バットマン (1968年のテレビアニメ)
バットマン(原題:The Adventures of Batman / The Batman/Superman Hour / Batman with Robin the Boy Wonder)とは、DCコミックスが刊行するアメコミ『バットマン』を原作としたアメリカ合衆国のテレビアニメ。CBSでは1968年9月14日から放送され、第17話を以って1969年1月4日に終了した。バットマンとロビンの活躍は、新弱虫クルッパー(New Scooby-doo Movies)とスーパーフレンズ(Super Friends)でも見られ、1977年には本作の続編となる「電光石火バットマン(The New Adventures of Batman)」が製作された。日本では1969年に東京12チャンネル (現:テレビ東京)にて放送された後、1975年4月3日[1]から6月にかけて同局にて「まんがバットマン」というタイトルで木曜19時30分 - 19時55分に13本ぐらい放送された。地方局でも1970年代から1990年代まで放送されたことがある。
ストーリー
[編集]怪奇のコウモリ人間ことバットマンの正体は、大富豪の男 ブルース・ウェイン。バットサイン(バット・シグナル)で緊急要請が来たら、相棒のロビン(ディック・グレイソン)とチームを組んで、ジョーカー、ペンギン、とってもつめたいアイスマン(ミスター・フリーズ)、キャット・ウーマンといった悪いやつらの悪事を阻止し、ゴッタム・シティ(ゴッサム・シティ)の平和を守る。
キャラクター
[編集]東京12チャンネル版では「怪鳥人間バットマン」と同じ声優が起用された。
- バットマン / ブルース・ウェイン
- 声 - ラリー・ストーチ、広川太一郎[2](東京12チャンネル版)
- ロビン / ディック・グレイソン
- 声 - ケイシー・ケイサム、森功至(東京12チャンネル版)
- バット・ガール / バーバラ・ゴードン
- 声 - ジェーン・ウェッブ、川口由美子(東京12チャンネル版)
- アルフレッド
- 声 - ?、石井敏郎(東京12チャンネル版)
- ゴードン警視総監
- 声 - テッド・ナイト、不明(東京12チャンネル版)
- ジョーカー
- 声 - ラリー・ストーチ、不明(東京12チャンネル版)
- リドラー(東京12チャンネル版ではナゾラー)
- 声 - ?、不明(東京12チャンネル版)
- ペンギン
- 声 - テッド・ナイト、大塚周夫(東京12チャンネル版)
- ミスター・フリーズ(東京12チャンネル版ではアイスマン)
- 声 - テッド・ナイト、不明(東京12チャンネル版)
- キャットウーマン(東京12チャンネル版ではミス・キャット)
- 声 - ジェーン・ウェッブ、不明(東京12チャンネル版)
- スーパーマン / クラーク・ケント
- 声 - ボブ・ヘイスティングス
- 同名のキャラクターに登場するヒーロー、デイリー・プラネットの記者。
- ジミー・オルセン
- 声 - ジャック・グライムズ
- デイリー・プラネットのカメラマン
- レックス・ルーサー
- 声 - ジャクソン・ベック
エピソード
[編集]地上波版を表記する。
米国話数 | 日本話数 | 邦題 |
原題 |
---|---|---|---|
1 | ? | ? | My Crime Is Your Crime |
? | ? | A Bird Out of Hand | |
2 | ? | ? | The Cool, Cruel Mr. Freeze |
? | ? | The Joke's on Robin | |
3 | ? | ? | How Many Herring in a Wheelbarrow? |
? | ? | In Again, Out Again Penguin | |
4 | ? | ? | The Nine Lives of Batman |
4B | ロビンはスランプ | Long John Joker | |
5 | 4A | 狙われたマハラジャルビー | Bubi, Bubi, Who's Got the Ruby? |
? | ? | 1001 Faces of the Riddler | |
6 | ? | ? | The Big Birthday Caper |
? | ? | Two Penguins Too Many | |
7 | ? | ? | Partners in Peril |
? | ? | The Underworld Underground Caper | |
8 | ? | ? | Hizzoner the Joker |
? | ? | Freeze's Frozen Vikings | |
9 | ? | ? | The Crime Computer |
? | ? | The Great Scarecrow Scare | |
10 | ? | ? | A Game of Cat and Mouse |
? | ? | Beware of Living Dolls | |
11 | ? | ? | Will the Real Robin Please Stand Up |
? | ? | He Who Swipes the Ice, Goes to the Cooler | |
12 | ? | ? | Simon the Pieman |
? | ? | A Mad, Mad Tea Party | |
13 | ? | ? | From Catwoman with Love |
? | ? | Perilous Playthings | |
14 | ? | ? | A Perfidious Pieman Is Simon |
? | ? | Cool, Cruel Christmas Caper | |
15 | ? | ? | The Fiendishly Frigid Fraud |
? | ? | Enter the Judge | |
16 | ? | ? | The Jigsaw Jeopardy |
? | ? | Wrath of the Riddler | |
17 | ? | ? | It Takes Two to Make a Team |
? | ? | Opera Buffa |
日本語版スタッフ
[編集]地上波版
[編集]- 日本語版製作・配給 - トランスグローバル
ビデオソフト化
[編集]アメリカでは1985年、ワーナー・ホーム・ビデオからVHSが「Super Powers」というタイトルで発売された。このビデオでは、1巻ごとにアクアマン、スーパーボーイ、スーパーマンが活躍するアニメのエピソードを5話収録している。
2008年には、iTunes[3]およびAmazon Prime Video[4]でストリーミング配信された。
オーストラリアでは、ワーナー・ホーム・ビデオから第4巻のVHSを1993年に発売。
2014年6月3日、ワーナー・ホーム・ビデオ(DCエンターテインメントを通じてである)が、リージョン1のDVDで全34話のオリジナルのノーカット版を「The Adventures of Batman」を発売(ただしエピソードの順番・組合は異なる)。
2021年9月17日、バットマン・デーを記念してラテンアメリカのHBO Maxにて視聴できるようになった。
2022年11月15日、ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントが、2023年2月28日にブルーレイを2枚ディスクで発売することが発表された[5]。
日本では2022年現在も、配信・販売の予定がない。
脚注
[編集]- ^ 1975年4月3日 朝日新聞 東京版・朝刊より
- ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、246-247頁。ISBN 4-87376-160-3。
- ^ The Adventures of Batman on iTunes
- ^ The Adventures of Batman on Amazon Video
- ^ “Filmation’s ADVENTURES OF BATMAN gets Blu-ray release!”. comicsbeat. 2022年12月4日閲覧。
外部リンク
[編集]東京12チャンネル 木曜19:30 - 19:55枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
歌え!ヤンヤン!
※19:00 - 19:55 |
まんがバットマン
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