ハンター・ヘンリー
ハンター・ヘンリー(Hunter Henry、1994年12月7日 - )は、アメリカ合衆国アーカンソー州リトルロック出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはタイトエンド(TE)。NFLのニューイングランド・ペイトリオッツに所属している。
Hunter Henry | |||||
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チャージャーズ時代のヘンリー | |||||
ニューイングランド・ペイトリオッツ #85 | |||||
ポジション | タイトエンド | ||||
生年月日 | 1994年12月7日(29歳) | ||||
出身地 |
アメリカ合衆国 アーカンソー州リトルロック (アーカンソー州) | ||||
身長: | 6' 5" =約195.6cm | ||||
体重: | 250 lb =約113.4kg | ||||
経歴 | |||||
高校 |
プラスキーアカデミー (アーカンソー州リトルロック (アーカンソー州)) | ||||
大学 | アーカンソー大学 | ||||
NFLドラフト | 2016年 / 2巡目全体35位 | ||||
所属歴 | |||||
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NFL 通算成績 | |||||
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Player stats at PFR |
カレッジフットボールはアーカンソー大学でプレーし、2016年のNFLドラフトでサンディエゴ・チャージャーズ(現在のロサンゼルス・チャージャーズ)に2巡指名された。
2021年にニューイングランド・ペイトリオッツに加入するまでに、チャージャーズで5シーズンを過ごした。
大学入学以前
[編集]ヘンリーは、1994年12月7日にアーカンソー州リトルロックで生まれた。 2000年の夏に、父親の仕事の都合でアトランタに引っ越した。そして、高校1年生のときにリトルロックに戻り、リトルロックのプラスキアカデミーで4年間を過ごした。新入生として、ヘンリーは高校のフットボールチームのオフェンシブタックル、ワイドレシーバー、ディフェンシブエンドで多くプレーしていた。プラスキーアカデミーのスプレッドオフェンスのスキームがタイトエンドというポジションに重きを置かなかった為、高校でのキャリアにおいてタイトエンドをプレーしなかった。ヘンリーは2、3、4年の3年間先発メンバーとしてプレーし、2011年にブルーインズで州選手権に優勝した。
ヘンリーは、2012~13年のオールアメリカンチームに指名され、全米トップの新入生の 1人だった[1]。
大学時代
[編集]2015年、ヘンリーはアーカンソー大学のフットボールチームの歴史において最も記憶に残るプレーの1つに関与した。ミシシッピ大学との試合の延長戦において、4th down & 25のシチュエーションでヘンリーはクォーターバックのブランドン・アレンからパスをキャッチし、ファーストダウンあと少しの所でタックルされそうになり、ヘンリーはボールを後ろに投げ捨てた。そのファンブルボールをランニングバックのアレックス・コリンズが拾い上げ、ファーストダウンを獲得。そのプレーにおいてアーカンソー大は31ヤードをゲイン。最終的にタッチダウンと2ポイントコンバージョンを取ることに成功し、アーカンソー大はその試合で勝利をおさめた。この模様は、広くメディアに取り上げられ、何度も放送された。そして、ヘンリーはジョン・マッキー賞の最優秀タイトエンド賞を受賞し、2015年から2016年のシーズンにはコンセンサス・オールアメリカンにも選出された[2]。ヘンリーは、アーカンソー大学が史上初めて連続してボウルゲームに勝利するのに貢献し、 2014年のテキサスボウルで元サウスウェストカンファレンスのライバルであるテキサス大学オースティン校を破り、そして、2016年のリバティーボウルでカンザス州立大学を破った。
2016年1月4日、ヘンリーは2016年のNFLドラフトへの参加を表明した[3]。
大学のキャリア統計
[編集]NCAA キャリア統計 | ||||||||
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アーカンソー・レイザーバックス | ||||||||
シーズン | チーム | カンファレンス | 出場 | 受信 | ||||
回数 | 獲得ヤード | 平均獲得ヤード | 最長 | TD | ||||
2013 | アーカンソー大 | SEC | 10 | 28 | 409 | 14.6 | 66 | 4 |
2014 | SEC | 12 | 37 | 513 | 13.9 | 54 | 2 | |
2015 | SEC | 13 | 51 | 739 | 14.5 | 79 | 3 | |
キャリア[4] | 35 | 116 | 1,661 | 14.3 | 79 | 9 |
プロでのキャリア
[編集]ドラフト前
[編集]2016年初めに、ヘンリーは2016年のNFLドラフトで1巡〜2巡での指名を予想されていた。 [5] [6]ヘンリーはNFLコンバインでほとんどのフィジカルドリルをクリアしたが、ベンチプレスではその年のタイトエンド最低の数値を出した。 [7]ヘンリーは、40ヤード走の4.67秒、ベンチプレスで21回を記録し、2016 年のNFLドラフトでトップタイトエンドの1人として、地位を確立した。 [8]
身長 | 体重 |
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6 ft 4+7⁄8 in (195 cm) |
250 lb (113 kg) |
ヘンリーは2016年のNFLドラフトの2巡目(全体35位)でサンディエゴ・チャージャーズに指名された。 [9]ヘンリーは2016年のNFLドラフトで指名された最初のタイトエンドだった。
サンディエゴ / ロサンゼルス・チャージャーズ時代
[編集]2016年シーズン
[編集]2016年6月2日、ヘンリーとチャージャーズは4年638万ドルで契約した[10]。
ヘンリーは、トレーニングキャンプでベテランのショーン・マクグラスとアサンテ・クリーブランドと、バックアップ争いをし、サンディエゴ・チャージャーズの2016年シーズン開始時には、プロボウルの選出が8回を誇るベテランのアントニオ・ゲイツとショーン・マクグラスに次ぐ3番目のタイトエンドとなった[11]。
開幕戦のチーフス戦で、ヘンリーはNFLデビューを果たし、1回のキャッチで20ヤードを記録したが、チームは延長戦を戦った末、33-27で敗北している。
翌週のジャガーズ戦でヘンリーは先発として出場し、チームの勝利に貢献した。
第4週のセインツ戦では、クォーターバックのフィリップ・リバースからのパスでNFLキャリア初のタッチダウンを記録し、この試合を通して4回のキャッチで61ヤードを記録したが、チームは35-34で敗北した。
第6週のブロンコス戦では、6回のキャッチで83ヤードを記録し、チームをキャッチ数でリードした[12]。
第15週のレイダース戦で、チームは19-16で敗れたが、ヘンリーは3回のキャッチで37ヤードを記録、翌週のシーズンファイナルとなったチーフス戦でもチームは敗北を喫しているが、ヘンリーは"サンディエゴ"・チャージャーズの歴史において、最後のタッチダウンを記録した。
ルーキーシーズンで、ヘンリーは過去10年間のルーキータイトエンドで2番目に多くのタッチダウンを記録し(ロブ・グロンコウスキーに次ぐ)、NFL史上5番目に多いルーキータイトエンドによるタッチダウンを記録した[13]。
2017年シーズン
[編集]第15週のチーフス戦で、ヘンリーは膝の怪我でゲームを欠場した。翌日、彼は腎臓の裂傷を患い、2017年12月19日にインジュアリー/リザーブリストに入れられた。[14]ヘンリーは2017年シーズンを通して、45回のキャッチで579ヤード、4タッチダウンを記録し、シーズンを終えた。 [15]
2018年シーズン
[編集]2018年5月22日、ヘンリーはOTA中に 前十字靭帯断裂の怪我に見舞われ、2018年シーズンの全試合を欠場した。 [16] 2018年9月1日、ヘンリーはPUPリストに入れられ、シーズン後半に復帰する機会を得ることができた。 [17]そして、2019年1月7日のディビジョナル・ラウンドゲームでアクティブ登録され、ニューイングランド・ペイトリオッツと対戦したが、敗北している。 [18]その年にペイトリオッツは第53回スーパーボウルで優勝した。
2019年シーズン
[編集]2019年9月11日、ヘンリーは左膝の脛骨プラトー骨折を負い、数週間離脱することとなった。 [19]ヘンリーは第6週のスティーラーズ戦で復帰し、そのゲームで、ヘンリーは8回のキャッチで100 ヤードで、2タッチダウンを記録したが、24-17で敗北した。 [20] 2019年シーズンを通して、ヘンリーは55回のキャッチで652ヤード、5タッチダウンを記録した。 [21]
2020年シーズン
[編集]チャージャーズは、2020年3月13日にヘンリーにフランチャイズタグを付けた。[22]ヘンリーは、2020年12月24日にチームによってCOVID-19/リザーブリストに入れられ[23] 、2021年1月7日にアクティブ登録された。 [24]
ニューイングランド・ペイトリオッツ時代
[編集]2021年シーズン
[編集]2021年3月19日、ヘンリーはニューイングランド・ペイトリオッツと3年3,750万ドルの契約を結んだ。[25] 彼は、第4週のバッカニアーズ [26]戦でクォーターバックのマック・ジョーンズから彼のペイトリオッツキャリア初となるタッチダウンパスをキャッチし、10試合にわたって、ヘンリーは7タッチダウンパスをキャッチし、ルーキークォーターバックであったマック・ジョーンズの重要なレッドゾーンターゲットとしての地位を確立した。 [27] 2021年シーズンを通してヘンリーは、50回のキャッチで603ヤード、9タッチダウンを記録している。
NFLでのキャリア成績
[編集]年 | チーム | ゲーム | レシービング | ファンブル | ||||||
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出場 | 先発 | 回数 | 獲得ヤード | 平均獲得ヤード | 最長ヤード | TD | ファンブル数 | ロスト | ||
2016 | SD | 15 | 10 | 36 | 478 | 13.3 | 59 | 8 | 1 | 1 |
2017 | LAC | 14 | 13 | 45 | 579 | 12.9 | 34 | 4 | 0 | 0 |
2018 | 0 | 0 | 怪我でプレーせず | |||||||
2019 | 12 | 12 | 55 | 652 | 11.9 | 30 | 5 | 1 | 1 | |
2020 | 14 | 14 | 60 | 613 | 10.2 | 33 | 4 | 0 | 0 | |
2021 | NE | 17 | 10 | 50 | 603 | 12.1 | 35 | 9 | 0 | 0 |
キャリア[28] | 72 | 59 | 246 | 2,925 | 11.9 | 59 | 30 | 2 | 2 |
私生活
[編集]ヘンリーは、2018年6月30日にアーカンソー州フォートスミスのパーカー・エリザベス・シュミットリーと結婚した。 [29]ハンターとパーカーの間には、2021年12月9日に生まれた1人息子であるジョン・エース・ヘンリーがいる。
脚注
[編集]- ^ Meyers (February 3, 2013). “Meet The 2013 All-America High School Football Lineup”. Parade. November 9, 2013閲覧。
- ^ “Arkansas vs. Ole Miss - Game Recap - November 7, 2015 - ESPN”. ESPN.com. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ Taylor (January 3, 2016). “A Letter From Hunter Henry” (English). Arkansas Razorbacks. January 4, 2016閲覧。
- ^ “Hunter Henry college stats”. sports-reference. February 10, 2017閲覧。
- ^ Zierlein (March 4, 2016). “Mock draft 3.0: Bosa falls to Bucs”. NFL.com. March 9, 2016閲覧。
- ^ Reuter (March 7, 2016). “Mock draft 3.0: Texans take Hackenberg”. NFL.com. March 9, 2016閲覧。
- ^ “National Football League website”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ “University Of Arkansas” (March 17, 2016). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ Henne, Ricky (April 29, 2016). “Chargers Draft Dynamic Arkansas Tight End Hunter Henry”. Chargers.com. August 16, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。May 29, 2017閲覧。
- ^ Spotrac.com. “Spotrac.com:Hunter Henry contract”. October 14, 2016閲覧。
- ^ “Ourlads.com: San Diego Charger's Depth Chart”. ourlads.com. December 29, 2016閲覧。
- ^ NFL.com. “NFL Player Profile:Hunter Henry”. October 14, 2016閲覧。
- ^ “Player Season Finder Query Results - Pro-Football-Reference.com”. Pro-Football-Reference.com. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ Henne (December 19, 2017). “Chargers Place Hunter Henry on IR”. Chargers.com. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ “Hunter Henry 2017 Game Log” (英語). Pro-Football-Reference.com. March 23, 2020閲覧。
- ^ Wesseling (May 22, 2018). “Hunter Henry suffers torn ACL in practice”. NFL.com. March 23, 2020閲覧。
- ^ Henne (September 1, 2018). “Chargers Cut Roster Down to 53”. Chargers.com. March 23, 2020閲覧。
- ^ Henne (January 7, 2019). “Hunter Henry Added to the Active Roster”. Chargers.com. March 23, 2020閲覧。
- ^ Hagemann (September 11, 2019). “Chargers' Hunter Henry suffered left knee fracture”. NFL.com. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ “Steelers' Conner scores 2 TDs, Hodges wins first start”. www.espn.com (October 13, 2019). October 13, 2019閲覧。
- ^ “Hunter Henry 2019 Game Log” (英語). Pro-Football-Reference.com. March 23, 2020閲覧。
- ^ “Chargers Place Franchise Tag on Hunter Henry”. Chargers.com. (March 13, 2020) March 13, 2020閲覧。
- ^ Simmons, Myles (December 24, 2020). “Chargers place Hunter Henry on COVID-19 list”. NBCSports.com February 8, 2021閲覧。
- ^ “Chargers' Hunter Henry: Activated from COVID-19 list”. CBSSports.com. (January 7, 2021) February 8, 2021閲覧。
- ^ JAPAN.COM, NFL. “ペイトリオッツが新たにタイトエンドを獲得、ハンター・ヘンリー加入へ”. NFL日本公式サイト. 2022年8月6日閲覧。
- ^ “Buccaneers vs. Patriots - Game Summary - October 4, 2021 - ESPN” (英語). ESPN.com. 2021年10月14日閲覧。
- ^ McKenna (14 November 2021). “Hunter Henry has been the Patriots' best red zone threat since Rob Gronkowski”. USA Today. 16 November 2021閲覧。
- ^ “Hunter Henry”. pro-football-reference.com. 14 October 2021閲覧。
- ^ “Real Arkansas Wedding: Parker Schmidly of Fort Smith & Hunter Henry of Little Rock - Arkansas Bride”. www.arkansasbride.com. March 23, 2020閲覧。
外部リンク
[編集]- Los Angeles Chargers bio
- Arkansas Razorbacks bio
- New England Patriots bio