ヒューゴ・エルトマン
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ヒューゴ・エルトマン Hugo Erdmann | |
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ヒューゴ・エルトマン | |
生誕 |
1862年5月8日 プロイセン王国 プロイシッシュホランド(現 ポーランド パスウェンク) |
死没 |
1910年6月25日 (48歳没) ドイツ帝国 ミューリッツ湖 |
居住 | ドイツ |
国籍 | ドイツ |
博士課程 指導教員 | ヤコブ・ボルハルト |
主な業績 | ボルハルト=エルトマン環化 |
プロジェクト:人物伝 |
ヒューゴ・ヴィルヘルム・トラウゴット・エルトマン(Hugo Wilhelm Traugott Erdmann、1862年5月8日 - 1910年6月25日)は、ドイツの化学者である。博士課程指導教員のヤコブ・ボルハルトと共に発見したボルハルト=エルトマン環化で知られる。また、1898年に「貴ガス」(noble gas)という用語を作った(元の言葉はドイツ語のEdelgasである)[1]。
1908年、エルトマンは液体硫黄の大部分がS3分子で占められているという仮説を立て、その分子にチオゾン(thiozone)という名前をつけた[2]。
ヴィルヘルム・ルドルフ・フィッティッヒと共同で、イソクロトン酸のγ-フェニル構造異性体を脱水すると1-ナフトールを形成することを発見した。これはナフタレンの性質を理解する上で重要である[3]。
著書
[編集]- Hugo Erdmann (2009-01-31). Introduction to Chemical Preparations. BiblioLife. ISBN 978-0-559-91368-6 2019年10月3日閲覧。
脚注
[編集]- ^ Renouf, Edward (1901-02-15). “Noble gases”. Science 13 (320): 268–270. Bibcode: 1901Sci....13..268R. doi:10.1126/science.13.320.268.
- ^ Hugo Erdmann (1908). “Ueber Thiozonide, ein Beitrag zur Kenntniss des Schwefels und seiner ringförmigen Verbindungen”. Justus Liebigs Annalen der Chemie 362 (2): 133–173. doi:10.1002/jlac.19083620202 .
- ^ Fittig, Rudolph; Erdmann, Hugo (1883). “Synthese des α-Naphtols [Synthesis of α-Naphtol]” (German). Ber. Dtsch. Chem. Ges. 16 (1): 43–44. doi:10.1002/cber.18830160115 .
参考文献
[編集]- “Hugo Erdmann”. 2007年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月3日閲覧。
- Lockemann, Georg: Hugo Erdmann. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 4, Duncker & Humblot, Berlin 1959, ISBN 3-428-00185-0, S. 572 (電子テキスト版).