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フローイラン・サルダール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フローイラン・サルダール
基本情報
本名 フローイラン・ミランダ・サルダール
通称 The Sniper(狙撃手)
階級 フライ級
スーパーフライ級
バンタム級
スーパーバンタム級
身長 165cm
リーチ 170cm
国籍 フィリピンの旗 フィリピン
誕生日 (1989-04-17) 1989年4月17日(35歳)
出身地 ポロモロク
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 43
勝ち 34
KO勝ち 24
敗け 8
引き分け 1
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フローイラン・ミランダ・サルダールFroilan Miranda Saludar1989年4月17日 - )は、フィリピンプロボクサーポロモロク出身。元WBOアジアパシフィックフライ級スーパーフライ級王者。第54代OPBF東洋太平洋バンタム級王者。

人物[編集]

WBO世界ミニマム級王者で元WBA世界ミニマム級レギュラー王者のビック・サルダールと、元アマチュアボクサーで2010年広州アジア大会フライ級金メダリストのレイ・サルダールは実弟。

来歴[編集]

2009年7月27日、プロデビュー戦は3回TKO勝ち。

2010年11月20日、リムエル・オビドスとWBOアジアパシフィックフライ級ユース王座決定戦を行い、初回2分26秒KO勝ちを収めユース王座を獲得した。

2010年12月19日、WBOアジアパシフィックユース王座の初防衛戦としてジョッカー・ブハウィと対戦し、2回2分59秒KO勝ちで初防衛に成功した。

2011年2月19日、リエンペット・ソーウィラポンとWBOフライ級ユース王座決定戦を行い、初回1分24秒TKO勝ちを収めユース王座を獲得した。

2011年8月6日、ガブリエル・プマールとWBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦を行い、10回2分54秒TKO勝ちを収め王座を獲得した。

2012年3月17日、アレハンドロ・モラレスとWBO世界ユース・WBOアジアパシフィックフライ級タイトルマッチを行い、10回3-0(98-92×3)の判定勝ちを収め2冠王座の初防衛に成功した。後にサルダールはWBOアジアパシフィック王座を返上した。

2012年9月21日、ホセ・アルフレド・ティアドとWBOオリエンタルフライ級暫定王座決定戦を行い、12回3-0(118-110、119-109、120-108)の判定勝ちを収めオリエンタル暫定王座を獲得した。

2014年6月19日、マックウィリアムズ・アローヨと対戦し、2回2分25秒TKO負けを喫しプロ初黒星。

2015年4月25日、ファリス・ネンゴとWBOインターコンチネンタルフライ級王座決定戦を行い、5回TKO勝ちを収めインターコンチネンタル王座を獲得した。

2016年9月4日、初来日試合として座間市立市民体育館でWBC世界スーパーフライ級4位の井上拓真と対戦し、10回0-3(90-97×2、91-96)の判定負け。

2018年7月27日、山東省青島でWBO世界フライ級王者の木村翔に挑戦し、6回54秒KO負けを喫し世界王座獲得に失敗した。

2019年9月21日、後楽園ホールでスーパーフライ級転向後の王座戦としてWBOアジアパシフィックスーパーフライ級6位の村地翼とWBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座決定戦を行い、8回54秒TKO勝ちを収め王座を獲得した。

2020年2月14日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーフライ級4位の福永亮次とWBOアジアパシフィックスーパーフライ級タイトルマッチを行い、7回1分40秒TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した。

2021年12月21日、オーストラリア・シドニーでアンドリュー・モロニーとWBOオリエンタルスーパーフライ級王座決定戦を行ない、10回0-3で判定負けを喫した。

2023年7月8日、メキシコ・メテペックでWBCスーパーバンタム級2位のルイス・ネリと対戦し、2回1分46秒TKO負けを喫した[1]

2023年10月12日、有明アリーナOPBF東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太に挑戦し、初回1分TKO勝ちを収め王座を獲得した[2]

2024年1月26日、セブ島のリゾートホテル・NUSTAR RESORT&CASINOで前OPBF東洋太平洋バンタム級王者で同級6位の栗原慶太とOPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ・IBFアジアバンタム級王座決定戦で再戦するも、8回1分13秒KO負けを喫しOPBF王座の初防衛とIBFアジア王座の獲得に失敗、OPBF王座から陥落した。

戦績[編集]

  • プロボクシング:43戦 34勝 (24KO) 8敗 1分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2009年7月27日 3R 2:03 TKO ロランド・ガモロ フィリピンの旗 フィリピン プロデビュー戦
2 2009年9月3日 1R 終了 TKO ラミー・ガーボン フィリピンの旗 フィリピン
3 2009年10月9日 1R 1:36 KO ジョン・ジェミノ フィリピンの旗 フィリピン
4 2009年10月31日 4R 判定 3-0 エルバート・ガーダリオ フィリピンの旗 フィリピン
5 2010年2月14日 4R 判定 3-0 ライアン・ポンテラス フィリピンの旗 フィリピン
6 2010年5月15日 6R 判定 3-0 ライアン・イラストリシモ フィリピンの旗 フィリピン
7 2010年6月26日 1R 2:49 負傷引分 ブライアン・ディアノ フィリピンの旗 フィリピン
8 2010年8月7日 4R 2:12 TKO サルバドール・レイソン フィリピンの旗 フィリピン
9 2010年9月26日 3R 1:57 TKO マイケル・ロムロ フィリピンの旗 フィリピン
10 2010年11月20日 1R 2:26 KO リムエル・オビドス フィリピンの旗 フィリピン WBOアジア太平洋フライ級ユース王座決定戦
11 2010年12月22日 2R 2:59 KO ジェッカー・ブハウィ フィリピンの旗 フィリピン WBOアジア太平洋ユース防衛1
12 2011年2月19日 1R 1:24 TKO パイブーン・チュムソン タイ王国の旗 タイ WBO世界フライ級ユース王座決定戦
13 2011年5月28日 1R 1:46 KO ジャック・アミサ インドネシアの旗 インドネシア
14 2011年8月6日 10R 2:54 TKO ガブリエル・プマール フィリピンの旗 フィリピン WBOアジア太平洋フライ級王座決定戦
15 2011年12月23日 1R 2:57 KO ネルソン・ルラノス フィリピンの旗 フィリピン
16 2012年3月17日 10R 判定 3-0 アレハンドロ・モラレス メキシコの旗 メキシコ WBOユース防衛1・WBOアジア太平洋防衛1
17 2012年9月21日 12R 判定 3-0 ホセ・アルフレド・ティラド メキシコの旗 メキシコ WBOオリエンタルフライ級暫定王座決定戦
18 2013年9月7日 10R 判定 3-0 ジュリアス・アルコス フィリピンの旗 フィリピン
19 2013年10月26日 10R 判定 3-0 コムグリッチ・ナンタペッチ タイ王国の旗 タイ
20 2014年4月12日 2R 終了 TKO ローゲン・フローレス フィリピンの旗 フィリピン
21 2014年6月19日 2R 2:25 TKO マックウィリアムズ・アローヨ プエルトリコの旗 プエルトリコ
22 2014年10月4日 2R 1:02 TKO ファン・プリシマ フィリピンの旗 フィリピン
23 2015年2月14日 10R 判定 3-0 マイケル・エスコビア フィリピンの旗 フィリピン
24 2015年4月25日 5R 終了 TKO エリアス・ナゲンゴ インドネシアの旗 インドネシア
25 2015年9月9日 6R 2:35 負傷判定 3-0 マイケル・エスコビア フィリピンの旗 フィリピン
26 2016年9月4日 10R 判定 0-3 井上拓真大橋 日本の旗 日本
27 2017年3月1日 1R 1:25 TKO ロケ・サウロ フィリピンの旗 フィリピン
28 2017年6月10日 9R 1:28 TKO サラティエル・アミット フィリピンの旗 フィリピン
29 2017年8月30日 4R 2:12 KO ジョン・レイ・ラウザ フィリピンの旗 フィリピン
30 2017年12月23日 1R 1:45 TKO ローゲン・フローレス フィリピンの旗 フィリピン
31 2018年4月3日 5R 1:29 TKO ジョナサン・フランシスコ フィリピンの旗 フィリピン
32 2018年7月27日 6R 0:54 KO 木村翔(青木) 日本の旗 日本 WBO世界フライ級タイトルマッチ
33 2018年12月1日 8R 1:56 TKO ドニー・マバオ フィリピンの旗 フィリピン
34 2019年2月10日 2R 2:59 TKO ジョナサン・フランシスコ フィリピンの旗 フィリピン
35 2019年9月21日 8R 0:54 TKO 村地翼駿河男児 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋スーパーフライ級王座決定戦
36 2020年2月14日 7R 1:40 TKO 福永亮次角海老宝石 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋陥落
37 2021年3月17日 8R 判定 3-0 レイマーク・タダイ フィリピンの旗 フィリピン
38 2021年12月21日 10R 判定 0-3 アンドリュー・モロニー オーストラリアの旗 オーストラリア WBOオリエンタルスーパーフライ級王座決定戦
39 2022年7月13日 8R 判定
1-2
比嘉大吾志成 日本の旗 日本
40 2022年10月29日 1R 1:27 TKO クリソン・オマヤオ フィリピンの旗 フィリピン
41 2023年7月8日 2R 1:46 KO ルイス・ネリ メキシコの旗 メキシコ
42 2023年10月12日 1R 1:00 TKO 栗原慶太(一力) 日本の旗 日本 OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ
43 2024年1月26日 8R 1:13 TKO 栗原慶太(一力) 日本の旗 日本 OPBF陥落
テンプレート

獲得タイトル[編集]

  • WBOアジアパシフィックフライ級ユース王座
  • WBO世界フライ級ユース王座
  • WBOアジアパシフィックフライ級王座(防衛1=返上)
  • WBOオリエンタルフライ級暫定王座
  • WBOインターコンチネンタルフライ級王座
  • WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座(防衛0)
  • OPBF東洋太平洋バンタム級王座(防衛0)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
栗原慶太
第54代OPBF東洋太平洋バンタム級王者

2023年10月12日 - 2024年1月26日

次王者
栗原慶太