フウセンカズラ
表示
フウセンカズラ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フウセンカズラ
| ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Cardiospermum halicacabum L. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
フウセンカズラ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
balloon-vine, heart-seed[1] |
フウセンカズラ(風船葛; 学名: Cardiospermum halicacabum)は、ムクロジ科の植物の一種。属名は「ハートの種子」の意。花を観賞するためよりむしろ、風船状の果実を見て楽しむために栽培される。全世界の熱帯・亜熱帯が原産[2]。
リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである[3]。
特徴
[編集]つる性の植物で一年草あるいは二年草で長さ2-3メートル[1]。
葉は互生、5-10センチメートルで三出複葉[1]、小葉は草質で柔らかく、あらい鋸歯がある。
7月-9月頃に白い5ミリメートルくらいの花を咲かせる[要出典]。花は散形状に[1]、葉腋からでる長い柄の先に数個付き、巻きヒゲを共につける。植え付けは6月中旬頃までに行うとよい。
果実は径3センチメートル、3稜球形で風船状にとなり[1]、緑色。後に茶色く枯れる。種子は球形で黒色[1]、大粒、なめらかでハート形の白い部分がある。ちょうど栃の実を小さくした姿に見える。
-
花
-
芽
-
風船状の未熟果
-
種子
-
一本から取れた種子の量
-
実とその中にある種子
利用
[編集]観賞用植物として利用される[1]。よく茂ったときは非常に涼しげで、家庭の壁面緑化にも使われる。種子は、白いハート形の部分をサルの顔に見立てて遊ぶこともある。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 熱帯植物研究会 編 編「フウセンカズラ Cardiospermum halicacabum L.」『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、274-275頁。ISBN 4-924395-03-X。
- ^ POWO (2019). Plants of the World Online. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:782206-1 Retrieved 21 September 2021.
- ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 366