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バイタリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

バイタリス (Vitalis) は、1940年代アメリカ合衆国で発売された男性用の液体整髪料ブランド

日本では、1962年に発売され、それまでのポマード類に代わる液体整髪料として一世を風靡した。

アメリカ合衆国

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バイタリスは、アメリカ合衆国の製薬会社ブリストルマイヤーズ社(後のブリストル・マイヤーズ スクイブ)が開発し、1940年代に発売した[1]。その独特の強烈な匂いは、医院のようだと評されていた[1]

バイタリスのブランドは、後に売却され、2000年代には、ヘレン・オブ・トロイ・リミテッド英語版の所有となった[2]

日本

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1962年当時のライオン歯磨(後のライオン)が、ブリストルマイヤーズ社と技術提携して、バイタリスを日本で発売した[3][4]。油で頭髪を固める従来の整髪料とは違ってベトつかず[5]アイビールックとともに流行した七三分けアイビーカットに向いた整髪料として大ヒット商品となった[4][6]。翌1963年には、資生堂も液体整髪料「MG5」を独自に開発して発売し、市場は急成長した[6]1967年にMG5が19品目23種類の男性化粧品ブランドとして全面展開されると、それに押されてバイタリスの人気は後退した[6]

大衆文化の中で

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関連項目

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ライオンの女性を主体としたヘアケアシリーズ

脚注

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  1. ^ a b Faustini, Matthew (2013年10月4日). “Cascading Style: Vitalis Hair Tonic Review”. Geeky Gentleman. 2021年5月3日閲覧。
  2. ^ Helen Of Troy Developing Sea Breeze, Vitalis Extensions, Ads”. MedTech Insight /Informa plc. (2003年1月20日). 2021年5月3日閲覧。
  3. ^ ライオンの歴史”. ライオン. 2021年5月3日閲覧。
  4. ^ a b 第二部 時代とともに歩む〜柳屋の戦後復興と商品開発〜 4. ヘアリキッドの襲来”. 柳屋本店. 2021年5月3日閲覧。
  5. ^ 上杉恵子 (1997年3月20日). “男性化粧品、ここまできました--女性に追いつけ…追い越した!?”. 毎日新聞・東京朝刊be: p. 17. "男性も身だしなみに気を配る余裕が出てきた1962年、米国からリキッド整髪料「バイタリス」が上陸(発売元ライオン歯磨=当時)、ベトつかないヘアが流行した。"  - 毎索にて閲覧
  6. ^ a b c 浜田奈美 (2014年10月4日). “(あのとき・それから)昭和42年 化粧品ブランド「MG5」誕生 「男もオシャレ」何が悪い”. 朝日新聞・夕刊be: p. 4. "62年、アメリカ生まれの液体整髪料「バイタリス」が日本に上陸すると、大ヒット。それまでの整髪料は油で頭髪を固めるタイプだったが、自然な仕上がりの「バイタリス」は、アイビールックに欠かせない自然な七三分け「アイビーカット」に、ぴったりな整髪料だったのだ。その翌年、資生堂が日本初の液体整髪料「MG5」を発売する。...より自然な使用感の整髪料の開発に成功し、狙い通り「MG5」は大ヒットした。...同社は、過去に発売したスキンケアやフレグランスなどの商品を統合。パッケージを黒と銀のダイヤカットが印象的なデザインに統一し、19品目23種類の本格的な男性化粧品ブランド「MG5」として、67年に全面リニューアルした。新ブランドは「バイタリス」の人気を抜き去り、男性のオシャレの定番商品となった。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  7. ^ 葉山ツイスト”. Uta-Net / PAge One. 2021年5月3日閲覧。