ハ・ジョンウ
ハ・ジョンウ 하 정우 | |||||
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2016年 | |||||
本名 | 김 성훈(キム・ソンフン) | ||||
生年月日 | 1979年3月11日(45歳) | ||||
出生地 | 韓国・ソウル特別市 | ||||
身長 | 184 cm | ||||
職業 | 俳優、映画監督、脚本家、映画プロデューサー | ||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ | ||||
活動期間 | 2003年 - | ||||
著名な家族 | キム・ヨンゴン(父)[1] | ||||
事務所 | ワークハウスカンパニー[2] | ||||
主な作品 | |||||
映画 『チェイサー』 『国家代表!?』 『哀しき獣』 『ベルリンファイル』 『テロ、ライブ』 『群盗』 『いつか家族に』 『暗殺』 『お嬢さん』 『トンネル 闇に鎖された男』 『神と共に』シリーズ 『1987、ある闘いの真実』 『PMC:ザ・バンカー』 『白頭山大噴火』 | |||||
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ハ・ジョンウ | |
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各種表記 | |
ハングル: | 하 정우 |
漢字: | 河 正宇 |
発音: | ハ ジョンウ |
ローマ字: | Ha Jung-woo |
各種表記(本名) | |
ハングル: | 김 성훈 |
漢字: | 金 聖勳 |
発音: | キム ソンフン |
ローマ字: | Kim Sung-hoon |
ハ・ジョンウ(朝: 하 정우、1979年3月11日 - )は、韓国の俳優、映画監督、脚本家、映画プロデューサー。ワークハウスカンパニー所属[2]。身長184cm、体重75kg。血液型A型[3]。本貫は光山金氏[4]。
略歴
[編集]韓国のソウル高等学校を経て、中央大学校演劇学科卒業。1998年にCM出演で商業デビュー。大学卒業後は『カルメン』や『オセロ』など20作余りの舞台演劇に出演してキャリアを積み、2003年1月韓国公開の『マドレーヌ』でスクリーンデビューを果たす[5]。時をほぼ同じくしてドラマ界にも進出、『プラハの恋人』で注目される。兵役中には約10本の軍広報映画に出演し、2000年3月から約3か月間、東ティモールで慰問公演勤務をした経験がある。
2010年並びに2011年に、百想芸術大賞映画部門の男性最優秀演技賞を『国家代表!?』と『哀しき獣』で2年連続受賞[6][7]。2013年に『ベルリンファイル』でも同賞を受賞した[8]。
2017年韓国公開の主演映画『神と共に 第一章:罪と罰』が、観客動員数1,441万人を突破する大ヒットを記録[9]。翌2018年公開の続編『神と共に 第二章:因と縁』も観客動員数1,227万人を突破した[9]。
2018年に所属事務所アーティストカンパニーとの契約満了後[10]、個人事務所ワークハウスカンパニーを設立[2]。
2020年7月、2019年1月から9月までソウル市江南にある整形外科でプロポフォールを違法に投薬した疑惑と弟やマネージャーの名義で投薬した経緯について、ソウル中央地検が調査していることが明らかになった[11]。2021年7月10日、ソウル中央地裁で初公判が開かれ、ハ・ジョンウは起訴事実を全て認め、検察は罰金1000万ウォン(約100万円)を求刑した[12]。同年9月14日、ソウル中央地裁の一審判決で3000万ウォン(約280万円)の罰金刑が言い渡され、控訴期限(同年9月23日)までに控訴しなかったため、罰金刑が確定した[13]。
人物
[編集]趣味は水泳・ピアノ・剣道・絵画。特に絵画(抽象画)の腕前が近年注目され、個展を開くまでになっているが、本人はあまりそれを表に出していない。
父親は韓国で有名なベテラン俳優のキム・ヨンゴンだが、その事実はしばらく公表されていなかった[1]。2004年頃までは本名のキム・ソンフンで活動していた。
出演
[編集]映画
[編集]- マドレーヌ(原題:마들렌, 2003年) - ジュノ 役
- スーパースター カム・サヨン(原題:슈퍼스타 감사용, 2004年) - OB キム・ウヨル 役
- 恋の潜伏捜査(原題:잠복근무, 2005年) - 刑事 チョ・ギフン 役
- 許されざる者(原題:용서받지 못한 자, 2005年) - ユ・テジョン 役
- 九尾狐(クミホ)家族(原題:구미호 가족, 2006年) - 子ども 役
- 絶対の愛(原題:시간, 2006年) - ジウ 役
- 私,そんな人ではありません(原題:나, 그런 사람 아니에요, 2006年) - 刑事 役
- ブレス(原題:숨, 2007年) - 夫 役
- 情事 セカンド・ラブ(原題:두 번째 사랑, 2007年) - キム・チハ 役
- 私たちの生涯最高の瞬間(原題:우리 생애 최고의 순간, 2008年) - マ・ソンナム 役
- 素晴らしい一日(原題:MY DEAR ENEMY, 2008年) - ビョンウン 役
- チェイサー(原題:추격자, 2008年) - チ・ヨンミン 役
- よく知りもしないくせに(原題:잘 알지도 못하면서, 2008年) - 彫刻家 チャンホ 役 ※友情出演
- ノーボーイズ,ノークライ(2009年) - ヒョング 役
- 国家代表!?(原題:국가대표, 2009年) - ボブ/チャ・ホンテ 役
- パラレルライフ(原題:평행이론,2010年) - チャン・スヨン 役
- 哀しき獣(原題:황해, 2010年) - キム・グナム 役
- 愛してる、愛してない(原題:사랑한다 사랑하지 않는다, 2011年) ※声の主演
- 依頼人(原題:의뢰인, 2011年) - カン・ソンヒ 役
- 悪いやつら(原題:범죄와의 전쟁: 나쁜놈들 전성시대, 2012年) - チェ・ヒョンべ 役
- ラブフィクション(原題:러브 픽션, 2012年) - ク・チュウォル 役
- ベルリンファイル(原題:베를린, 2013年) - ピョ・ジョンソン 役
- テロ、ライブ(原題:더 테러 라이브, 2013年) - ユン・ヨンファ 役
- 群盗(原題:군도: 민란의 시대, 2014年) - トルムチ 役
- いつか家族に(原題:허삼관, 2015年) - ホ・サムグァン 役 ※兼監督
- 暗殺(原題:암살, 2015年) - ハワイ・ピストル 役
- お嬢さん(原題:아가씨, 2016年) - 藤原伯爵 役
- トンネル 闇に鎖された男(原題:터널, 2016年) - イ・ジョンス 役
- プロミス〜氷上の女神たち〜(原題:국가대표2, 2016年) - チャ・ホンテ 役 ※友情出演
- 神と共に 第一章:罪と罰(原題:신과함께-죄와 벌, 2017年) - カンニム 役
- 1987、ある闘いの真実(原題:1987, 2017年) - チェ・ファン 役
- 神と共に 第二章:因と縁(原題:신과함께-인과 연, 2018年) - カンニム 役
- PMC:ザ・バンカー(原題:PMC: 더 벙커, 2018年) - エイハブ 役
- ガール・コップス(原題:걸캅스, 2019年) - モーテル職員 役 ※カメオ出演
- 白頭山大噴火(原題:백두산, 2019年) - チョ・インチャン 役
- クローゼット(原題:클로젯, 2020年) - サンウォン 役
- ランサム 非公式作戦(原題:비공식작전, 2023年) - ミンジュン 役
- ボストン1947(原題:1947 보스톤, 2023年) - ソン・ギジョン 役
- ハイジャック(原題:하이재킹, 2024年) - テイン 役
ドラマ
[編集]- 武人時代(2003年 - 2004年、KBS) - イ・ジグァン 役
- プラハの恋人(2005年、SBS) - アン・ドンナム 役
- H.I.T. -女性特別捜査官-(2006年、MBC) - キム・ジェユン 役
- アントラージュ(2016年、tvN) - ジョンウ 役
- ナルコの神(2022年、Netflix) - カン・イング 役
CM
[編集]- 韓国バスキン・ロビンス「サーティワンアイスクリーム」(1998年)
- バッカス(박카스)(2001年)
- 韓国ケンタッキーフライドチキン「スマートバケット」(2005年)
- 韓国麹淳堂「百歳酒」(2007年)
ミュージック・ビデオ
[編集]- Big Mama「背反」(2007年)
監督作品
[編集]- ローラーコースター!(2013年)
- いつか家族に(2015年) ※兼 主演
受賞歴
[編集]- 第8回ディレクターズ・カット・アワード 今年の新人演技者賞(2005年、『許されざる者』)
- 第25回韓国映画評論家協会賞 新人男優賞(2005年、『許されざる者』)
- CINE21映画賞 今年の男性新人俳優(2005年、『許されざる者』)
- ポルト国際映画祭 男優主演賞(2007年、『絶対の愛』)
- 第16回春史大賞映画祭 男優主演賞(2008年、『チェイサー』) ※キム・ユンソクと共同受賞
- 第31回黄金撮影賞 最優秀男優主演賞(2008年、『チェイサー』)
- CINE21映画賞 今年の男性俳優(2008年、『チェイサー』)
- 第4回プレミア・ライジングスター・アワード 男優主演賞(2008年、『チェイサー』)
- 第11回ディレクターズ・カット・アワード 今年の男性演技者賞(2008年、『チェイサー』『素晴らしい一日』)
- 第9回大韓民国映像大典 映画俳優部門 フォトジェニック賞(2008年)
- 第3回A-Award 知性部門(今年の男性賞)(2008年)
- 第18回釜日映画賞 男優主演賞(2009年、『素晴らしい一日』)
- 第10回釜山映画評論家協会賞 男優主演賞(2009年、『素晴らしい一日』)
- 第30回青龍映画賞 人気スター賞(2009年、『国家代表!?』)
- 第17回春史大賞映画祭 共同演技賞(2009年、『国家代表!?』)
- 第6回マックスムービー最高の映画賞 最高の男性俳優賞(2009年、『国家代表!?』)
- 第5回大韓民国大学映画祭 男優主演賞(2009年、『国家代表!?』)
- 第3回Mnet 20’s Choice ホットムービースター 男性部門(2009年、『国家代表!?』)
- 第46回百想芸術大賞 男性最優秀演技賞(2010年、『国家代表!?』)
- 第47回百想芸術大賞 男性最優秀演技賞(2011年、『哀しき獣』)
- 第5回アジア・フィルム・アワード 男優主演賞(2011年、『哀しき獣』)
- 第31回韓国映画評論家協会賞(2011年、『哀しき獣』)
- 第33回青龍映画賞 人気スター賞(2012年、『悪いやつら』)
- 富川国際ファンタスティック映画祭 プロデューサーズ・チョイス(2012年)
- 第3回大韓民国大衆文化芸術賞 国務総理表彰(2012年)
- 第4回ピアソン映像フェスティバル 男性最高俳優賞(2012年)
- 第5回スタイル・アイコン・アワード TOP10スタイルアイコン賞(2012年)
- 第49回百想芸術大賞 男性最優秀演技賞(2013年、『ベルリンファイル』)
- 第8回A-Award カリスマ部門(今年の男性賞)(2013年)
- 第14回釜山映画評論家協会賞 男優主演賞(2013年、『テロ、ライブ』)
- 第34回黄金撮影賞 演技大賞(2014年、『テロ、ライブ』)
- 第9回大阪アジアン映画祭 来べき才能賞(2014年、『ローラーコースター』)
- 第20回春史大賞映画祭 男優主演賞(2015年、『群盗』)
- 光州国際映画祭 優秀アジア太平洋新人監督賞(2015年、『いつか家族に』)
- ハワイ国際映画祭 ルネッサンス賞(2015年、『暗殺』)
- 第22回春史大賞映画祭 男優主演賞(2017年、『トンネル 闇に鎖された男』)
- 第7回マリ・クレーズ映画祭 パイオニア賞(2018年、『神と共に 第一章:罪と罰』)
- 第3回Asia Artist Awards 俳優部門 ファビュラス賞・今年のアーティスト賞・ベストアーティスト賞(2018年、『神と共に 第一章:罪と罰』)
- 第2回ザ・ソウルアワード 映画部門 男優主演賞(2018年、『神と共に 第一章:罪と罰』)
- 第28回消費者の日 KCA文化芸術授賞式 2018観客が選ぶ今年の俳優(2018年、『神と共に 第二章:因と縁』)
- 第52回納税者の日 大統領表彰(2018年)
- 第2回青龍シリーズアワード 主演男優賞(2023年、『ナルコの神』)
脚注
[編集]- ^ a b “ハ・ジョンウ「父キム・ヨンゴン、12年前に離婚」打ち明ける”. 中央日報. (2009年8月4日) 2009年8月4日閲覧。
- ^ a b c “ファン・ボラ、ハ・ジョンウが設立したワークハウスカンパニーと専属契約締結”. もっと!コリア (2018年11月12日). 2019年9月11日閲覧。
- ^ 인물정보(人物情報) NAVER 2011年7月7日閲覧。
- ^ “스카이데일리, 김수환 추기경 가문, 왕건의 개국공신 명문가”. www.skyedaily.com (2016年7月11日). 2022年11月8日閲覧。
- ^ 하정우(ハ・ジョンウ) NAVER 영화(映画) 2011年7月7日閲覧。
- ^ 46th 백상예술대상 (第46回 百想芸術大賞) 2011年7月7日閲覧。
- ^ 47th 백상예술대상 (第47回 百想芸術大賞) 2011年7月7日閲覧。
- ^ “「第49回 百想芸術大賞」テレビ部門14部門中8部門をSBSが総なめ(総合)”. Kstyle (2013年5月10日). 2019年9月22日閲覧。
- ^ a b “二部作累計動員2700万人!韓国国民の半分以上が見た『神と共に』二部作連続公開”. エキサイトニュース (2019年5月30日). 2019年5月30日閲覧。
- ^ “ハ・ジョンウ、アーティストカンパニーとの契約が満了…マネジメント業務終了に合意(公式発表)”. Kstyle. (2018年9月27日) 2019年9月15日閲覧。
- ^ “韓国検察「俳優ハ・ジョンウ、プロポフォールの違法投与疑惑を調査…内容確認は難しい」”. 中央日報. (2020年7月23日) 2023年2月22日閲覧。
- ^ “[韓流]プロポフォール違法投与 ハ・ジョンウが初公判で起訴事実認める”. 聯合ニュース. (2021年8月10日) 2023年2月22日閲覧。
- ^ “プロポフォール違法投与のハ・ジョンウ 罰金刑が確定”. 聯合ニュース. (2021年9月24日) 2023年2月22日閲覧。