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ビル・エヴァンスに捧ぐ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『GOODBYE FOR BILL EVANS』
シェリー・マン・トリオライブ・アルバム
リリース
録音 1981年 4月21日4月30日 東京郵便貯金ホール
ジャンル ジャズ
時間
レーベル ポリドール・レコード
プロデュース 石塚孝夫
シェリー・マン・トリオ アルバム 年表
Double Piano Jazz Quartet at Carmelo'sGoodbye for Bill EvansShelly Manne in Zurich
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ビル・エヴァンスに捧ぐGoodbye for Bill Evans)は、アメリカ合衆国ジャズドラマーシェリー・マンをリーダーとするシェリー・マン・トリオが、1981年に日本で開いたコンサートを録音した、ピアノ・トリオ編成によるアルバムである。

解説

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アメリカのジャズ・ドラマー、シェリー・マンが、1981年4月に5人編成のバンドを率いて、通算4度目[1]となる来日を果たし、同月の21日および30日に、東京の郵便貯金ホールで行なったコンサートを録音したアルバムである。来日した他のメンバーはトランペッターハリー・エディソンテナー・サクソフォーン奏者のエディ・ロックジョウ・デイヴィス、ピアニストのマイク・ウォフォード、ベーシストのチャック・ドマニコの4名で、当日のコンサートは前半が5人編成で、後半がハリーとエディが抜けたピアノ・トリオ編成で行なわれたが、おりしも、前年の1980年9月15日には、シェリーとも数多く共演したジャズ・ピアニストのビル・エヴァンスが死去しており、後半のピアノ・トリオでの演奏ではビルの愛奏曲がいくつか採り上げられ、故人に捧げられたものとなった。コンサートの後半部分は増田一郎によってステレオ録音され、偶然客席にいたジャズ評論家の大和明がライナーノーツを担当しアルバム化された。使用された音源には主に4月21日の演奏が使われたが、「グッド・バイ」のみ4月30日のものが使用されている。また、アルバムジャケットには阿部克自の撮影による、シェリー・マンが慶應義塾の制帽を被った写真が使われた。

収録曲

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初発売レコードの表記に基づく。

  1. ナーディス Nardis 8:18
  2. マイ・フーリッシュ・ハート My Foolish Heart 6:42
  3. いつか王子様が Someday My Prince Will Come 4:25
  4. グッド・バイ Goodbye 5:42
  5. ハイ・フライ Hi Fly 7:32
  6. イエスタデイズ~テイク・ザ・コルトレーン Yesterdays~(Theme)Take the Coltrane 5:40

演奏者

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  • マイク・ウォフォード (Mike Wofford) ピアノ
  • チャック・ドマニコ (Chuck Domanico) ベース
  • シェリー・マン (Shelly Manne) ドラム

発売記録

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脚注

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  1. ^ シェリー・マンはそれまでにも1964年3月、1979年4月、1980年9月に来日公演を行なっている。