フェロセリウム
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フェロセリウムは、鉄とセリウムの合金。表面が荒い物で高速で擦ると、3,000 °C (5,430 °F) の火花を発生する。これはセリウムが持つ 150~180 ℃という低着火温度を応用したもので、発火合金として使用される。
1903年に、化学者のカール・ヴェルスバッハがフェロセリウム発火石の特許を取得し、Auermetallという商品名で販売したのが知られている。
危険物
[編集]CAS登録番号:69523-06-4、GHS分類では、可燃性固体として危険物指定されている。 『 国連番号 』は、UN1323(クラス4.1(可燃性物質)容器等級 II)に分類されているため、輸送する際には定められた容器や方法を用いなければならない[1]。
用途
[編集]ライターのフリントやキャンプなどのファイアスターター、ガス溶接の現場などで使用される[2]。
出典
[編集]- ^ 職場安全サイト(フェロセリウム)-(厚生労働省)
- ^ Klaus Reinhardt and Herwig Winkler in "Cerium Mischmetal, Cerium Alloys, and Cerium Compounds" in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry 2000, Wiley-VCH, Weinheim. doi:10.1002/14356007.a06_139