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フェラーリ・575Mマラネロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェラーリ・575Mマラネロ
概要
製造国 イタリアの旗 イタリア
販売期間 2002年 - 2005年
デザイン ピニンファリーナ
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン Tipo133E型 5.7L V12
最高出力 515PS/7,250rpm
最大トルク 60.0kgf·m/5,250rpm
変速機 6速MT
6速セミAT(F1マチック)
前/後:ダブルウィッシュボーン
前/後:ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,500mm
全長 4,550mm
全幅 1,935mm
全高 1,277mm
車両重量 1,750kg
系譜
先代 550マラネロ
後継 599GTBフィオラノ
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575Mマラネロ575M maranello )は、イタリアの自動車メーカーフェラーリが製造したV12エンジンFR二人乗りクーペタイプのグランツーリスモである。

歴史

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2002年3月のサロン・アンテルナショナル・ド・ロトで発表された。550マラネロの後継で、ビッグマイナーチェンジモデルにあたる。5.75Lのエンジンを搭載すること、550から改良(:Modificato)が加えられていることから「575M」の名称が付いた。デザインはピニンファリーナが担当。

エンジンは550マラネロのF133型 5.5L V型12気筒エンジンをボアアップした、F133E型 5.7L V型12気筒エンジンをフロントに搭載する。このエンジンは最高出力515PS/7,250rpm、最大トルク60.0kgf·m/5,250rpmで、550比で15PSの出力アップ、3.0kgf·mのトルクアップを達成している。

トランスミッションは従来の6速MTと6速セミAT(F1マチック)を用意している。なお、575MはフェラーリのV型12気筒モデルでの初のF1マチック採用車である。F1マチック搭載車はステアリングのパドルで変速を行う。

2002年5月、日本で発売された。新車価格は6速MT車が2,470万円、F1マチック車が100万円高の2,570万円。

2005年にはカロッツェリア・スカリエッティ・プログラムに「GTCパッケージ」が追加された。日本への導入はわずかである。

同年内に生産を終了し、後継車種の599GTBフィオラノにバトンタッチした。

バリエーション

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575GTZ

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フェラーリコレクターでもある伊太利屋代表、林良至のオーダーにより、ザガートで2台製作されたワンオフモデル。デザインは同社チーフデザイナー原田則彦

1号車はガンメタリックとシルバーの2トーンにタン内装、2号車はブラックにダークグリーン内装。

スーパーアメリカ

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575GTC

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レーシングモデル。2003年FIA-GT選手権に投入され、第9戦でデビューウィンを飾っているほか、プライベーターの手によりル・マン24時間レースにも参戦した。

外部リンク

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