バック・スタッフ
表示
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2021年11月) |
バック・スタッフ(英: backstaff)は、天体の高度角を測るための道具である。別名でデイヴィス四分儀やイギリス式四分儀とも呼ばれる[1]。16世紀の終りごろ、イギリスの航海士だったジョン・デイヴィスによってクロス・スタッフに代わる観測器具として発明された[1]。
器具の一端に30°まで計測できる弧と針穴の空いた視準板が、もう一方には60°まで計測できる弧とスリットのある視準板が付いていて、これらを使って水平線に狙いを定めることができる。
ジョン・ハドリーが1731年に八分儀を発明するまで使われ続けた[1]。
出典
[編集]- ^ a b c クリストファー・ウォーカー編、山本啓示 川和田晶子訳『望遠鏡以前の天文学 -古代からケプラーまで』恒星社厚生閣、2008年 ISBN 978-4-7699-1085-5