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ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナの例(1キログラム)
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを焼いているところ

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナビステッカ・フィオレンティーナ[1]フィレンツェビーフステーキ[2]イタリア語: bistecca alla fiorentina)はイタリアトスカーナ地方の名物料理[3]牛肉Tボーンステーキである[1][3]

伝統的にはキアニーナ牛の仔牛肉を使用する[3]。味付けはコショウのみで直火焼きする[2]

トスカーナでは2人前1キログラムから注文を受けることが多い[4]。厚さは3センチメートルほど[5]。焼き加減は外側はカリっとしつつレアにする[1][6]

BSE問題が起こっていた2000年代にはトスカーナでも牛肉から骨を外して焼くように注文する人が多かった[5]

日本テレビドラマちむどんどん』では第51話で主人公が勤める銀座のイタリアンレストランでビステッカ・アッラ・フィオレンティーナが提供されるシーンが登場するが、厚めに切った骨なし肉であったことから、イタリア料理文化研究の大家であり日伊協会常務理事も務める長本和子は「完全に間違っている」と指摘し、「白いミネストローネ」が登場したり、作中時代の日本では知られていなかったはずのスパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノが登場するなど、日本のイタリア料理ファンやイタリア料理関係者の間で物議をかもした[7]

出典

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  1. ^ a b c 【イタリア郷土料理】フィレンツェのTボーンステーキ。”. フィガロジャパン. 東京で食べるイタリア郷土料理。 (2019年9月29日). 2023年5月15日閲覧。
  2. ^ a b 「肉料理 Carni カールニ」『ひとり歩きの会話集 イタリア語』JTBパブリッシング、2011年、103頁。ISBN 978-4533115554 
  3. ^ a b c 「本場の味を思い出す! 東京で見つけた最強イタリアン11店」『aruco 東京で楽しむイタリア&スペイン』地球の歩き方、2022年、44頁。ISBN 978-4059200581 
  4. ^ 三浦陽一「25 おなかと相談しつつ、失敗しないセコンド選びを」『ガイドブックには載らないイタリアまる秘旅行術 知っていると10倍楽しめる達人の知恵60』(改訂版)メイツ出版、2019年、62頁。ISBN 978-4780421781 
  5. ^ a b 「ビステッカ(Tボーンステーキ)」『W17 世界の地元メシ図鑑』地球の歩き方、2022年、117頁。ISBN 978-4059201090 
  6. ^ フィレンツェ/ イタリア”. 世界ふれあい街歩き (2018年4月3日). 2023年5月15日閲覧。
  7. ^ 宮本さやか (2022年7月8日). “「ちむどんどん」のイタリア料理が物議を醸すワケ 鶏肉を白ワインで煮込んだ「ボロネーゼ」とは?”. 東洋経済オンライン. p. 4. 2023年5月15日閲覧。

外部リンク

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