バルチス
バルチス Barcis | |
---|---|
行政 | |
国 | イタリア |
州 | フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア |
県/大都市 | ポルデノーネ |
CAP(郵便番号) | 33080 |
市外局番 | 0425 |
ISTATコード | 093006 |
識別コード | A640 |
分離集落 | #分離集落参照 |
隣接コムーネ | #隣接コムーネ参照 |
公式サイト | リンク |
人口 | |
人口 | 220 人 (2023-01-01 [1]) |
人口密度 | 2.1 人/km2 |
文化 | |
住民の呼称 | barciani |
守護聖人 |
洗礼者聖ジョヴァンニ (San Giovanni Battista) |
祝祭日 | 6月24日 |
地理 | |
座標 | 北緯46度11分 東経12度34分 / 北緯46.183度 東経12.567度座標: 北緯46度11分 東経12度34分 / 北緯46.183度 東経12.567度 |
標高 | 409 (342 - 2251) [2] m |
面積 | 103.10 [3] km2 |
| |
ポータル イタリア |
バルチス(伊: Barcis)は、イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ポルデノーネ県にある、人口約200人の基礎自治体(コムーネ)。
名称
[編集]標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。
地理
[編集]位置・広がり
[編集]ポルデノーネ県北西部にあるコムーネである。バルチスの集落は、県都ポルデノーネの北北西約27km、ベッルーノの東北東約27km、ウーディネの西北西約54km、ヴェネツィアの北北東約86kmに位置する。
隣接コムーネ
[編集]隣接するコムーネは以下の通り。BLはベッルーノ県所属を示す。
- クラーウト - 北
- フリザンコ - 北東
- アンドレーイス - 東
- モンテレアーレ・ヴァルチェッリーナ - 南東
- アヴィアーノ - 南
- タンブレ (BL) - 南西
- キエース・ダルパゴ (BL) - 西
地勢
[編集]バルチスの集落は、ドロミティ・フリウラーネ (it:Dolomiti Friulane) の山中、ヴァルチェッリーナ (it:Valcellina) の海抜409mに位置し、人造湖バルチス湖 (it:Lago di Barcis) のほとりにある。
村は山々に囲まれている。コムーネの北(クラーウトとの境界)に、Monte Resettùm (2,067 m)、西に monti Crep Nudo (2,207 m) および Messer (2,230 m)、南に monti Cavallo (2,251 m) と Cjastelât (1,641 m)がある。東方(アンドレーイスのコムーネ内)には monti Raut (2,026 m) や Fara (1,342 m) を望むことができる。
気候分類・地震分類
[編集]バルチスにおけるイタリアの気候分類 (it) および度日は、zona F, 3148 GGである[4]。 また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 1 (sismicità alta) に分類される[5]。
歴史
[編集]ヴァルチェッリーナ地方の中心に位置するバルチスの地名は、ケルト語の barg (馬、あるいは帽子)または berg(山)に由来すると考えられている。こうした起源は、北部イタリアにある多くの山の名と共通である。
古代にはケルト人の居住する村であった。1314年には地滑りにより村が被害を受け、チェッリーナ川のほとりに村が再建された。1606年には大火に遭った。
第一次世界大戦中の1916年11月、イタリア王国軍とオーストリア=ハンガリー帝国軍の戦場となった。第二次世界大戦中の1944年には、戦争を原因として村が焼失している(これは1606年に次ぐ二度目の大火であった)。
1954年には水力発電のためのダムが建設され、バルチス湖が造られた。エメラルド色の人造湖は、この小さなリゾート地を特徴づける景観となっている。
行政
[編集]分離集落
[編集]バルチスには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
- Arcola, Armasio, Cimacosta, Fontane, Guata, Losie, Mighet, Molassa, Pentina, Pezzeda, Ponte Antoi, Portuz, Predaia, Ribe, Roppe, Vallata
社会
[編集]人口
[編集]人口推移
[編集]言語
[編集]住民は、イタリア語に次いで、フリウリ語の西部方言を話している。
2007年12月18日に制定された、フリウリ語の保護と振興に関するフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の州法(Legge regionale 18 dicembre 2007, n. 29 "Norme per la tutela, valorizzazione e promozione della lingua friulana")により、標準フリウリ語と現地方言による地名表記の規範化がなされた。
脚注
[編集]- ^ “Popolazione residente per sesso, età e stato civile al 1° gennaio 2023” (イタリア語). 国立統計研究所(ISTAT). 2024年2月11日閲覧。メニューでVista per singola areaを選択。Ripartizione:Nord-est, Regione:Friuli-Venezia Giulia, Provincia:Pordenone, Comune:Barcis を選択
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Pordenone (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月20日閲覧。
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Pordenone (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月20日閲覧。
- ^ “Tabella dei gradi/giorno dei Comuni italiani raggruppati per Regione e Provincia”. 新技術エネルギー環境局(ENEA) (2011年3月1日). 2017年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
- ^ “classificazione sismica aggiornata al aprile 2023” (xls). Dipartimento della Protezione Civile. イタリア市民保護局. 2023年12月16日閲覧。
外部リンク
[編集]クラーウト | フリザンコ | |||
キエース・ダルパゴ (BL) | アンドレーイス | |||
バルチス | ||||
タンブレ (BL) | アヴィアーノ | モンテレアーレ・ヴァルチェッリーナ |