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ノート:集落地理学

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「居住地理学」について

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{{疑問点}}を貼り付けた記述についてです。確かに、『地理学辞典 改訂版』(1989年、日本地誌研究所編)を読むと、「居住地理学」と「集落地理学」は同義のように捉えられますし、検証可能性を満たさない記述とはいえないようです。しかし、これは今もなおそう言えるのでしょうか。個人的には、「居住地理学」と聞いたとき、都市地理学におけるハウジング研究のことでは?とも思いました。例えば、由井義通先生の博士論文(1997年、外部リンク)の本文p.9(PDFファイルのp.17)では、ハウジング研究の意味で「居住地理学」と表記されている事例がある旨の記述があります。そして、現代の都市地理学が集落地理学から独立した一学問として成立していることを考えると、都市地理学におけるハウジング研究を集落地理学の一部とみなして集落地理学と同義とする記述には問題があるようにも感じるので、「居住地理学」という用語を用いるとしても、「集落地理学」=「居住地理学」とは必ずしもいえないとわかるような記載をした方が良いようには感じました。同様に、「居住地理学」が「集落地理学」へリダイレクトされていることにも問題があるのではないか、という気はしました。(ただ、独自研究にならないようにうまくまとめる必要はあるのですが)--郊外生活会話2020年10月17日 (土) 07:38 (UTC)[返信]

「居住地理学」なるものを初めて聞いたのでCinii検索してみたところ、戦前の研究で「居住地理学」と銘打った研究がなされていることがわかります。ご指摘の由井論文ですが、本文p.11では木内論文の引用によって「居住地理学あるいは集落地理学として発達をみたが、都市の住居地域についての文献(以下略)」という記述があり、ハウジング研究の源流として「居住地理学」あるいは「集落地理学」があることを言及しているんだろうと思われます。
また、岡田 (1995)[1]では、p.62で「日本の居住地理学(集落地理学)ひいては人文地理学にとって(以下略)」とあり、居住地理学と集落地理学が同義であるとされています。
以上のことから、学術用語としては「居住地理学」と「集落地理学」は同義とみなせるのではないかと思います。--サノマール会話2023年4月29日 (土) 15:07 (UTC)[返信]
  1. ^ 岡田俊裕『日本人文地理学説史研究 : 個人史的考察』(博士 (文学)論文)広島大学、1995年。doi:10.11501/3119906。学位授与番号: 乙第2735号。