ハールク (補給艦)
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ハールク | |
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基本情報 | |
建造所 | イギリス、スワン・ハンター[1] |
運用者 | イラン海軍 |
艦種 | 補給艦・ヘリコプター母艦[1] |
艦歴 | |
起工 | 1976年 |
進水 | 1977年 |
竣工 | 1978年 |
就役 | 1984年 |
要目 | |
満載排水量 | 33,014 t[1] |
全長 | 207.15m [1] |
最大幅 | 25.5 m[1] |
吃水 | 9.14 m[1] |
ボイラー | バブコック・アンド・ウィルコックス製×2基[2] |
主機 | Pametrada 蒸気タービン×2基[2] |
推進 | スクリュープロペラ×1軸[2] |
出力 | 26,780 shp[1] |
最大速力 | 21 kt[1] |
乗員 | 250名[1] |
兵装 |
・オート・メラーラ 76 mm 砲×1基 ・23mm連装機関砲×6基[1] |
搭載機 | シーキング×3基[1] |
ハールク(英語: IRIN Kharg, 431、ペルシア語: خارک、カーグの表記もある[3])は、イラン・イスラム共和国海軍(以下、イラン海軍)の補給艦である。
艦名はペルシャ湾に浮かぶイラン領の島、ハールク島(カーグ島)に由来する。
来歴
[編集]本艦は、パフラヴィー朝時代の帝政イラン海軍によってイギリスに発注され、同国海軍のオル型給油艦を基に建造された。[1][2]
1978年に竣工したが、同年1月からのイラン革命による混乱の結果、イラン海軍への引き渡しは1984年までずれ込んだ。
2012年2月18日には、「ハールク」がスエズ運河を経由してシリアへの親善訪問へ向かったことが報じられた[4]。
2021年6月2日、オマーン湾で火災を起こし、イラン南部ジャースクの沖合で沈没した[5][6]。ロシア海軍との合同演習に向かっていた途中で400名の候補生が便乗しており、乗組員33名が負傷したと報じられている[3]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l GlobalSecurity.com - Kharg helicopter carrier / replenishment ship
- ^ a b c d MilitaryFactory.com - IRIN Kharg (431)
- ^ a b 「海外艦艇ニュース イラン海軍の補給艦が沈没」 『世界の艦船』第953集(2021年8月特大号) 海人社 P.183
- ^ BBC NEWS Iran warships enter Mediterranean via Suez Canal
- ^ “Iran’s biggest navy ship sinks after fire in Gulf of Oman - media”. ロイター. 2021年6月2日閲覧。
- ^ “イラン海軍最大級の艦船、出火後に沈没 オマーン湾”. AFP. (2021年6月2日) 2021年6月5日閲覧。
関連項目
[編集]- イラン海軍艦艇一覧
- オル型給油艦 (2代) - ハールクの基設計の給油艦
- キッド級ミサイル駆逐艦 - 帝政イラン海軍がアメリカ合衆国に発注したミサイル駆逐艦。革命とアメリカ大使館人質事件によってイランへの引き渡しは中止され、アメリカ海軍で就役した。