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ビシンコニン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビシンコニン酸
Bicinchoninic acid
識別情報
CAS登録番号 1245-13-2
PubChem 71068
ChemSpider 64223 チェック
ChEMBL CHEMBL431482 チェック
特性
化学式 C20H12N2O4
モル質量 344.32g/mol
外観 淡黄色ないし赤みがかった黄色の結晶性粉末[1]
匂い 特徴的な臭気
融点

365~367℃

沸点

626.2℃[2]

への溶解度 冷水や温水に部分的に溶ける。
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
主な危険性 眼や粘膜に対する刺激性
NFPA 704
0
1
0
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ビシンコニン酸(ビシンコニンさん、: Bicinchoninic acid)は、カルボキシル基を有するキノリン2つからなる弱酸である。BCAと略記される。生化学の分野で、溶液中のタンパク質定量分析法であるビシンコニン酸法(BCA法)に用いられる。

ビシンコニン酸法

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ペプチド結合によりCu2+を還元したCu1+にBCAを添加すると、BCA2分子とCu1+による錯体が形成され、赤紫色の562nm可視吸光が生じる。還元剤キレート剤の影響を受けやすいものの測定精度は高く、ローリー法ブラッドフォード法に比べ界面活性剤の影響は受けにくい特徴がある[3]

脚注

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