バターナッツ・スクワッシュ
バターナッツ・スクワッシュ | |
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熟したバターナッツ・スクワッシュ。 | |
属 | カボチャ属 Cucurbita |
種 | ニホンカボチャ Cucurbita moschata |
交配 | Gooseneck squash × Hubbard squash |
開発 | チャールズ・レゲット(アメリカ) |
100 gあたりの栄養価 | |
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エネルギー | 188 kJ (45 kcal) |
11.69 g | |
食物繊維 | 2 g |
0.1 g | |
1 g | |
ビタミン | |
ビタミンA相当量 |
(67%) 532 µg(39%) 4226 µg |
チアミン (B1) |
(9%) 0.1 mg |
リボフラビン (B2) |
(2%) 0.02 mg |
ナイアシン (B3) |
(8%) 1.2 mg |
パントテン酸 (B5) |
(8%) 0.4 mg |
ビタミンB6 |
(12%) 0.154 mg |
葉酸 (B9) |
(7%) 27 µg |
ビタミンC |
(25%) 21 mg |
ビタミンE |
(10%) 1.44 mg |
ミネラル | |
カリウム |
(7%) 352 mg |
カルシウム |
(5%) 48 mg |
マグネシウム |
(10%) 34 mg |
リン |
(5%) 33 mg |
鉄分 |
(5%) 0.7 mg |
亜鉛 |
(2%) 0.15 mg |
マンガン |
(10%) 0.202 mg |
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%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース |
バターナッツ・スクワッシュ(英: butternut squash、豪・新: butternut pumpkin/gramma[1])とは、つるになるカボチャの一種。ニホンカボチャ(学名: Cucurbita moschata)の品種の一つである。熟した実を秋に収穫する「冬カボチャ」(winter squash)に分類される。
ひょうたん型の実は重さが500グラムから1キログラムで、黄褐色の果皮と汁気のある果肉を持つ。上部はやや水っぽく、膨れた下部に種が入っている[2]。一般のカボチャ同様、甘味とナッツの風味がある。繊維質が少なく、ねっとりした食感に特徴がある[2]。熟すと次第にオレンジ色が深くなり、甘味が増して濃厚な味になる。食物繊維、ビタミンC、マンガン、マグネシウム、カリウムなどの栄養素を含み、ビタミンAとビタミンEは特に豊富である。
食材とするのは果実だが、野菜として調理される。調理法としては、ロースト(オーブン焼き)やソテー、カリカリに炙る、ピュレにしてスープに用いるなどがある。マッシュしたものをキャセロールに入れたりパンやマフィンの生地に混ぜることもある。
歴史
[編集]バターナッツの中でもっとも普及している変種、ウォルサム・バターナッツはマサチューセッツ州ウォルサムにあるウォルサム試験場においてロバート・ヤングが作出したとされる[3][4]。しかし、ドロシー・レゲットが主張するところでは、その夫チャールズが1940年代にマサチューセッツ州ストウでウォルサム・バターナッツを作り出し、ウォルサム試験場の研究者に伝えたのだという。ドロシーによれば、チャールズはグースネック・スクワッシュとハバード・スクワッシュを掛け合わせて新しい品種を作り、「バターのように滑らかで、ナッツのように甘い」ことから名をつけた[5]。
利用
[編集]オーブン焼きはバターナッツ・スクワッシュの調理法として代表的なものである。果実を長軸に沿って二つに割り、油を塗るか水で濡らした断面を下にしてクッキングシートに置き、柔らかくなるまで45分ほどオーブンで焼く。焼きあがったものは様々な料理に用いられる[6]。
果皮や果梗、種はふつう食用とせず、料理の前に取り除いておく[7]。ただし、種は生でも焼いても食べることができる。果皮は加熱すると柔らかくなって食べられる。
オーストラリア
[編集]オーストラリアではパンプキン(pumpkin)の一種とみなされており、ほかの種類のパンプキンと同じように使われる。
南アフリカ
[編集]バターナッツ・スクワッシュは南アフリカ共和国でも一般的に食べられており、スープにしたり丸ごとグリルで焼いたりする例が多い。グリル焼きにする場合、ナツメグとシナモンなどのスパイスを振ったり、中に詰め物(ほうれん草とフェタチーズなど)をしてからホイルに包んで焼く。グリル焼きは「ブラーイス」(バーベキュー)の付け合わせとされ、スープは前菜にされる。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “Commercial production of pumpkins and grammas”. Department of Agriculture and Fisheries, Queensland Government, Australia. 2018年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月14日閲覧。
- ^ a b “バターナッツ・スカッシュ<かぼちゃの品種”. 旬の食材百科. フーズリンク. 2017年4月23日閲覧。
- ^ Massachusetts Department of Agriculture Farm & Market Report, Vol. 78, No. 10, October 2001
- ^ Arena, Al (28 October 2009). "Interview/Discussion Report for Waltham Farming History Project" (Interview). Interviewed by Nicole Chan. Waltham.
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を指定する場合、|url=
も指定してください。 (説明) - ^ “A Familiar Squash with Surprising Origins”. Apple Country Living. 15 September 2013閲覧。
- ^ “Butternut Squash”. Traditional-Foods.com (2011年). 2012年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。7 January 2012閲覧。
- ^ “Butternut Squash”. Veg Box Recipes (2008年). 15 September 2013閲覧。