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パロクトプス属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パロクトプス属
メキシコマメダコ
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
亜門 : 有殻亜門 Conchifera
: 頭足綱 Cephalopoda
亜綱 : 鞘形亜綱 Coleoidea
上目 : 八腕形上目 Octopodiformes
: 八腕形目 Octopoda
亜目 : 無触毛亜目 Incirrata
: マダコ科 Octopodidae
: パロクトプス属 Paroctopus
学名
Paroctopus Naef1923
シノニム
  • Pseudoctopus Grimpe, 1925
本文参照

パロクトプス属[1](パロクトプスぞく、Paroctopus)は、マダコ科の1つである[2][3]。南北アメリカ大陸沿岸に生息する「大卵性」で小型のタコを含む[2][4]

分類には混乱があり、かつてはミズダコがこの属 Paroctopus に分類されたため、「ミズダコ属」と呼ばれたこともある[5]。しかし、ミズダコはパロクトプス属のタイプ種 Paroctopus digueti とは遠縁であり、現在はミズダコ属 Enteroctopus とされる。

形態

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体サイズは小さく、外套膜は短くて幅広い袋状である[2][3]。生時の体色は単一で、パターンの多様性は低い[2][3]。外套背面と最も長い腕の基部には白点はなく、外套前面には白点群が分布するが、薄い[2][3]。体表には網目紋や溝を持たず、大きな肉疣や眼状棘も欠く[2][3]

スタイレットは現存するが、石灰の沈着はない[2][3]。漏斗器はW字型[6][注釈 1]。鰓は半鰓当たり6–8枚の鰓葉を持つ[2][3]

は頑丈で、長さは短い、または中程度で、外套長の(2–)3–4倍である[2][3]。雄は各腕に1–3個の肥大した吸盤を持つ[2][3]。右第3腕交接腕化し、対腕より短くなる[3]。交接腕の舌状片のサイズは中程度で、円錐体は短い[2][3]

輸卵管腺は明瞭な室(braiding chambers)に分かれない[2][3]。卵は全長42–90 mm と大型である[2][注釈 2]。卵の柄は非常に短く、二枚貝や腹足類の貝殻に産卵され、1ヶ所で小さな塊状となって付着する[2][3]

分布

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カリフォルニア湾を含むメキシコ沿岸からパナマ沿岸にかけての北太平洋東部(P. alectoP. diguetiP. fitchi)、南アメリカ沿岸の西大西洋P. cthulu, P. tehuelchus)、カリブ海P. joubini)とメキシコ湾P. mercatoris)に分布する[3][9]

典型的には、潮間帯から水深30 m に生息する[3]

分類学的位置

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分類史

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本属は Octopus digueti Perrier & Rochebrune1894 (=Paroctopus digueti) をタイプとして、Naef (1923) により設立された[10]。これはタイプ種である P. digueti の卵嚢長が10 mm と比較的大きく、地中海によく見られるマダコ属のものとは異なっていたことから区別され、提唱された[10]。2年後、Grimpe (1925) が卵の単一の位置に付着することから、同じタイプ種に基づき Pseudoctopus 属を設立した(新参異名[3][10]。Naef は1928年に理由を述べずに Paroctopus を無効と判断し、廃棄した[3]

Robson (1929)モノグラフで、この属を有効名として扱ったが、原記載の卵サイズのみに基づく定義だけでは不十分だと判断し、以下のようないくつかの新たな形質を追加した判別文を用いた[3]

  1. 比較的長い交接腕の舌状片を持つこと
  2. 短い腕
  3. ずんぐりした袋状の胴

そしてバンクーバー島ミズダコ Paroctopus apollyon[11]や日本の大卵性の種(アマダコ P. hongkongensis[12]、ヤナギダコ P. conispadiceus[13]、エンドウダコ P. yendoi[14])をパロクトプス属に含めた[15][16]。ただし、アマダコは卵についての情報ではなく、P. apollyon に類似しているという理由で含められた[10]

続いて、ピックフォードは初め、この属の有効性を認め[3]Pickford (1945)Pickford (1946) においてメキシコマメダコ Paroctopus joubini とともに、ウデブトダコ Octopus briareusParoctopus briareus としてパロクトプス属に含めた[16]。そして Octopus mercatoris (=Paroctopus mercatoris) は Paroctopus joubini のシノニムであると考えた[17]。しかし Pickford & McConnaughey (1949) において、大卵性のカリフォルニアツースポットダコ Octopus bimaculoides の系統を議論するうえで、卵の大きさは系統を反映しないと考え Paroctopus を廃した[3][18]

Norman et al. (2016) では、Berry (1953) などを参照し、Paroctopus diguetiParoctopus mercatoris および Paroctopus "joubini"[注釈 3]のみをパロクトプス属として扱った[3]

日本では Robson (1929) の立場を踏襲してミズダコやヤナギダコに近縁な種をパロクトプス属に置き[3]、ミズダコ属と呼んで扱ってきた[5]Kaneko et al. (2011) により、アマダコクモダコミズダコ属 Enteroctopus に分類されたミズダコ Enteroctopus dofleini と近縁であることが明らかになったが[19]、タイプ種である Paroctopus digueti との関係は示されず、窪寺 (2013) などで依然として Paroctopus の学名が用いられた。また窪寺 (2017) などでは、Paroctopus はマダコ属の亜属として、ミズダコ種群を表すのに用いられている[20]

Leite et al. (2021) では分子系統解析が行われ、P. diguetiP. mercatoris だけでなく、Paroctopus joubini などの種がパロクトプス属に含まれることが示されたほか、新種 Paroctopus cthulu の記載が行われた。

系統関係

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Ibáñez et al. (2020) による分子系統樹を簡略化したものを示す[注釈 4]Leite et al. (2021) ではやや異なる樹形が得られている[注釈 5]

ミズダコ科

ミズダコ属 Enteroctopus

チヒロダコ属 Muusoctopus

Enteroctopodidae

Bathypolypodidae

クラゲダコ科 Amphitretidae

Megaleledonidae

マダコ科

シマダコ属 Callistoctopus

イッカクダコ属 Scaeurgus

パロクトプス属 Paroctopus

カクレダコ属 Abdopus

イイダコ属 Amphioctopus

ヒョウモンダコ属 Hapalochlaena

マダコ属 Octopus

Octopodidae

下位分類

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Paroctopus

P. tehuelchus

P. fitchi

P. alecto

P. digueti

P. cthulu

P. joubini

P. mercatoris

Leite et al. (2021) で示されるパロクトプス属内の系統樹。

Leite et al. (2021) では、分子系統解析により以下の種がパロクトプス属に内包されることが示されている[2]。この著作中では P. joubiniP. alectoP. fitchiP. tehuelchus は何れも 'Octopus' 属として示されていたが[2]González-Gómez et al. (2024) では全て Paroctopus 属として言及されている[4]

Paroctopus Naef1923

また、これら以外にも少なくとも4種の未記載種が存在することが分かっている[4][注釈 8]。また、オーストラリアに分布する Octopus superciliosus Quoy & Gaimard1832O. warringa Stranks, 1990 も近縁であると考えられているが、まだ明らかになっていない[3]

含められたことがある種

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ミズダコとその卵。

日本近海のアマダコに近縁な種がこの属に分類されたが、Norman & Hochberg (2005) などでこれらは除外された[3][19]。これは分子系統解析によっても支持され、多くはミズダコ科に内包されることが分かっている[19]。現在パロクトプス属とされる種は何れも小さいが[2][9]、ミズダコが世界最大の種であるように、日本近海のかつて含まれていた種は大きい[26]。また、ミズダコの卵は6–8 mm 程度と大きいが、体長に比べると比較的小さい[26]

以下、マダコ属 Octopus s.s. からは除外されるが、適切な属の有効名を持たない種は Norman et al. (2016) に従い 'Octopus' と表記する。

脚注

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注釈

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  1. ^ P. cthulu はUU型の漏斗器を持つ[7]
  2. ^ ただし、P. mercatoris のように小卵型の種も含まれ[8]Norman et al. (2016) では小型から中型とされる[3]
  3. ^ Forsythe & Toll (1991) により、Octopus joubini (=Paroctopus joubini) は大卵性と小卵性の形態型が認識され、それぞれ別種であると考えられている[17]。そしてこのうち小卵性のものが Octopus joubiniホロタイプであると考えた[17]Norman et al. (2016) では、Octopus joubini の原記載は小卵性のものであることから、これは Paroctopus ではないと考え 'Octopus' joubini として扱った[3]。そして、誤同定されている大卵性の Octopus "joubini" のみが Paroctopus であると考えた[3]。しかしのちに、Leite et al. (2021) により小卵性の 'Octopus' joubiniParoctopus に含まれることが示されている。
  4. ^ Taite et al. (2023) でもこれに近い樹形が得られている。
  5. ^ 例えば、Leite et al. (2021) ではパロクトプス属とシマダコ属が姉妹群となる結果が得られているが、ベイズ推定の事後確率はやや低い 0.78 となっている。
  6. ^ 英名からアトランティック・ピグミー・オクトパスとも呼ばれる[24]
  7. ^ かつてはメキシコマメダコと混同され、Paroctopus cf. joubini と言及されたこともあった[25]
  8. ^ これは大卵性のメキシコマメダコ Paroctopus aff. joubini を含む[9]
  9. ^ Norman et al. (2016) では 'Octopus' hongkongensis とされる[31]
  10. ^ Gleadall (1993) によりアマダコのシノニムとされたが[31]Kaneko et al. (2011) により区別され、日本ではふつう独立種とされる[32][20]
  11. ^ 同じくクモダコのシノニムとされるツガルダコ Octopus tsugarensisRobson (1929) では Octopus (Octopus) tsugarensis とされた[38]
  12. ^ Gleadall (1993) によりクモダコのシノニムとされたが[37]、日本では独立種とされる[32][20]

出典

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  1. ^ 奥谷 1994, p. 39.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Leite et al. 2021, p. 6.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab Norman et al. 2016, p. 159.
  4. ^ a b c González-Gómez et al. 2024, p. 10.
  5. ^ a b 瀧 1999, p. 378.
  6. ^ Norman et al. 2016, p. 40.
  7. ^ Leite et al. 2021, p. 8.
  8. ^ Leite et al. 2021, p. 2.
  9. ^ a b c González-Gómez et al. 2024, p. 9.
  10. ^ a b c d Robson 1929, p. 197.
  11. ^ a b Robson 1929, pp. 202–204.
  12. ^ a b Robson 1929, pp. 199–202.
  13. ^ Robson 1929, p. 205.
  14. ^ Robson 1929, pp. 205–207.
  15. ^ Robson 1929.
  16. ^ a b c González-Gómez et al. 2024, p. 24.
  17. ^ a b c Leite et al. 2021, p. 13.
  18. ^ González-Gómez et al. 2024, p. 28.
  19. ^ a b c Kaneko et al. 2011, pp. 97–108.
  20. ^ a b c 窪寺 2017, p. 1148.
  21. ^ カレッジ 2014, p. 84.
  22. ^ モンゴメリー 2024, p. 156.
  23. ^ メキシコマメダコ(新称)(Joubin's octopus)”. デジタル図鑑 スリナム・ギアナ沖の甲殻類および軟体類. 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 開発調査センター. 2024年9月16日閲覧。
  24. ^ モンゴメリー 2024, p. 78.
  25. ^ a b Leite et al. 2021, pp. 1–23.
  26. ^ a b c d Norman et al. 2016, p. 124.
  27. ^ ウデブトダコ(新称)(Brian Octopus)”. デジタル図鑑 スリナム・ギアナ沖の甲殻類および軟体類. 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 開発調査センター. 2024年9月16日閲覧。
  28. ^ a b 窪寺 2013, p. 236.
  29. ^ 窪寺 2013, p. 234.
  30. ^ a b Ibáñez et al. 2020.
  31. ^ a b Norman et al. 2016, p. 210.
  32. ^ a b c d 窪寺 2013, p. 239.
  33. ^ a b 窪寺 2013, p. 237.
  34. ^ a b 窪寺 2013, p. 235.
  35. ^ Gleadall 2004, pp. 99–112.
  36. ^ a b c Taki 1964, pp. 277–343.
  37. ^ a b 武田 2003, pp. 29–38.
  38. ^ Robson 1929, p. 113.
  39. ^ a b 窪寺 2013, p. 238.
  40. ^ 窪寺 2017, p. 1148, ただし Octopus (Paroctopus) yendoi として.

参考文献

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  • Berry, S.S. (1953). "Preliminary diagnosis of six west American species of octopus". Leaflets in Malacology. 1 (10): 51–58.
  • Forsythe, J.W.; Toll, R.B. (1991). "Clarification of the western Atlantic Ocean pygmy octopus complex: the identity and life history of Octopus joubini (Cephalopoda: Octopodidae)". Bull. Mar. Sci. 49: 88–97.
  • Gleadall, I. G. (1993). "Identification of the long-ligula octopuses of Japan: a status report". In Okutani, T.; O'Dor, R. K.; Kubodera, T. (eds.). Recent Advances in Cephalopod Fisheries Biology. Tokyo: Tokai University Press. pp. 145–158.
  • Gleadall, I. G. (2004). "Some Old and New Genera of Octopus". Interdisciplinary Information Sciences. 10 (2): 99–112.
  • González-Gómez, R.; Avendaño, O.; de los Angeles Barriga-Sosa, I.; Bastos, P.; Caamal-Monsreal, C.; Castillo-Estrada, G.; Cedillo-Robles, C.; Daw, A.; Díaz-Santana-Iturrios, M.; Galindo-Cortes, G.; Guerrero-Kommritz, J; Haimovici, M.; Ibáñez, C.M.; de Lourdes Jiménez-Badillo, M.; Larson, P.; Leite, T.; Lima, F.D.; Markaida, U.; Meiners-Mandujano, C.; Morillo-Velarde, P.S.; Ortiz, N.; Pardo-Gandarillas, M.C.; Pliego-Cárdenas, R.; Ré, M.E.; Siegel, B.; Urbano, B.; Vidal, E.A.G. & Gleadall, I.G. (2024). "Biodiversity of octopuses in the Americas". Marine Biology. 171 (189): 1–41. doi:10.1007/s00227-024-04489-0
  • Grimpe, G. (1925). "Zur kenntnis der Cephalopodenfauna der Nordsee". Wissenschaftliche Meeresunkrsuchungen Abteilung Helgoland, Neue Folge. 16 (3): 1–124.
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  • Kaneko, N.; Kubodera, T.; Iguchi, A. (2011). "Taxonomic Study of Shallow-Water Octopuses (Cephalopoda: Octopodidae) in Japan and Adjacent Waters using Mitochondrial Genes with Perspectives on Octopus DNA Barcoding". Malacologia. 54 (1–2): 97–108. doi:10.4002/040.054.0102
  • Leite, T. S.; Vidal, E. A. G.; Lima, F. D.; Lima, S. M. Q.; Dias, R. M.; Giuberti, G. A.; de Vasconcellos, D.; Mather, J. A.; Haimovici, M. (2021). "A new species of pygmy Paroctopus Naef, 1923 (Cephalopoda: Octopodidae): the smallest southwestern Atlantic octopod, found in sea debris". Mar. Biodivers. 51 (68). doi:10.1007/s12526-021-01201-z
  • Naef, A. (1923). "Fauna e Flora de Golfo di Napoli". Monograph 35. 1 (1): 692.
  • Norman, M.D.; Hochberg, F.G. (2005). "The current state of octopus taxonomy". Phuket Marine Biological Center Research Bulletin. 66: 127–154.
  • Norman, M.D.; Finn, J. K.; Hochberg, F.G. (2016). "Family Octopodidae". In Jereb, P.; Roper, C.F.E.; Norman, M.D.; Finn, J.K. (ed.). Cephalopods of the world. An annotated and illustrated catalogue of cephalopod species known to date. Volume 3. Octopods and Vampire Squids. FAO Species Catalogue for Fishery Purposes. No. 4, Vol. 3. Rome: Food and Agriculture Organization of the United Nations. pp. 36–215. ISBN 978-92-5-107989-8
  • Pickford, G.E. (1945). "Le poulpe américain ―A study of the littoral octopoda of the western Atlantic". Trans. Conn. Acad. Arts. Sci. 36: 701–811.
  • Pickford, G.E. (1946). "A review of the littoral Octopoda from central and western Atlantic stations in the collections of the British Museum". Annals and Magazine of Natural History, (series 11). 13: 412–429. doi:10.1080/00222934608654564
  • Pickford, G.E.; McConnaughey, B.H. (1949). "The Octopus bimaculatus problem: a study in sibling species". Bull. Bingham Oceanogr. Collect. 12 (4): 1–66.
  • Robson, G.C. (1929). A monograph of the recent Cephalopoda based on the collections in the British Museum (Natural History) Pt.1 Octopodinae (ix, 236p., 7pls : ill). doi:10.5962/bhl.title.106032
  • Taite, M.; Fernández-Álvarez, F.Á.; Braid, H.E.; Bush, S.L.; Bolstad, K.; Drewery, J.; Mills, S.; Strugnell, J.M.; Vecchione, M.; Villanueva, R.; Voight, J.R. & Allcock, A.L. (2023). "Genome skimming elucidates the evolutionary history of Octopoda". Molecular Phylogenetics and Evolution. 182: 107729. doi:10.1016/j.ympev.2023.107729
  • Taki, Iwao (1964). "On Eleven New Species of the Cephalopoda from Japan, Including Two New Genera of Octopodinae" (PDF). J. Fac. Fish. Anim. Husb. Hiroshima Univ. 5: 277–343.
  • 奥谷喬司(著)「第2章 世界のタコ 日本のタコ」。奥谷喬司、神崎宣武(編)『タコは、なぜ元気なのか―タコの生態と民俗』草思社、1994年2月25日、31–43頁。ISBN 978-4794205438
  • キャサリン・ハーモン・カレッジ(著)『タコの才能─いちばん賢い無脊椎動物』〈ヒストリカル・スタディーズ10〉、高瀬素子(訳)、太田出版、2014年4月30日。ISBN 978-4-7783-1402-6
  • 窪寺恒己(著)「第9章 日本のタコ図鑑」。奥谷喬司(編)『日本のタコ学』東海大学出版会、2013年6月5日、211–269頁。ISBN 978-4486019411
  • 窪寺恒己(著)「頭足綱」。奥谷喬司(編)『日本近海産貝類図鑑 第二版』東海大学出版会、2017年1月26日、1131–1151頁。ISBN 978-4486019848
  • 瀧巌(著)「第8綱 頭足類」『動物系統分類学 第5巻上 軟体動物(I)』内山亨・山田真弓 監修、中山書店、1999年1月30日、327–391頁。ISBN 4521072313
  • 武田雷介 (2003). “日本海西部海域のクモダコ Octopus longispadiceus (Sasaki, 1917)の再記載および生物学的特徴”. VENUS 62 (1–2): 29–38. 
  • サイ・モンゴメリー [英語版](著)尾崎憲和、川端麻里子(編)『神秘なるオクトパスの世界』定木大介(訳)、池田譲 日本語版監修、日経ナショナル ジオグラフィック、2024年4月15日。ISBN 9784863136106