コンテンツにスキップ

パノムルンレック・ガイヤーンハーダオジム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パノムルンレック・ガイヤーンハーダオジム
基本情報
本名 Boonsom Lamsiri
通称 パノムルンレック・クラティンデーンジム
階級 バンタム級
国籍 タイ王国の旗 タイ
誕生日 (1984-12-17) 1984年12月17日(40歳)
出身地 ブリーラム県
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 55
勝ち 52
KO勝ち 32
敗け 3
テンプレートを表示

パノムルンレック・ガイヤーンハーダオジム: พนมรุ้งเล็ก ไก่ย่างห้าดาวยิม: Panomroonglek Kaiyanghadaogym1984年12月17日 - )は、タイ王国男子プロボクサーブリーラム県出身。

第4代ABCOフライ級王者、元WBC世界フライ級ユース王者、第2代WBCインターナショナルフライ級シルバー王者を経て、2016年4月よりPABAバンタム級スーパー王座に在位中。

来歴

[編集]

2004年8月27日、シーサケート県クカン郡ロッキー・フエンテスと対戦し、3-0の判定勝ちを収め、デビュー戦を白星で飾った。

2004年10月8日、ABCOフライ級王者デンプラパー・エカリンと対戦し、6回TKO勝ちを収め王座を獲得した。

2006年10月5日、WBC世界フライ級ユース王者リト・シスノリオと対戦し、10回3-0(100-90、98-92、97-93)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2007年5月25日、バンコクバーンナー区スクムウィット通りのソイ・ウドムスックにあるポー・クン・パオで日本の久高寛之と対戦し、10回3-0(2者が97-93、96-94)の判定勝ちを収め3度目の防衛に成功した[1]

2009年、「クラティンデーン(Kratingdaeng)」(英語のレッドブル)がパノムルンレックのスポンサーから撤退し、タイの最大手食品企業CPグループがパノムルンレックのスポンサーとなった為、CPグループの焼き鳥チェーン「ガイヤーンハーダオ(Kaiyanghadao)」(五つ星の焼き鳥屋さんという意味)をリングネームにつけパノムルンレック・クラティンデーンジムからパノムルンレック・ガイヤーンハーダオジムにリングネームを改名した。

2010年5月4日、スラートターニー県で、久高寛之とWBCインターナショナルフライ級シルバー王座の初代王座決定戦を行い、久高との3年ぶりの再戦でプロ初黒星となる8回1分26秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[2]

2010年10月29日、ウドーンターニー県で久高寛之の王座返上に伴いマービン・タンパスとWBCインターナショナルフライ級シルバー王座決定戦を行い、10回3-0(79-74、2者が78-74)の負傷判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2013年4月7日、日本のリングに初登場。ボディメーカーコロシアムWBA世界バンタム級王者亀田興毅と対戦し、12回1-2(113-115、116-113、114-115)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[3][4]

2013年11月29日、チョンブリー県でビッキー・ベブリアンとPABAバンタム級暫定王座決定戦を行い、2回KO勝ちを収め王座を獲得した。

2014年3月4日、ナコーンラーチャシーマー県でリック・パシオネスと対戦し、3回KO勝ちを収めた。

2014年6月10日、バンコクバーンケーン区ンガム・ウォン・ワン通りのサイアム・パラダイス・エンターテイメント・コンプレックスでバルビアと対戦し、4回KO勝ちを収めた。

2014年9月26日、ウボンラーチャターニー県のスニー・グランド・ホテルでテーパリット・ゴーキャットジムの王座返上に伴いジュニア・バジャワとPABAバンタム級王座決定戦を行い、7回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2014年10月10日、WBAはパノムルンレックをWBA世界バンタム級5位にランクインした[5]

2014年12月26日、バンコクの国王警護隊第11駐屯地内特設会場でサムエル・テフアヨと対戦し、12回3-0(120-108、119-109、117-111)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した。

2015年2月5日、ナコーンサワン県でエド・アンゴロと対戦し、3回KO勝ちを収めた。

2015年3月5日、チョンブリー県のシティ・ホール・グランドでマテオ・ハンディグと対戦し、8回KO勝ちを収め3度目の防衛に成功した。

2015年7月2日、 ナコーンラーチャシーマー県のシティ・ホール・グランドでアレガ・ユニアンと対戦し、6回40秒TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した。

2015年10月30日、ナコーンラーチャシーマー県のシーマターニホテルでラスマヌディンと対戦し、6回1分47秒TKO勝ちを収め5度目の防衛に成功した。

2016年2月4日、チョンブリー県のシティ・ホール・グランドでイワン・サンカと対戦し、5回TKO勝ちを収め6度目の防衛に成功した。

2016年2月7日、WBAはパノムルンレックをWBA世界バンタム級7位にランクインした[6]

2016年4月29日、チョンブリー県のシティ・ホール・グランドでフランス・ダムル・パルエと対戦し、4回TKO勝ちを収めPABA王座の7度目の防衛に成功した。

2016年5月6日、WBAはパノムルンレックをWBA世界バンタム級4位にランクインした[7][8]

2017年1月8日、WBAはパノムルンレックをWBA世界バンタム級7位にランクインした[9][10]

2017年9月13日、エディオンアリーナ大阪OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾とスーパーバンタム級8回戦を行い、8回2分45秒KO負けを喫した[11]

2017年9月29日、WBAはパノムルンレックをWBA世界バンタム級ランキングからランク外とした[12]

戦績

[編集]

プロボクシング:55戦52勝(32KO)3敗

獲得タイトル

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 久高、タイでユース王座獲得ならず ボクシングニュース「Box-on!」 2007年5月27日
  2. ^ 久高、タイで逆転勝ち! 8回1分26秒TKO ボクシングニュース「Box-on!」 2010年5月4日
  3. ^ 亀田が2-1判定で6度目の防衛に成功 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年4月7日
  4. ^ 【BOX】興毅 2―1判定で6度目防衛 スポーツ報知 2013年4月7日
  5. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2014年10月10日
  6. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2016年2月7日
  7. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2016年5月6日
  8. ^ WBA Ratings movements as of April 2016 WBA公式サイト 2016年5月22日
  9. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2017年1月8日
  10. ^ WBA Ratings movements as of December 2016 WBA公式サイト 2017年1月13日
  11. ^ 和氣慎吾がWBA7位KO、陣営は年末の世界再挑戦希望 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月13日
  12. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2017年9月29日

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
前王者
デンプラパー・エカリン
第4代ABCOフライ級王者

2004年10月8日 - 2006年10月(返上)

空位
次タイトル獲得者
ワンディー・シンワンチャー
空位
前タイトル保持者
久高寛之
第2代WBCインターナショナルフライ級シルバー王者

2010年10月29日 - 2012年(返上)

空位
次タイトル獲得者
ノックノイ・シップラサート
暫定王座決定戦 対戦者
ビッキー・ベブリアン
PABAバンタム級暫定王者
2013年11月29日 - 2014年9月26日
次暫定王者
正規王座決定戦により消滅
空位
前タイトル保持者
テーパリット・ゴーキャットジム
第12代PABAバンタム級王者

2014年9月26日 - 2016年4月

空位
次タイトル獲得者
金禹鉉
前王者
N/A
PABAバンタム級スーパー王者

2016年4月 - 現在

次王者
N/A