パーク・ザ・バス
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パーク・ザ・バス(英: Park the Bus)とは、サッカーの堅守速攻(カテナチオ)戦術の1つである。
概要
[編集]パーク・ザ・バスとは自陣ゴール前に多くの選手を配置することで失点を抑え、手堅く勝利することや引き分けるための戦術であり、堅守を徹底する戦術である[1][2]。ゴール前に頑丈なバスを置く事に類似していることが名前の由来[1][2]。サッカー有識者からは批判されることがあるが、パーク・ザ・バスは非常に勝率が良く、効率的な戦術である。
ジョゼ・モウリーニョが2004年から2007年までの間にチェルシーを指揮していた時に使用していた戦術であり、その時期にパーク・ザ・バスと呼ばれるようになった[1]。
ディエゴ・シメオネはアトレティコ・マドリード指揮時に2022年4月6日のマンチェスター・シティ戦にて5-5-0フォーメーションのパーク・ザ・バスを使用し、賛否両論の声が挙がった[3][4][5][6]。
2024年9月22日にミケル・アルテタ指揮するアーセナルも同じくマンチェスター・シティ戦で、リードしていた前半アディショナルタイムに退場者が出たため後半の45分間を6-3-0で守り切る選択をし、試合終了後にはシティの選手であるベルナルド・シウバからも苦言を呈された[7]。
ユルゲン・クロップもリヴァプール指揮時にパーク・ザ・バスを使用していた[8][9][10]。
脚注
[編集]- ^ a b c “サッカーで「バスを停める」とはどういう意味?守備戦術の用語解説&やっているチーム紹介 | Goal.com 日本”. web.archive.org (2022年5月28日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ a b “数と時間のイノベーション。最強のカテナチオを実践したグランデ・インテル◎サッカー世界遺産第34回 (1/3) - サッカーマガジンWEB”. web.archive.org (2022年11月10日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ “アトレティコ"5-5-0システム"が反響拡大 驚きの瞬間に海外注目「11人全員がボックス内で守っていた」 | フットボールゾーン”. web.archive.org (2022年5月28日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ “アトレティコの「5-5-0」は未来のサッカーの予兆? "攻撃力ほぼゼロ"の代償の先にあるモノ | フットボールゾーン”. web.archive.org (2022年4月13日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ “決勝ゴールのデ・ブライネ、“5-5-0”のアトレティコに「何か言っている人は対戦してみて」 | ゲキサカ”. web.archive.org (2023年1月16日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ “アトレティコの超守備的[5-5-0]をシティはいかに攻略した? 【マンチェスター・シティ 1-0 アトレティコ・マドリー】 | footballista | フットボリスタ”. web.archive.org (2022年11月29日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ “マンチェスター・シティMFベルナルド・シウバがアーセナルの戦い方を非難 「リヴァプールは常に試合に勝つために我々と正面から戦っていた」(theWORLD(ザ・ワールドWeb))”. Yahoo!ニュース. 2024年10月1日閲覧。
- ^ “2004/05:パーク・ザ・バス | ニュース | 公式サイト | チェルシー・フットボールクラブ”. web.archive.org (2022年11月30日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ “「パーク・ザ・バスと言われようと…」クロップがマンU戦の必勝誓う | ゲキサカ”. web.archive.org (2023年1月16日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ “「パーク・ザ・バスと言われようと…」クロップがマンチェスター・U戦の必勝誓う | Goal.com 日本”. web.archive.org (2023年1月16日). 2023年1月16日閲覧。