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ヒメトロイブゴケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒメトロイブゴケ
保全状況評価
絶滅危惧I類環境省レッドリスト
分類
: 植物界 Plantae
: ゼニゴケ植物門 Marchantiophyta
: コマチゴケ綱
Haplomitriopsida
亜綱 : トロイブゴケ亜綱
Treubiidae
: トロイブゴケ目
Treubiales
: トロイブゴケ科
Treubiaceae
: ヒメトロイブゴケ属
Apotreubia
: ヒメトロイブゴケ
A. nana
学名
Apotreubia nana
(S.Hatt. & Inoue.) S.Hatt. & Mizut. (Hepaticae)
和名
ヒメトロイブゴケ

ヒメトロイブゴケ (Apotreubia nana) は、コケ植物の1種。

分類

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トロイブゴケ科のみからなるトロイブゴケ亜綱、あるいはトロイブゴケ綱が提唱されている。トロイブゴケ科には、本種が属するヒメトロイブゴケ属 (Apotreubia) の他にトロイブゴケ属 (Treubia) があり、両属は胞子体の形態や分枝様式の違いにより区別される[1]日本国内には、本種のみが分布する。

分布

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亜高山帯の林床やハイマツに覆われた露岩上に生育。

形態

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配偶体側面に多細胞層からなる側片、背側に1細胞層からなる2列の背片を持ち、配偶体全体にはゼニゴケ類で見られるような油体細胞英語版が散在している。

脚注

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  1. ^ Schuster, R. M. & N. Konstantinova (1995). Studies on Treubiales, I. On Apotreubia Hatt. et al. and A. hortonae Schust. & Konstantinova, sp. n. J. Hattori Bot. Lab. 78 : 41–61.