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フランシセラ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フランシセラ属
Francisella tularensis
分類
ドメイン : 真正細菌 Bacteria
: プロテオバクテリア門
Proteobacteria
: γプロテオバクテリア綱
Gamma Proteobacteria
: チオスリックス目
Thiotrichales
: フランシセラ科
Francisellaceae
: フランシセラ属
Francisella
学名
Francisella
Dorofe'ev 1947
下位分類(種)
  • 野兎病菌
  • F.ノビシダ
  • F.フィロミラギア

フランシセラ属(学名:Francisella)はグラム陰性の非芽胞形成偏性好気性の球菌ないし桿菌。一部の種は莢膜を作る。非運動性で2015年現在フランシセラ科に含まれる唯一の属である。基準種は野兎病菌。属名はアメリカの微生物学者エドワード・フランシスに因む。GC含量は33から36。

動物に寄生して生息し、至適増殖温度は37℃前後。オキシダーゼ陰性。ヒトに対して病原性を示す種がある。野兎病菌は増殖にシステインを必要とする。

参考文献

[編集]
  • Michael T. Madiganほか著、室伏きみ子、関啓子監訳『Brock微生物学』オーム社、2003年4月。ISBN 9784274024887NCID BA61734511 
  • 発酵研究所監修、大嶋泰治ほか編『IFO微生物学概論』培風館、2010年12月。ISBN 9784563078119NCID BB04312618