フランソワ・ペルー
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フランソワ・ペルー(François Perroux、1903年12月19日 - 1987年6月2日)は、フランス・リヨン出身の経済学者。
経歴
[編集]リヨン大学法学部政治学科に進学し首席で博士号取得[1][2]。リヨン大学教授(1928〜37年)、パリ大学(1935〜1955)、パリ政治学院、コレージュ・ド・フランスの教授を歴任[3]。1944年に応用経済科学研究所(後に応用数学経済科学研究所 : Institut de sciences mathématiques et économiques appliquées) を創設する。
雑誌「経済と社会」を発刊、ドイツの経済学者シュンベーターの経済学を発展させ、“ペルー学派[4][5]”を築いた。 ペルー経済学は社会の構造的分析を特徴とし、権力関係など経済における非経済的要因の役割を重視し、第三世界の経済学者にも大きな影響を与えた。 著書には「シユンペーターの経済思想」(35年)、「20世紀の経済」(61年)、「経済進歩の一般理論」 (56~57年)などがある。70年代に首相を務めたレイモン・バール氏の博士論文指導教官でもある。
脚注
[編集]- ^ https://books.google.fr/books?id=GozGDQAAQBAJ&pg=PT200&lpg=PT200&dq=François+Perroux+agrégé&source=bl&ots=672TylAfTe&sig=xB7j7PjmiPPMfxWkINdSNIUTvrA&hl=en&sa=X&ved=0ahUKEwiWm-2s5vLYAhUFalAKHZKqCD8Q6AEIUTAE#v=onepage&q=Fran%C3%A7ois%20Perroux%20agr%C3%A9g%C3%A9&f=false
- ^ https://www.cairn.info/revue-histoire-des-sciences-humaines-2003-2-page-81.htm
- ^ http://www.college-de-france.fr/site/professeurs-disparus/francois_perroux.htm
- ^ 宮川典之, 「構造主義経済学再考 : 分析視角の多様性」『岐阜聖徳学園大学紀要. 教育学部編』 51巻 2012年 p.1-22, NAID 110008914757, ISSN 13460889。
- ^ http://www.econ.nagoya-cu.ac.jp/~inoue/fj/Bulletin_11.pdf