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ノート:竜馬

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以下の内容が記されていましたが、将棋の竜馬に関することではないので、削除しました。--嫦娥会話2012年6月4日 (月) 12:50 (UTC)[返信]

竜馬に擬えた作品

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音楽語り「真相天保水滸伝

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物語は、講談で知られている「天保水滸伝」を、明治初期に出版された「実況天保水滸伝」や史実に基づき、当時流行の娯楽であった将棋の戦法の「御神酒指し」を参考に書き改めた戯曲。

描かれている時代は、オランダフランス革命軍の侵略を受けて本国を失い、1797年より、オランダ船に見えるよう偽装させたアメリカ傭船長崎で貿易が開始された時代[1] から、日米修好通商条約の締結まで。

中心となる舞台は、天保の改革として、欧米艦隊による江戸侵略を想定した利根川印旛沼検見川という江戸の非常口を担う運河建設をスタートした際、建設予定地周辺で蜂起した親欧米派とそれを鎮圧しようとする鎖国派との内乱。

岩瀬繁蔵(笹川繁蔵)は、親欧米派の代表として描かれ、かつて慶長遣欧使節団によってカトリック教徒としてローマ市民権を取得した伊達家の、その子孫にあたる岩瀬忠震として書き改められている。そして、その岩瀬忠震は、天皇の勅許無く日米修好通商条約に署名し、開国後、伊達家の軍旗である日の丸が日本の旗になるという役どころ。一方、鎖国派の代表が飯岡助五郎。18世紀の初めに房総半島の海防を担当した白河藩主・松平定信の次男で、天保の改革に海防の老中を務めた真田幸貫(松平次郎)として書き改められている。

なお、この戯曲において繁蔵の子分の平手造酒は、登場人物ではない。講談で知られる「天保水滸伝」の真相を暗示させる将棋の戦法として、シナリオの基盤を担う。その将棋の戦法とは、全駒揃った「平手戦」から始まり、形勢不利に見えた状況から「御神酒指し」と言って駒を銚子型に組む態勢に持ち込み、角交換で「竜馬」に換える力技でもって王手を狙うというもの。銚子型の利根川河口に、親欧米派と鎖国派の両派が勢揃いして刺し合い、仙台藩お抱えの千賀ノ浦の角力でもあった繁蔵等による開国への蜂起から、「坂本竜馬」にバトンタッチするまでを暗示している。

2009年10月、千葉県旭市飯岡町で開催された飯岡助五郎没後150周年記念イベントにて、飯岡まちおこし実行委員会が発表した戯曲。著者は、音楽考古学者で戯曲作家の氏。

  1. ^ 東京都江戸東京博物館1999年発行「日米交流のあけぼの‐黒船きたる‐」