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バッテリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

バッテリー英語: battery)は、現代では、いくつもの、かなり異なった意味で使われている単語である。

もともとの語源は、ラテン語battuere (バットゥエレ、打つ叩く攻撃するの意味)で、英語では「ボールを打つための道具」であるbat (バット)や「戦い」を意味するbattle (バトル)と語源を同じくする[1]

現代では、多くの人が電池蓄電池を真っ先に思い浮かべるが、野球好きの人々にとってはバッテリーといえば「投手捕手」をひと組の存在として指す用語である[2]

このように、一見したところでは全く異なった、無関係に見える意味で使われている[2]。 なぜこれほどまで異なる意味で使われているかと言うと、英和辞書にはもともとの古い意味として「連続して打つ(撃つ)」という意味や砲列(大砲の列)という意味が掲載されており、「一連の」という意味の熟語の「a battery of」も生じた。この「一連の(装置)」という用法から、バッテリーが電池を指すようになったらしい。かつては静電気をためておけるライデン瓶をいくつもつなげたものを「一連の(装置)」という意味でバッテリーと呼んでいたため、いつのまにか電池全般がそう呼ばれるようになったのである[2]

広く電池と呼ばれるもの

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野球用語

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語源に近い用法

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もともとの、打つ、撃つという意味やそれと深く関係する用語

攻撃という意味

グループ名、作品名など

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上述の意味に関係した固有名である。

脚注

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  1. ^ なぜ? 野球のバッテリーの由来とは|本名と意味の由来”. 本名と意味の由来 (2020年1月8日). 2023年5月28日閲覧。
  2. ^ a b c (ことばの広場)バッテリー 野球と電池 元は「連続」”. 朝日新聞 ことば談話室 (2018年12月12日). 2024年12月14日閲覧。
  3. ^ googleの「バッテリー上がり」の検索
  4. ^ Android スマホのバッテリー残量(電池残量)をパーセントで表示する方法は? バッテリー消費量”. 2024年12月3日閲覧。
  5. ^ iPhoneのバッテリー残量を表示する”. 2024年12月3日閲覧。
  6. ^ Edward Gruver. “Koufax”. BaseballLibrary.com. 2008年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月26日閲覧。

関連項目

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