ヒョードル・シェーフテリ
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ヒョードル・オシポヴィチ・シェーフテリ(ロシア語: Фёдор О́сипович Ше́хтель, ラテン文字転写: Fyodor Osipovich Schechtel、1859年8月7日 - 1926年7月7日)は、ロシアの建築家。ロシアのモダン様式期を代表する人物で、ロシア・モダン様式のほとんどの流派に属する作品を残している。
モスクワ絵画彫刻建築専門学校で1年間だけ聴講したのみで、学歴はない。建築家の下でアシスタントとして実務経験を積んでいる。後の1900年からは、ストロガノフ芸術産業専門学校で教鞭を執る。1908年から1921年まで、モスクワ建築家協会会長を務める。
代表作として、チェーホフ・モスクワ芸術座、ゴーリキー文学博物館(旧リャブシンスキー邸)、ヤロスラフスキー駅、シヴェンソン印刷所、スミルノフ邸、ロシア外務省迎賓館(旧モローゾヴァ邸)、シェーフテリ第3邸宅、グラスゴー国際博覧会でのロシア・パビリオンなどがある。
参考文献
[編集]- ロシア建築三つの旅 [ユーラシア・ブックレット] (No.61) 浜野アーラ著 浜野道博訳 東洋書店 2004.6
- 零の形態 [叢書・二十世紀ロシア文化史再考] マレーヴィチ/著 宇佐見多佳子/訳 水声社 2000.11
- ロシア・アヴァンギャルド建築 [Inax叢書] (8) 八束はじめ INAX 1993.11
- 木瓦と葱ぼうず [INAX booklet] (Vol.11 No.1) INAX 1992.1
- ロシアビザンチン [建築巡礼] (19) 内井昭蔵 丸善
- ロシアの木造建築-民家・付属小屋・橋・風車 A.B.オポローヴニコフ 井上書院 1986
- 壊れかた指南/筒井康隆 文藝春秋 2006
- 世界の歴史 11 井上浩一 中央公論新社 1998