ハワード (時計)
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ハワード(Howard)は高級懐中時計、置時計、塔時計を製造したアメリカの時計会社、及びそのブランドである。ウォルサムの創業に参画したエドワード・ハワード(Edward Howard )が1842年に設立した。
日本では札幌市時計台の機械を製造したメーカー、非常に高品質な懐中時計を作ったメーカー、またインターナショナル・ウォッチ・カンパニーの創業者フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ(Florentine Ariosto Jones )がスイスに渡る前に在籍していた会社として知られている。
現在[いつ?]の商標保有者はスウォッチグループである。
略歴
[編集]- 1842年 - "E. Howard Clock Co."設立。
- 1861年 - "Howard Watch and Clock Co."となる。
- 1861年 - "E. Howard Watch and Clock Co."となる。
- 1882年 - エドワード・ハワードが引退。
- 1903年 - クロック製造部門が"E. Howard Clock Co."として独立、懐中時計を販売する権利をキーストン(Keystone Watch Case Co. )[1]に売却。
- 1927年 - ハミルトンにブランドを売却。
- 1933年 - "Howard Clock Products Co."となる。
製品
[編集]懐中時計
[編集]キーストンに買収される前の製品は俗にオールドハワードと呼ばれる。この時代の精度表記は独特であり、犬(Hound)の刻印は無調整、馬(Horse)の刻印は温度調整のみ、鹿(Deer)の刻印は6姿勢及び温度調整を表す。
懐中時計のケースを作っていたキーストンが1903年にハワードブランドで懐中時計を製造販売する権利を取得。これ以後の製品は俗にキーストンハワードと呼ばれる。品質は充分に優秀だが、オールドハワードの血統にあるとはいいがたい。
塔時計
[編集]国内では、札幌市時計台の時打重錘振子式四面時計(製造番号738)、海外ではハワイ州ホノルルにあるアロハタワーの棟時計がハワード社製で、現在[いつ?]においてもメンテナンスされ時を刻んでいる。
脚注
[編集]- ^ 懐中時計のケースを作っていた。