フロントランナー (映画)
フロントランナー | |
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The Front Runner | |
監督 | ジェイソン・ライトマン |
脚本 |
マット・バイ ジェイ・カーソン ジェイソン・ライトマン |
原作 |
マット・バイ 『All the Truth Is Out: The Week Politics Went Tabloid』 |
製作 |
ジェイソン・ライトマン ヘレン・エスタブルック アーロン・L・ギルバート |
製作総指揮 |
マット・バイ ジェイ・カーソン マイケル・ビューグ ジェイソン・ブラメンフェルド ジョージ・ウォルフ ジェイソン・クロース クリストファー・コノヴァー エドワード・カルペッツィ |
出演者 |
ヒュー・ジャックマン ヴェラ・ファーミガ J・K・シモンズ アルフレッド・モリーナ |
音楽 | ロブ・シモンセン |
撮影 | エリック・スティールバーグ |
編集 | ステファン・グルーブ |
製作会社 |
バロン・スタジオズ ライト・オブ・ウェイ・フィルムズ ステージ6・フィルムズ クリエイティブ・ウェルス・メディア |
配給 |
コロンビア ピクチャーズ ソニー・ピクチャーズ |
公開 |
2018年8月31日(テルライド映画祭) 2018年11月6日 2019年2月1日 |
上映時間 | 113分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 |
$3,228,695[2] $2,000,105[2] 5000万円[3] |
『フロントランナー』(The Front Runner)は、2018年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はジェイソン・ライトマン。
概要
[編集]主演はヒュー・ジャックマン。共演はヴェラ・ファーミガ、J・K・シモンズ、アルフレッド・モリーナら。
1988年の民主党大統領候補の最有力候補だったアメリカの上院議員ゲイリー・ハートの台頭と、その後メディアが不倫を示唆したことで失脚するまでを描いている。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
1988年の大統領選挙に立候補していたゲイリー・ハートは、自身の恋愛に関するスキャンダルで失脚していく。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替[4]
- ゲイリー・ハート - ヒュー・ジャックマン(山路和弘)
- リー・ハート - ヴェラ・ファーミガ(織部ゆかり)
- アンドレア・ハート - ケイトリン・デヴァー(内海安希子)
- ゲイリー・ハート陣営
- ビル・ディクソン(選挙参謀) - J・K・シモンズ(佐々木睦)
- アイリーン・ケリー(スケジュール担当) - モリー・イフラム(篠田有香)
- ケヴィン・スウィーニー(報道担当) - クリス・コイ(長谷川敦央)
- マイク・ストラットン(アドバンス・マン) - アレックス・カルポフスキ(中村章吾)
- ダグ・ウィルソン(政策アドバイス・スタッフ) - ジョシュ・ブレナー(角田雄二郎)
- ジョン・エマーソン(副選挙事務長) - トミー・デューイ
- ワシントン・ポスト紙
- ベン・ブラッドリー(主幹) - アルフレッド・モリーナ(島田岳洋)
- A・J・パーカー(記者) - マムドゥ・アチー
- アン・デヴロイ(政治部副編集長) - アリ・グレイナー
- ボブ・カイザー(記者) - スティーヴ・コールター(長谷川敦央)
- ボブ・ウッドワード(記者) - スペンサー・ギャレット(早川毅)
- マイアミ・ヘラルド紙
- トム・フィドラー(記者) - スティーヴ・ジシス
- ピート・マーフィー(記者) - ビル・バー(中村章吾)
- ボブ・マーティンデール(編集長) - ケヴィン・ポラック
- ジム・ダン(記者) - マイク・ジャッジ(丸山壮史)
- マイアミ
- その他
- デヴィッド・S・ブローダー - ジョン・ベッドフォード・ロイド(佐々木薫)
- ビリー・ショア - マーク・オブライエン(金城大和)
- ロイ・ヴァレンタイン - ニャシャ・ハテンディ
- アン・マクダニエル - ジェニファー・ランドン(岡純子)
- ジョー・トリッピ - オリヴァー・クーパー
- リン・アーマンド - コートニー・フォード(岡純子)
- スティーヴン・ダンリービー - ジョニー・パスボルスキー
- アラン・ウェインバーグ - ランディ・ヘヴンズ
- ジニー・テレサノ - ジェナ・カネル
- デヴィッド・アクセルロッド - ガブリエル・マナク
- ジョン・ハート - エヴァン・カステロー
日本語版その他出演︰羽野だい豆、藤高智大、松田秀崇、下田屋有依、塩見宗真、吉田勝哉、庄司まり、青木崇、吉田優馬
日本語版制作スタッフ 演出:伊達康将、翻訳:大野万紀、録音・調整:吉田佳代子、監修:小西克哉、制作:東北新社
製作
[編集]企画
[編集]2003年、政治コラムニストのマット・バイはニューヨーク・タイムズに彼のプロフィールを書いた後、ゲイリー・ハート上院議員に興味を持ち、2014年、本作の原作となった『All the Truth Is Out: The Week Politics Went Tabloid』を出版した[5]。脚本は、監督のジェイソン・ライトマン、バイ、ジェイ・カーソン、そしてヒラリー・クリントンの元報道官によって執筆された。ライトマン、ヘレン・エスタブルック、アーロン・L・ギルバートはプロデューサーを務めた[6]。
キャスティング
[編集]2017年6月、ヒュー・ジャックマンが本作でゲイリー・ハートを演じることが決定した[7]。同年8月、ヴェラ・ファミーガがハートの妻のオレイサ・"リー"・ハート役、ケイトリン・ディーヴァーがハートの娘のアンドレア・ハート役、サラ・パクストンがドナ・ライス・ヒューズ役、アリ・グレイナーがアン・デヴロイ役、J・K・シモンズがハートの仕事上のパートナーのビル・ディクソン役として出演することが決定した[8]。同年9月, ジェニファー・ランドンとジョン・ベッドフォード・ロイドがキャストに加わった[9]。同年10月、クリス・コイがキャストに加わった[10]。
撮影
[編集]主要な撮影は、2017年9月18日に開始し、ジャックマンが最初のイメージを明かした。[11][12]。ジョージア州アトランタ、サヴァナで撮影が行われた[13]。
公開
[編集]2018年5月、ソニー・ピクチャーズとステージ6・フィルムズは第71回カンヌ国際映画祭で本作の配給権を獲得し、オスカー・シーズンに公開での公開を決定した[14][15]。2018年8月31日、テルライド映画祭で世界初上映された[16][17]。また、2018年9月8日のトロント国際映画祭でも上映される[18]。2018年11月6日に限定公開された後、同年11月16日に拡大公開、同年11月21日にさらに拡大公開される[19]。
評価
[編集]本作は批評家から賛否両論の評価を受けている。Rotten Tomatoesでは209の批評家レビューのうち59%が支持評価を下し、平均評価は10点中5.5点となった[20]。MetacriticのMetascoreは5の批評家レビューに基づいて、100点中62点となった[21]
出典
[編集]- ^ “The Front Runner”. Toronto International Film Festival. 2018年9月7日閲覧。
- ^ a b “The Front Runner”. 2019年4月19日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2020年3月下旬特別号 61頁
- ^ “フロントランナー”. ソニー・ピクチャーズ. (2019年4月19日) 2019年4月19日閲覧。
- ^ Shafer, Jack (October 31, 2014). “Matt Bai's 'All the Truth Is Out,' About Gary Hart”. The New York Times. 2018年9月7日閲覧。
- ^ McNary, Dave (June 27, 2017). “Hugh Jackman to Play Senator Gary Hart in 'The Frontrunner' Movie”. Variety. 2018年9月7日閲覧。
- ^ “Hugh Jackman to Play Gary Hart in Jason Reitman Political Drama (Exclusive)”. The Hollywood Reporter (June 27, 2017). 2018年9月7日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (September 29, 2017). “Jennifer Landon & John Bedford Lloyd Cast In 'The Front Runner'; Harold Perrineau Joins 'Dumplin'”. Deadline Hollywood. 2018年9月7日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (September 29, 2017). “Jennifer Landon & John Bedford Lloyd Cast In 'The Front Runner'; Harold Perrineau Joins 'Dumplin'”. Deadline Hollywood. 2018年9月7日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (October 5, 2017). “Chris Coy Joins Hugh Jackman In 'The Front Runner'; Disney's 'Nicole' Adds Kingsley Ben-Adir”. Deadline Hollywood. 2018年9月6日閲覧。
- ^ Breznican, Anthony (September 18, 2017). “Hugh Jackman reveals first image as Gary Hart in 'The Front Runner'”. Entertainment Weekly. 2018年9月7日閲覧。
- ^ Busch, Jenna (September 18, 2017). “Hugh Jackman Tweets a Pic from Day One of The Front Runner”. ComingSoon.net. 2018年9月7日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (September 5, 2018). “Gary Hart Movie ‘The Front Runner’ Votes For Election Day Release In Industry First”. Deadline Hollywood. 2018年9月7日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (May 10, 2018). “Jason Reitman's Gary Hart Movie 'The Front Runner' Set At Sony, Will Bow In Fall – Cannes”. Deadline Hollywood. 2018年9月7日閲覧。
- ^ “The Front Runner”. Stage 6 Films. 2018年9月7日閲覧。
- ^ Tapley, Kristopher (August 30, 2018). “‘First Man,’ ‘Front Runner’ and ‘Roma’ Among 2018 Telluride Film Festival Selections”. Variety. 2018年9月7日閲覧。
- ^ “Telluride Film Festival Program Guide”. Telluride Film Festival. 2018年9月7日閲覧。
- ^ Vlessing, Etan (July 24, 2018). “Toronto: Timothee Chalamet Starrer 'Beautiful Boy,' Dan Fogelman's 'Life Itself' Among Festival Lineup”. The Hollywood Reporter. 2018年9月7日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (September 5, 2018). “Gary Hart Movie ‘The Front Runner’ Votes For Election Day Release In Industry First”. Deadline Hollywood. 2018年9月7日閲覧。
- ^ “The Front Runner (2018)”. Rotten Tomatoes. 2018年9月8日閲覧。
- ^ “The Front Runner”. 2018年9月8日閲覧。