フォース・インディア VJM02
2009年スペインGPでのVJM02 ジャンカルロ・フィジケラがドライブ | |||||||||||
カテゴリー | F1 | ||||||||||
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コンストラクター | フォース・インディア | ||||||||||
デザイナー |
ジェームス・キー(テクニカルディレクター) マーク・スミス(デザインディレクター) | ||||||||||
先代 | フォース・インディア VJM01 | ||||||||||
後継 | フォース・インディア VJM03 | ||||||||||
主要諸元 | |||||||||||
エンジン | メルセデスFO108S | ||||||||||
主要成績 | |||||||||||
チーム | フォース・インディア | ||||||||||
ドライバー |
エイドリアン・スーティル ジャンカルロ・フィジケラ ヴィタントニオ・リウッツィ | ||||||||||
出走時期 | 2009年 | ||||||||||
通算獲得ポイント | 13 | ||||||||||
初戦 | 2009年オーストラリアGP | ||||||||||
最終戦 | 2009年アブダビGP | ||||||||||
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フォース・インディア VJM02は、フォース・インディアが2009年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーでジェームス・キー(テクニカルディレクター)とマーク・スミス(デザインディレクター)が設計した。2009年の開幕戦から実戦投入された。
VJM02
[編集]マシンカラーリングがフォース・インディア VJM01の白/オレンジ/金とは異なり、インド国旗をモチーフにした白/緑/オレンジとなった。
フロントノーズは、フェラーリの2000年のF1マシンであるF1-2000に似た形状である。具体的にはコクピット前端部分から高く持ち上げられた。そのため、フロントサスペンションが、正面から見ると強い「ハ」の字を描いたような形となっている。また、フロントウイングは3枚式。可動部分は大きなフィンで区切られている。
ミラーステーがフィン状に整形されている。2009年からのレギュレーションで、フロント周りの空力パーツが大幅に制限されたための措置だと思われる。
サイドポンツーン前端には規定寸法いっぱいいっぱいでフィンが装着されている。後方は、一部がルノーの2009年マシンであるR29のように絞り込まれていない。
エンジン、KERS、ギアボックス、ハイドロリックはメルセデス・ベンツから供給を受ける。この契約が決まったのが遅かったため、VJM02の発表が遅くなってしまった。
シェイクダウンは新車発表に先駆けて2月25日にシルバーストーンで非公開で行われた[1]。
いわゆる「直線番長」的なマシン特性を持っており、高速サーキットでは極限までダウンフォースを削る作戦で上位チームとも互角に戦った(ベルギーGPやイタリアGP)。末期のジョーダン、ミッドランド、スパイカーと続いてきた弱小チームの流れからの飛躍的な進歩を見せたマシンであった。
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第7戦トルコGPピットでのVJM02
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第9戦ドイツGPでのVJM02
スペック
[編集]シャーシ
[編集]- シャーシ名 VJM02
- シャーシ構造 カーボンファイバー/ハニカムコンポジット複合構造モノコック
- ホイール BBS
- タイヤ ブリヂストン
- KERS マクラーレン/メルセデス・ベンツ・ハイパフォーマンス・エンジンズ共同開発
- エレクトロニクス MES-マイクロソフト スタンダードECU
- 重量 605kg(冷却水、潤滑油、ドライバーを含める)
エンジン
[編集]- エンジン名 メルセデス・ベンツFO108W
- 気筒数・角度 V型8気筒・90度
- 排気量 2,400cc
- 最高回転数 18,000rpm(レギュレーションで規定)
- バルブ数 32
- ピストンボア 98mm
- 重量 95kg
- スパークプラグ NGK
シャーシナンバー一覧
[編集]2009年
[編集]No. | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
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AUS |
MAL |
CHN |
BHR |
ESP |
MON |
TUR |
GBR |
GER |
HUN |
EUR |
BEL |
ITA |
SIN |
JPN |
BRA |
ABU | ||
20 | エイドリアン・スーティル | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 1 | 1 | 3*,1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
21 | ジャンカルロ・フィジケラ | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | |||||
ヴィタントニオ・リウッツィ | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
*1 - 3回目のフリー走行とQ1,Q2でシャーシNo.3を使用したが、Q2でマシンをクラッシュさせたので、決勝ではシャーシNo.1が用意された。
結果
[編集]- 第12戦ベルギーGPで、ジャンカルロ・フィジケラがチームにとってはじめてのポールポジションを獲得した。
年 | No. | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | ポイント | ランキング |
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AUS |
MAL |
CHN |
BHR |
ESP |
MON |
TUR |
GBR |
GER |
HUN |
EUR |
BEL |
ITA |
SIN |
JPN |
BRA |
ABU | |||||
2009 | 20 | エイドリアン・スーティル | 9 | 17 | 17 | 16 | Ret | 14 | 17 | 17 | 15 | Ret | 10 | 11 | 4 | Ret | 13 | Ret | 17 | 13 | 9位 |
21 | ジャンカルロ・フィジケラ | 11 | 18 | 14 | 15 | 14 | 9 | Ret | 10 | 11 | 14 | 12 | 2 | ||||||||
ヴィタントニオ・リウッツィ | Ret | 14 | 14 | 11 | 15 |
脚注
[編集]- ^ “Force India run new car at Silverstone”. Autosport.com. (2009年2月25日) 2009年8月9日閲覧。
- ^ “season stats”. f1technical.net. (2009年7月2日). オリジナルの2009年7月7日時点におけるアーカイブ。 2009年7月3日閲覧。
- ^ “F1日本GP シャシーナンバー”. F1速報. (2009年10月2日) 2009年10月2日閲覧。
外部リンク
[編集]ウィキメディア・コモンズには、フォース・インディア VJM02に関するカテゴリがあります。