フローイラン・サルダール
基本情報 | |
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本名 | フローイラン・ミランダ・サルダール |
通称 | The Sniper(狙撃手) |
階級 |
フライ級 スーパーフライ級 バンタム級 スーパーバンタム級 |
身長 | 165cm |
リーチ | 170cm |
国籍 | フィリピン |
誕生日 | 1989年4月17日(35歳) |
出身地 | ポロモロク |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 43 |
勝ち | 34 |
KO勝ち | 24 |
敗け | 8 |
引き分け | 1 |
フローイラン・ミランダ・サルダール(Froilan Miranda Saludar、1989年4月17日 - )は、フィリピンのプロボクサー。ポロモロク出身。元WBOアジアパシフィックフライ級・スーパーフライ級王者。第54代OPBF東洋太平洋バンタム級王者。
人物
[編集]元WBO世界ミニマム級王者で元WBA世界ミニマム級レギュラー王者のビック・サルダールと、元アマチュアボクサーで2010年広州アジア大会フライ級金メダリストのレイ・サルダールは実弟。
来歴
[編集]2009年7月27日、プロデビュー戦は3回TKO勝ち。
2010年11月20日、リムエル・オビドスとWBOアジアパシフィックフライ級ユース王座決定戦を行い、初回2分26秒KO勝ちを収めユース王座を獲得した。
2010年12月19日、WBOアジアパシフィックユース王座の初防衛戦としてジョッカー・ブハウィと対戦し、2回2分59秒KO勝ちで初防衛に成功した。
2011年2月19日、リエンペット・ソーウィラポンとWBOフライ級ユース王座決定戦を行い、初回1分24秒TKO勝ちを収めユース王座を獲得した。
2011年8月6日、ガブリエル・プマールとWBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦を行い、10回2分54秒TKO勝ちを収め王座を獲得した。
2012年3月17日、アレハンドロ・モラレスとWBO世界ユース・WBOアジアパシフィックフライ級タイトルマッチを行い、10回3-0(98-92×3)の判定勝ちを収め2冠王座の初防衛に成功した。後にサルダールはWBOアジアパシフィック王座を返上した。
2012年9月21日、ホセ・アルフレド・ティアドとWBOオリエンタルフライ級暫定王座決定戦を行い、12回3-0(118-110、119-109、120-108)の判定勝ちを収めオリエンタル暫定王座を獲得した。
2014年6月19日、マックウィリアムズ・アローヨと対戦し、2回2分25秒TKO負けを喫しプロ初黒星。
2015年4月25日、ファリス・ネンゴとWBOインターコンチネンタルフライ級王座決定戦を行い、5回TKO勝ちを収めインターコンチネンタル王座を獲得した。
2016年9月4日、初来日試合として座間市立市民体育館でWBC世界スーパーフライ級4位の井上拓真と対戦し、10回0-3(90-97×2、91-96)の判定負け。
2018年7月27日、山東省・青島でWBO世界フライ級王者の木村翔に挑戦し、6回54秒KO負けを喫し世界王座獲得に失敗した。
2019年9月21日、後楽園ホールでスーパーフライ級転向後の王座戦としてWBOアジアパシフィックスーパーフライ級6位の村地翼とWBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座決定戦を行い、8回54秒TKO勝ちを収め王座を獲得した。
2020年2月14日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーフライ級4位の福永亮次とWBOアジアパシフィックスーパーフライ級タイトルマッチを行い、7回1分40秒TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した。
2021年12月21日、オーストラリア・シドニーでアンドリュー・モロニーとWBOオリエンタルスーパーフライ級王座決定戦を行ない、10回0-3で判定負けを喫した。
2023年7月8日、メキシコ・メテペックでWBCスーパーバンタム級2位のルイス・ネリと対戦し、2回1分46秒TKO負けを喫した[1]。
2023年10月12日、有明アリーナでOPBF東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太に挑戦し、初回1分TKO勝ちを収め王座を獲得した[2]。
2024年1月26日、セブ島のリゾートホテル・NUSTAR RESORT&CASINOで前OPBF東洋太平洋バンタム級王者で同級6位の栗原慶太とOPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ・IBFアジアバンタム級王座決定戦で再戦するも、8回1分13秒KO負けを喫しOPBF王座の初防衛とIBFアジア王座の獲得に失敗、OPBF王座から陥落した。
戦績
[編集]- プロボクシング:43戦 34勝 (24KO) 8敗 1分
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2009年7月27日 | ☆ | 3R 2:03 | TKO | ロランド・ガモロ | フィリピン | プロデビュー戦 |
2 | 2009年9月3日 | ☆ | 1R 終了 | TKO | ラミー・ガーボン | フィリピン | |
3 | 2009年10月9日 | ☆ | 1R 1:36 | KO | ジョン・ジェミノ | フィリピン | |
4 | 2009年10月31日 | ☆ | 4R | 判定 3-0 | エルバート・ガーダリオ | フィリピン | |
5 | 2010年2月14日 | ☆ | 4R | 判定 3-0 | ライアン・ポンテラス | フィリピン | |
6 | 2010年5月15日 | ☆ | 6R | 判定 3-0 | ライアン・イラストリシモ | フィリピン | |
7 | 2010年6月26日 | △ | 1R 2:49 | 負傷引分 | ブライアン・ディアノ | フィリピン | |
8 | 2010年8月7日 | ☆ | 4R 2:12 | TKO | サルバドール・レイソン | フィリピン | |
9 | 2010年9月26日 | ☆ | 3R 1:57 | TKO | マイケル・ロムロ | フィリピン | |
10 | 2010年11月20日 | ☆ | 1R 2:26 | KO | リムエル・オビドス | フィリピン | WBOアジア太平洋フライ級ユース王座決定戦 |
11 | 2010年12月22日 | ☆ | 2R 2:59 | KO | ジェッカー・ブハウィ | フィリピン | WBOアジア太平洋ユース防衛1 |
12 | 2011年2月19日 | ☆ | 1R 1:24 | TKO | パイブーン・チュムソン | タイ | WBO世界フライ級ユース王座決定戦 |
13 | 2011年5月28日 | ☆ | 1R 1:46 | KO | ジャック・アミサ | インドネシア | |
14 | 2011年8月6日 | ☆ | 10R 2:54 | TKO | ガブリエル・プマール | フィリピン | WBOアジア太平洋フライ級王座決定戦 |
15 | 2011年12月23日 | ☆ | 1R 2:57 | KO | ネルソン・ルラノス | フィリピン | |
16 | 2012年3月17日 | ☆ | 10R | 判定 3-0 | アレハンドロ・モラレス | メキシコ | WBOユース防衛1・WBOアジア太平洋防衛1 |
17 | 2012年9月21日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | ホセ・アルフレド・ティラド | メキシコ | WBOオリエンタルフライ級暫定王座決定戦 |
18 | 2013年9月7日 | ☆ | 10R | 判定 3-0 | ジュリアス・アルコス | フィリピン | |
19 | 2013年10月26日 | ☆ | 10R | 判定 3-0 | コムグリッチ・ナンタペッチ | タイ | |
20 | 2014年4月12日 | ☆ | 2R 終了 | TKO | ローゲン・フローレス | フィリピン | |
21 | 2014年6月19日 | ★ | 2R 2:25 | TKO | マックウィリアムズ・アローヨ | プエルトリコ | |
22 | 2014年10月4日 | ☆ | 2R 1:02 | TKO | ファン・プリシマ | フィリピン | |
23 | 2015年2月14日 | ☆ | 10R | 判定 3-0 | マイケル・エスコビア | フィリピン | |
24 | 2015年4月25日 | ☆ | 5R 終了 | TKO | エリアス・ナゲンゴ | インドネシア | |
25 | 2015年9月9日 | ☆ | 6R 2:35 | 負傷判定 3-0 | マイケル・エスコビア | フィリピン | |
26 | 2016年9月4日 | ★ | 10R | 判定 0-3 | 井上拓真(大橋) | 日本 | |
27 | 2017年3月1日 | ☆ | 1R 1:25 | TKO | ロケ・サウロ | フィリピン | |
28 | 2017年6月10日 | ☆ | 9R 1:28 | TKO | サラティエル・アミット | フィリピン | |
29 | 2017年8月30日 | ☆ | 4R 2:12 | KO | ジョン・レイ・ラウザ | フィリピン | |
30 | 2017年12月23日 | ☆ | 1R 1:45 | TKO | ローゲン・フローレス | フィリピン | |
31 | 2018年4月3日 | ☆ | 5R 1:29 | TKO | ジョナサン・フランシスコ | フィリピン | |
32 | 2018年7月27日 | ★ | 6R 0:54 | KO | 木村翔(青木) | 日本 | WBO世界フライ級タイトルマッチ |
33 | 2018年12月1日 | ☆ | 8R 1:56 | TKO | ドニー・マバオ | フィリピン | |
34 | 2019年2月10日 | ☆ | 2R 2:59 | TKO | ジョナサン・フランシスコ | フィリピン | |
35 | 2019年9月21日 | ☆ | 8R 0:54 | TKO | 村地翼(駿河男児) | 日本 | WBOアジア太平洋スーパーフライ級王座決定戦 |
36 | 2020年2月14日 | ★ | 7R 1:40 | TKO | 福永亮次(角海老宝石) | 日本 | WBOアジア太平洋陥落 |
37 | 2021年3月17日 | ☆ | 8R | 判定 3-0 | レイマーク・タダイ | フィリピン | |
38 | 2021年12月21日 | ★ | 10R | 判定 0-3 | アンドリュー・モロニー | オーストラリア | WBOオリエンタルスーパーフライ級王座決定戦 |
39 | 2022年7月13日 | ★ | 8R | 判定 1-2 |
比嘉大吾(志成) | 日本 | |
40 | 2022年10月29日 | ☆ | 1R 1:27 | TKO | クリソン・オマヤオ | フィリピン | |
41 | 2023年7月8日 | ★ | 2R 1:46 | KO | ルイス・ネリ | メキシコ | |
42 | 2023年10月12日 | ☆ | 1R 1:00 | TKO | 栗原慶太(一力) | 日本 | OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ |
43 | 2024年1月26日 | ★ | 8R 1:13 | TKO | 栗原慶太(一力) | 日本 | OPBF陥落 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]- WBOアジアパシフィックフライ級ユース王座
- WBO世界フライ級ユース王座
- WBOアジアパシフィックフライ級王座(防衛1=返上)
- WBOオリエンタルフライ級暫定王座
- WBOインターコンチネンタルフライ級王座
- WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座(防衛0)
- OPBF東洋太平洋バンタム級王座(防衛0)
脚注
[編集]- ^ 元2階級王者ネリがサルダールねじ伏せる 2回TKO勝ちで世界王者返り咲きアピール Boxing News(ボクシングニュース)2023年7月9日
- ^ 東洋太平洋バンタム級王者 栗原慶太まさかの60秒TKO負け「気をつけていた右をしょっぱなに…」 Boxing News(ボクシングニュース)2023年10月12日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]前王者 栗原慶太 |
第54代OPBF東洋太平洋バンタム級王者 2023年10月12日 - 2024年1月26日 |
次王者 栗原慶太 |