ヒシノ
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株式会社ヒシノ(ひしの:旧商号は菊川株式会社)は、かつて存在した岐阜県各務原市に本社を置いた酒造会社。
概要
[編集]清酒、焼酎、リキュール類、みりん、工業用アルコール等を製造していた。
酒造は岐阜工場(岐阜県各務原市)で行なっていた。
かつては灘工場(兵庫県神戸市灘区)があり、岐阜の酒造会社であるが、灘の酒造会社でもあった(灘五郷)。
1992年(平成4年)に岐阜工場で電子水製造装置を設置し、一部の清酒用の水に、電子水を使用していた。
かつては、キリンビールの岐阜県の卸業を行なっていた。
所在地
[編集]- 岐阜県各務原市鵜沼西町1丁目543番地
略歴
[編集]- 1871年(明治4年) - 創業。
- 1921年(大正9年) - 武藤醸造株式会社設立。
- 1957年(昭和32年) - 灘工場(神戸市灘区)完成。
- 1963年(昭和38年) - 菊川株式会社に改称。
- 1998年(平成10年) - 灘工場(神戸市灘区)閉鎖。
- 2003年(平成15年) - 本社を岐阜市茜部から各務原市鵜沼西町に移転する。
- 2014年(平成26年) - 会社分割の方法により酒類製造事業を承継する分割承継会社・菊川株式会社(新社)の全株式を神戸物産へ譲渡する。商号を 菊川株式会社(旧社)から株式会社ヒシノへ変更するとともに[1]、酒類免許を岐阜南税務署に返納し酒類製造事業から撤退した。
- 2016年(平成28年) - 清算手続き完了により解散[2]。
代表的な銘柄
[編集]- 「菊川」(きくかわ)
2014年(平成26年)4月30日 、 会社分割の方法により神戸物産へ酒類製造事業を譲渡したため、株式会社ヒシノとしての銘柄はなかった。
その他
[編集]元衆議院議員の武藤嘉門、武藤嘉一、武藤嘉文、及び衆議院議員武藤容治が菊川の歴代社長であった。元々、菊川株式会社は、武藤家が経営する酒蔵であった。
武藤家が歴代社長をつとめる武藤嘉商事は、菊川株式会社の一部が独立した会社である。
脚注
[編集]- ^ 適時開示資料(神戸物産)2014年4月30日
- ^ “法人番号検索サイト”. 国税局. 2018年9月30日閲覧。