ビューポイント (コンピュータゲーム)
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ジャンル | シューティングゲーム |
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対応機種 | アーケード |
開発元 | エイコム |
発売元 | サミー |
音楽 |
岡村静良 加瀬正紀 松浦恵 |
人数 | 1 - 2人 |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 1992年11月20日 |
対象年齢 | PS:ESRB:E(6歳以上) |
システム基板 | MVS |
対応言語 | 英語 |
その他 | 型式:NGM-051 |
『ビューポイント』(VIEWPOINT)は、1992年にサミーより発売されたアーケードゲーム。
サミーとしては唯一のネオジオ(Multi Video System)向けタイトルでもある。開発はエイコムが担当した。
本作はクォータービュー(斜め視点)による疑似3D空間を舞台とするシューティングゲームである。[1]。
概要
[編集]操作系は8方向レバー+2ボタン。ボタンは通常ショット用とボム用からなり、通常ショットは溜め押しする事でチャージショット(波動砲)となる、またボムは3種類存在する。ストーリーは存在せず全6ステージで構成される。
壁や障害物に接触しても自機がダメージを受け破壊されることはない[2]。
2人プレイはAES版においては2人交互のプレイが出来るのみだが、MVS版においては2人同時プレイを可能としている[3]。
キャラクター
[編集]- 戦闘機
- プレイヤー自機。波動砲を装備し、専用の「ファイヤーウォールボム」「ホーミングボム」「ショックウェーブボム」の3種のボムと2体のオプションとバリア発生能力を持つ。
- スナッピングタートルキング
- ステージ1ボス。レーザーを発射し頭を伸ばしてくるカメ型メカ[4]。
- マトゥーバ
- ステージ2ボス。泡を吐きハサミを飛ばしてくるカニ型メカ[4]。
- マザーモス
- ステージ3ボス。芋虫メカと共に攻撃してくる蛾型メカ[4]。
- アイダホ
- ステージ4ボス。4面の顔を持ちそれぞれ違う攻撃パターンを持つ顔型メカ[5]。
- KID
- ステージ5ボス。マルチウェイショットと極太レーザーなどで攻撃してくるメカ[5]。
- RUIN
- ステージ6ボス。ホーミングミサイルやマルチウェイショットなどで攻撃してくる四脚メカ[5]。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | ビューポイント | 1992年12月11日 |
ネオジオ | エイコム | SNK | ロムカセット | NGH-051 | |
2 | ビューポイント | 1993年11月 |
FM TOWNS | VING | VING | CD-ROM | HME-229 | |
3 | Viewpoint | 1994年11月 |
SEGA Genesis | ネクサスインターラクト | American Sammy | ロムカセット | T-24096 | |
4 | ビューポイント | 1995年1月20日 |
X68000 | ネクサスインターラクト | ネクサスインターラクト | 2xFD | - | |
5 | ビューポイント | 1995年2月25日 1995年 |
ネオジオCD | エイコム | SNK | CD-ROM | AICD-051 AICD-051E |
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6 | Viewpoint | 1995年11月28日 1996年6月 |
PlayStation | Visual Concepts | Electronic Arts | CD-ROM | SLUS-00033 SLES-00123 |
日本未発売。アレンジ音楽と3Dグラフィックが特徴。 |
7 | ビューポイント | INT 2022年10月27日 |
メガドライブ ミニ2 SEGA Genesis Mini 2 |
エムツー | セガ | プリインストール | HAA-2524 MK-16310 |
SEGA Genesis版の移植 |
- メガドライブ版
- 北米のみで発売されており、「電撃オンライン」の豊臣和孝によると、アメリカ土産としてリクエストする者がいたという。
- PnP機「メガドライブ ミニ2」におまけとして収録されている[6]。「メガドライブ ミニ2」の開発責任者である奥成洋輔は、豊臣とのインタビューの中で、アーケード版と比べると足りないところはあるが、初めて触れる分にはメガドライブ版でも十分独特なところがあるため、収録に至ったと話している[6]。また、奥成はアーケード版と比べると処理落ちが目立ったところがメガドライブ版のマイナス評価になったと分析しており、同機への収録に当たっては、テラドライブ相当の「ハイスピードモード」に対応している[6]。なお、日本語の新しいデジタル取扱説明書が用意されている。
- セガサターン版
- 1996年3月にアメリカで発売される予定であり、E3 1995でも出展されたが、発売には至らなかった。
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||
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ネオジオフリークによるネオジオゲームツインレビューでは5点、7点の計12点。難易度は高いが音楽、グラフィックともに非常に完成度が高くシンプルイズベストの見本と評し、斜め視点のため慣れるまでは難しいがやりこむと本作独特の面白さを味わえるとしている[12]。
続編
[編集]NINTENDO64用ソフトとして続編『VIEWPOINT 2064』が1999年11月11日に発売される予定[13]であり、ニンテンドウスペースワールド99にも出展されたが、発売には至らなかった[14]。開発は株式会社ラクジンが担当した[14]。
その後、プロトタイプ版カートリッジがネットオークションのe-Bayに出品され、落札者と出品者の間でやり取りが行われたのち、落札者によってニンテンドウスペースワールド99出展時の映像が公開された[14]。
脚注
[編集]- ^ “【特集】【メガドライブミニ2タイトルレビュー】「ビューポイント」”. GAME Watch. 株式会社インプレス (2022年10月24日). 2023年12月24日閲覧。
- ^ AES版説明書,8頁
- ^ 「NEO-GEO NEW LINE UP VIEW POINT」『月刊ゲーメスト』第7巻第12号、新声社、1992年10月1日、137頁。
- ^ a b c 「オールドゲーム攻略ビューポイント徹底攻略(前半)」『ネオジオフリーク』第4号、芸文社、1995年8月20日、108-112頁。
- ^ a b c 「オールドゲーム攻略ビューポイント徹底攻略(後半)」『ネオジオフリーク』第5号、芸文社、1995年9月20日、106-110頁。
- ^ a b c “『メガドラミニ2』で遊べる『闘技王』『ビューポイント』の特徴を明かす。エムツーとのやりとりやデバッグ裏話も”. 電撃オンライン (2022年8月12日). 2023年12月24日閲覧。
- ^ ファミ通 1995年4月28日刊号 24ページ
- ^ Next Generation 1995年5月21日刊号 102ページ
- ^ Game Pro 1994年12月刊号 100ページ
- ^ GameFan 1994年12月刊号 26ページ
- ^ EGM 1994年12月刊号 59ページ
- ^ 「NF編集部によるネオジオゲームツインレビュー」『ネオジオフリーク』第3巻第6号、芸文社、1997年6月1日、125頁。
- ^ NINTENDO SPACEWORLD’99 NINTENDO64 出展ソフト一覧 - 任天堂、2024年10月26日閲覧、2015年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ
- ^ a b c “N64の未発売タイトル『VIEW POINT 2064』試作版の貴重なゲームプレイ映像”. Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト (2015年10月5日). 2024年10月26日閲覧。