パンチ・ザ・クロック
『パンチ・ザ・クロック』 | ||||
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エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1983年 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
F-Beat Records(UK) コロムビア・レコード(US) Rykodisc (1995年2月28日Reissue) ライノレコード (2003年9月9日再発行) | |||
プロデュース |
クライヴ・ランガー アラン・ウィンスタンリー アシスト:ギャビン・グリーナウェー コリン・フェアリー | |||
チャート最高順位 | ||||
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エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ アルバム 年表 | ||||
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パンチ・ザ・クロック (Punch the Clock)は、1983年に発表されたエルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズのアルバム。全英1位、全米24位を記録した。
解説
[編集]エルヴィス・コステロにとって8枚目のアルバム。プロデューサーはクライヴ・ランガーとアラン・ウィンスタンリー。
TKOホーンズをホーンセクションに迎えた全体的に派手なサウンドが特徴だが、コステロ自身は、表面的で深みがなく、また80年代的なサウンドであるという理由で、本アルバムには批判的な見解を述べている。ただクライヴに対しては、彼のおかげでレコードがヒットしたということで批判的というわけではない。[1]
このアルバムからは「ピルズ・アンド・ソープ Pills and Soap」、「エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック - Everyday I Write the Book」、「レット・ゼム・オール・トーク - Let Them All Talk」がシングルカットされた。「ピルズ・アンド・ソープ Pills and Soap」はサッチャー政権に対するプロテストソングで「エルヴィス・コステロ」ではなく「ジ・インポスター」名義でリリースされ、イギリスのチャートで16位を獲得し、1983年のイギリスの総選挙前に回収された。「エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック - Everyday I Write the Book」もイギリスで28位となりスマッシュヒットした。
日本のみでシングルカットされた「シップビルディング - Shipbuilding」は、元々ロバート・ワイアットに提供したコステロとクライヴ・ランガーの共作曲で、フォークランド紛争をテーマにしたプロテストソングである。このアルバムのバージョンではジャズミュージシャンのチェット・ベイカーがトランペットで参加している。 なお、同曲のシングルのB面にも収録された「ザ・ワールド・アンド・ヒズ・ワイフ The World and his Wife」については、日本盤の発売当時「コステロ音頭」という邦題が付けられていた。アルバムの日本盤で対訳(補訳)を担当したピーター・バラカンの命名という説があったが、2014年6月にバラカンがInterFMの番組「Ready Steady George!!」にゲスト出演した際に、この邦題の命名者は自分ではないと発言している。[2]
このアルバム以外のコステロのアルバムは、Rykodisc盤で書かれた本人によるライナーノーツは棄てられ、Rhino盤として新規に書き下ろされているが、本アルバムのRhino盤のライナーノーツは、1995年のRykodisc盤でのコステロ本人によるライナーノーツをほぼ引用し、新たにRhino盤用にコステロ本人が追記するという形を取っている。
収録曲
[編集]- レット・ゼム・オール・トーク - Let Them All Talk
- エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック - Everyday I Write the Book
- ザ・グレイテスト・シング - The Greatest Thing
- ジ・エレメント・ウィズイン・ハー - The Element Within Her
- ラヴ・ウェント・マッド - Love Went Mad
- シップビルディング - Shipbuilding
- TKO(ボクシング・デイ) - TKO (Boxing Day)
- チャーム・スクール - Charm School
- ジ・インヴィジブル・マン The Invisible Man
- マウス・オールマイティ Mouth Almighty
- キング・オブ・シーヴス King of Thieves
- ピルズ・アンド・ソープ Pills and Soap
- ザ・ワールド・アンド・ヒズ・ワイフ The World and his Wife
ボーナス・トラック (1995 Rykodisc)
[編集]- ヒーゼン・タウン - Heathen Town
- フラーティング・カインド - The Flirting Kind
- ウォーキング・オン・シン・アイス - Walking on Thin Ice
- タウン・ホエア・タイム・ストゥッド・スティル - The Town Where Time Stood Still
- シャッタープルーフ - Shatterproof
- ザ・ワールド・アンド・ヒズ・ワイフ - The World and his Wife" (Live)
- エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック - Everyday I Write the Book (Live)
ボーナス・ディスク (2003 Rhino)
[編集]- エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック(オルタネイト・ヴァージョン) - Everyday I Write the Book (Alternate version)
- ベイビー・ピクチャーズ - Baby Pictures
- ヒーゼン・タウン - Heathen Town
- フラーティング・カインド - The Flirting Kind
- ウォーキング・オン・シン・アイス - Walking on Thin Ice
- ビッグ・シスターズ・クローゼズ〜スタンド・ダウン・マーガレット(BBC セッション) - Big Sister's Clothes/Stand Down, Margaret (BBC Session)
- デンジャー・ゾーン(BBC セッション) - Danger Zone (BBC Session)
- セカンズ・オブ・プレジャー - Seconds of Pleasure
- タウン・ホエア・タイム・ストゥッド・スティル - The Town Where Time Stood Still
- ザ・ワールド・アンド・ヒズ・ワイフ(ソロ・ヴァージョン) - The World and his Wife (Solo version)
- シャッタープルーフ - Shatterproof
- ヒーゼン・タウン デモ - Heathen Town (Demo version)
- フラーティング・カインド(デモ) - The Flirting Kind (Demo version)
- レット・ゼム・オール・トーク(デモ) - Let Them All Talk (Demo version)
- キング・オブ・シーヴズ(デモ) - King of Thieves (Demo version)
- ジ・インヴィジブル・マン(デモ) - The Invisible Man (Demo version)
- ジ・エレメント・ウィズイン・ハー(デモ) - The Element Within Her (Demo version)
- ラヴ・ウェント・マッド(デモ) - Love Went Mad (Demo version)
- ザ・グレイテスト・シング(デモ) - The Greatest Thing (Demo version)
- マウス・オールマイティ(デモ) - Mouth Almighty (Demo version)
- チャーム・スクール(デモ) - Charm School (Demo version)
- ポゼッション(ライヴ) - Possession (Live)
- セカンダリィ・モダン(ライヴ) - Secondary Modern (Live)
- ベルズ(ライヴ) - The Bells (Live)
- ウォッチ・ユア・ステップ(ライヴ) - Watch Your Step (Live)
- バック・スタバーズ〜キング・ホース(ライヴ) - Backstabbers/King Horse (Live)
注釈
[編集]- ^ レコード・コレクターズ 1999年6月号 本人のインタビューより
- ^ Ready Steady George!! | Program Blog 6月30日(月)のRSGスタート!!