年1月24日閲覧。
- ^ “Nobel Prize | 1957 Physics Prize, Lee and Yang”. Bnl.gov. 2010年3月17日閲覧。
- ^ “Nobel Prize | 1976 Prize in Physics, Samuel Ting”. Bnl.gov. 2010年3月17日閲覧。
- ^ “Nobel Prize | 1980 Physics Prize, Cronin and Fitch”. Bnl.gov. 2010年3月17日閲覧。
- ^ “Nobel Prize | 1988 Prize in Physics, Lederman, Schwartz and Steinberger”. Bnl.gov. 2010年3月17日閲覧。
- ^ “Nobel Prize | 2002 Physics Prize, Raymond Davis jr”. Bnl.gov. 2010年3月17日閲覧。
- ^ “The Chemistry of the Cell”. Bnl.gov. 2014年6月28日閲覧。
- ^ “Nobel Prize | 2009 Chemistry Prize, Venkatraman Ramakrishnan and Thomas A. Steitz”. Bnl.gov. 2014年6月28日閲覧。
関連項目
[編集]- Tennis for Two - 世界で初めて、研究でコンピュータを使っている人だけでなく、不特定多数の人に遊ばれたビデオゲーム。
- 理化学研究所 - BNL内に「理研BNL研究センター」を設置している。