ヒョンデ・N 2025 ビジョン グランツーリスモ
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ヒョンデ・N 2025 ビジョン グランツーリスモ | |
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原寸大模型 前面 | |
原寸大模型 後面 | |
概要 | |
製造国 | 韓国 |
設計統括 | アルバート・ビアマン |
デザイン | ヒョンデ・アメリカ・デザインセンター |
ボディ | |
乗車定員 | 1人 |
駆動方式 | 4WD |
パワートレイン | |
モーター | 4モーター デュアル燃料電池スタック |
最高出力 | 650kW(884PS) |
最大トルク | 150.2kgfm |
車両寸法 | |
全長 | 4,678mm |
全幅 | 2,265mm |
全高 | 933mm |
車両重量 | 972kg |
N 2025 ビジョン グランツーリスモ(N 2025 Vison Granturismo)は、ヒョンデがNで開発した水素燃料電池車のコンセプトカーである[1]。
概要
[編集]ヒョンデ創立50周年記念として製作されたコンセプトカーで、ヒョンデが2013年に世界で初めて量産に成功した水素燃料電池で駆動する。2015年9月17日に開催されたフランクフルトモーターショーにて発表された。
スタイリングはクローズドLMPタイプのプロトタイプレーシングカーであり、燃料電池を動力源とする。ヒュンダイ・アメリカ・デザインセンターにてデザインされ、燃料電池の開発をナムヤンR&Dセンター、走行サウンドの開発をサウンドデザイン・リサーチ研究所が担当した。
エクステリアデザインのテーマは航空学である。特に宇宙旅行の実現のために、かつてエドワーズ空軍基地の存在するロジャース乾湖「ムロック」で行われたテストにインスピレーションを受けたという。この為、車両へのニックネームとして「ムロック」とヒョンデから呼ばれることがある。
2015年当時のトレードマークであったヘキサゴングリルを採用。グリルを通過した空気は、ボートのような形状のアンダーボディに流れ込む。さらにチューブ状のアンダーフロー用エアダクトはリアにつながり、アンダーボディの空圧を最低限に抑えることで最大のダウンフォースを生み出す。さらに車速やブレーキの使用状況に応じて展開するエアブレーキを採用することで通常走行時の抵抗を低減している。走行時にはホログラムで青いラインとCIマークがヘキサゴングリル内に投影される。
動力源として680kWを発生するデュアル燃料電池スタックと、回生ブレーキによる電力を蓄える150kWのスーパーキャパシターシステムを搭載し、4輪に配置されたインホイールモーターを駆動させる。
当初はグランツーリスモ6にて実装が予定されていたが、実際に実装されたのはグランツーリスモSPORTからであった。そのため、ヒョンデ公式やグランツーリスモ公式の紹介映像ではGT6で撮影された映像を使用していた。 また、グランツーリスモ史上2例目の水素燃料電池車両で、実装当時に未来の年式を採用した4例目の車両でもある。
実車は存在しないが、実車サイズの模型は制作されて、この模型はNブランドのイベントやコマーシャル等、数多くの場所で見ることが出来る。また、将来的には発表通りのパワーユニットで実車を製作することも宣言しており、これがNの当面の最終目標としている。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “Hyundai N 2025 Vision Gran Turismo Revealed” (英語). gran-turismo.com. 2019年5月15日閲覧。