コンテンツにスキップ

ヒルムシロ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒルムシロ科
Potamogeton natans
和名:オヒルムシロ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉植物 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: ヒルムシロ科 Potamogetonaceae
学名
Potamogetonaceae
Rchb. (1828)

本文参照

ヒルムシロ科 (ヒルムシロか、Potamogetonaceae) は単子葉植物の科で、水中(淡水または汽水)に生育する多年草からなる。特にヒルムシロ属が多く(60種ほど)、世界に広く分布する。

分類

[編集]

クロンキスト体系では3属、80種ほどからなる科とし、イバラモ目に入れていた。APG植物分類体系ではオモダカ目に入れ、さらに旧イトクズモ科 (Zannichelliaceae) を含めて8属、約100種としている。またカワツルモ属をヒルムシロ科に含めることもあるが、多くの分類では別のカワツルモ科 (Ruppiaceae) としている。

[編集]

(以下は旧イトクズモ科)

性質

[編集]

沈水性の水草で、水底に根をおろし上に茎を伸ばす。は細長い水中葉のほか、種によっては水面に浮く広い葉があり、対生または互生する。は両性または単性、穂状または散房花序につく。花被はないが、雄蕊の葯隔が花被状になることがある。雄蕊は4個、雌蕊は1個で4心皮。果実種子を1個含む核果またはそう果。