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ノート:聖アントニウスの誘惑 (ロップスの絵画)

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改名提案[編集]

聖アントニウスの誘惑 (ロップスの絵画)への改名を提案します。絵画の作品名では古いキリスト教の聖人の名前はラテン語読みされるのが普通ではないでしょうか。1週間ほど様子を見て特にないようでしたら改名します。--月下薄氷会話2023年5月30日 (火) 14:38 (UTC)[返信]

  • 慎重意見)絵画では同名のサルバドール・ダリの作品ジュール・パスキンの作品などがあり、文化遺産オンラインには42件の「聖アントワーヌの誘惑」が収録されています。
  • またギュスターヴ・フローベールの小説「聖アントワーヌの誘惑岩波コトバンクなどがあります。
  • 有名どころでは、たとえばセザンヌの作品は聖アントワーヌの誘惑聖アントニウスの誘惑のように表記ゆれがあるようです。(同サイトの英語表記では「St.Anthony」)
  • 作品によってはパドヴァの聖アントニウスという表記もあります。これはスペイン人アントニオ・デ・ペレーダの作品。
  • まあ言語ごとの表記ゆれといったところです。ここらへんは、作者の属する文化圏ごとの読み方があるのかもしれません。
  • 本作の場合は、画家がベルギー人とのことなのでどう判断するかですね。世の中の用例はアントワーヌアントニウスどちらもみられます。
  • まあ上で示した用例の多くは「信頼できる情報源」には値しないかもしれないのですが、少なくとも「絵画の作品名では古いキリスト教の聖人の名前はラテン語読みされるのが普通」といえる根拠にはならないと思います。--柒月例祭会話2023年6月2日 (金) 09:21 (UTC)[返信]
    • 文化遺産オンラインの42件のうち、大半はオディロン・ルドンの作品なので、42という数字をそのまま例にすることはできません。ルドンの作品群はフローベールに着想を得たものであり、よってフローベールの作品が日本語でアントワーヌ、アントワヌと表記される以上、同様に表記されるのは当然でしょう。
    • 黒川光彦監修の『西洋絵画作品名辞典』では、ダリはアントワーヌ(Antoine, p.379)、セザンヌはアントニウス(Antoine, p.347)、ルドンはアントワーヌ(Antoine, p.901)。しかし美術史家・喜多崎親の論文ではフローベールもルドンもアントニウス[1]
    • ほか同辞典では、ドイツのシュルレアリムスの画家マックス・エルンスト(1891年-1976年)の作品はアントニウス(Anthony, p.95)。ドイツでは聖人の綴りはAntoniusであるらしく、その他のドイツの画家はいずれもアントニウス(Antonius, p.234、p.400、p.641)。
    • 東京の国立西洋美術館所蔵のフランスの画家アンリ・ファンタン=ラトゥール(1836年-1904年)の作品は『西洋絵画作品名辞典』、公式サイトともにアントニウス(Anthony, p.564、[2])。フランスの画家の作品なので原題では Antoine となっていたと思われます。 Antoine となっていなかったとしても、ではなぜアントニーやアンソニーとはならないのか。
    • 『西洋絵画作品名辞典』にパスキンは作品の記載なし、ロップスは画家自体記載なし。
    『西洋絵画作品名辞典』の凡例を読む限り、どの表記を用いるかについて明確な規定は日本の美術史界にはないようです。一部を抜粋すると「宗教画や神話画など主題が共通しているものについては、邦訳するにあたって、おおよそ『西洋美術解読辞典』(ジェームズ・ホール著、高階秀爾監修)に従って統一するよう心がけた」とあり、一方の『西洋美術解読辞典』の凡例では、聖人名について「本書では一応、14世紀以前の聖人にはラテン語の呼称を用い、それ以降の聖人については各国別(出身地もしくは主な活動地)の表記を用いるものとした」(p.19)とあります。しかし高階秀爾氏のような著名な学者がそう言うのであれば、「絵画の作品名では古いキリスト教の聖人の名前はラテン語読みされるのが普通」であるのは美術史界の共通認識とみて問題ないのではないしょうか。--月下薄氷会話2023年6月9日 (金) 08:45 (UTC)[返信]
返信 いろいろ情報をありがとうございます!
  • 「『西洋美術解読辞典』の凡例」については、辞典という性格上、表記の統一性を図るニーズがあって、「一応」と断った上で「こうした」とあります。これを以って「美術史界の共通認識とみて問題ない」とまで結論づけることには賛成しかねます。引用していただいた通り「どの表記を用いるかについて明確な規定は日本の美術史界にはない」というところまででしょう。
  • とはいえ、複数の表記スタイルがあることは確実で、Wikipediaでも異表記にはリダイレクトを用意すればよく、「共通認識」であるかどうかに関わらず、今回は記事名をラテン語表記に寄せようというのには反対しません。--柒月例祭会話2023年6月10日 (土) 03:59 (UTC)[返信]
確かに共通認識という言い方は行き過ぎであったかもしれませんが、おおむね慣例化しているのではないかと思います。ダリやフローベールに関してはそれよりもアントワーヌ・アントワヌの表記のほうが一般的に有名になったという側面はあるでしょう。では、もう1週間ほど様子を見て判断します。--月下薄氷会話) 2023年6月10日 (土) 06:39 (UTC)(微修正。--月下薄氷会話2023年6月10日 (土) 06:43 (UTC)[返信]
改名しました。--月下薄氷会話2023年6月17日 (土) 18:41 (UTC)[返信]