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ノート:宇宙のスカイラーク

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人類が初めて太陽系外に飛び出した作品?

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私もこの文章を見た覚えはあるのですが、是非出典を書いてください。日本大百科全書には厚木淳が『初めて人類が銀河系を越えて他の島宇宙に』としており、太陽系ではなくなっています。なお、デイヴィッド・リンゼイの『アルクトゥールスへの旅』は1920年出版なのでスカイラークの出版よりも前です。--アルビレオ会話2016年8月16日 (火) 23:52 (UTC)[返信]

お返事遅くなりました。 手持ちのもっとも古い資料ですと、『宇宙のスカイラーク』(ハヤカワSFシリーズ、1966年)の野田 宏一郎(野田昌宏)氏による解説「<スカイラーク・シリーズ>について」(P.248)で、(引用開始)「しかし、今日この『宇宙のスカイラーク』という作品の持つSF史的意義は、なんといっても、地球人類がはじめて太陽系をとび出し、銀河系から外の島宇宙へと果てしない旅への第一歩を印したのが、実にこの『宇宙のスカイラーク』の中でだったのだという事実をおいて他にはないのである」(引用終了)とあるのが確認できました。 また、次に古い資料では、『宇宙のスカイラーク』(角川文庫、1968年)の宇野利泰氏による解説(P.334)で、(引用開始)「われわれの太陽系を包含する銀河系を脱出して、他の島宇宙まで、想像が飛躍した画期的な作品がこれである」(引用終了)というのがありました。とするとご指摘の通り、「初めて太陽系外に」ではなく「初めて銀河系外に」に修正したほうが良いですね。Corwin会話2016年8月22日 (月) 00:22 (UTC)[返信]

修正しました。とりあえず語句のみ。出典は別途追記します。--アルビレオ会話2016年8月23日 (火) 21:13 (UTC)[返信]


この話題ですが、「人類が初めて銀河系外に飛び出した作品」と言うのは少し違うように思います。

「宇宙のスカイラーク」では、舞台は銀河系の中で、銀河系の外へは出ていきません。シートン達が初めて銀河系の外へ出ていくのは「スカイラーク3号」の最終章、銀河系から脱出して行ったフェナクローンの戦艦を追いかけていくところのはずです。


創元推理文庫の「宇宙のスカイラーク」の解説(ノート)でも厚木淳さんが、

「……こうして処女作「宇宙のスカイラーク」は陽の目を見ることになった。スペース・オペラの世界が、初めて銀河系を越えて他の島宇宙まで突入することになったのである。……」(創元推理文庫762 宇宙のスカイラーク P308より)

と書かれてはいますが、実際に読んでみると「宇宙のスカイラーク」では、銀河系の外へは出て行っていません。例えば、暗黒星からスカイラーク号が脱出した後、どこか着陸できそうな惑星を探す場面で、シートンが現在地球から約五千光年離れているといった発言をしています。そして、スカイラーク号の速度が1分間に1光年だとも言及しています(まだ銀河系の中)(ハヤカワのP123、創元のP155、角川のP168)。そこから、減速しながら惑星を探すわけですから、銀河系の外へとは出ていないはずです。 (オスノームって、地球より銀河系の中心に近い位置にあったような記憶が……(確かではない))

野田昌弘さんの書かれているように、銀河系の外へ出て行く「第一歩を印した」には間違いはないと思います(出て行くための「第一歩」は印したが、まだ銀河系外へとはでていない)。また、最初に他の島宇宙を訪れることになるのは、「ヴァレロンのスカイラーク」からだったと思います。 --Baldarfin会話2020年1月3日 (金) 02:54 (UTC)[返信]


書誌情報、『スカイラーク三号』の「三」を「3」に訂正しました

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創元推理文庫の「Skylark Three」の題名は、アラビア数字の「3」ですので、そのように訂正しました。 (所有の創元推理文庫版『スカイラーク3号』を確認の上訂正)

また、創元推理文庫の題名の「3」は全角の「3」に見えるので、全角の表示にしました。 --Baldarfin会話2019年12月30日 (月) 06:25 (UTC)[返信]

登場メカニックの「デュケーヌの宇宙船」について

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デュケーヌの宇宙船(1)とデュケーヌの宇宙船(2)の2つしか書かれていないのですが、確かヴァイオレット号という宇宙船にデュケーヌは載っていたなぁと思い確認してみました。

上記の2つの他に(ヴァイオレット号を含めて)4つあるようです。 以下、ハヤカワSFシリーズの「スカイラーク3」のページで書いておきます。

1. 地球で造られた葉巻型の宇宙船(六十インチ・クローム・ヴァナジウム鋼装甲)

「7 デュケーンの航行」のP107に「一隻の葉巻型の宇宙船が……」と記述あり。デュケーンが地球よりオスノームへの航行に使用。p123の最後の方に「ぼくたちのオンボロバスの六十インチ・クローム・ヴァナジウム鋼装甲の船体へ投射……」と記述あり。

2. 直径七十五フィートのコンダールの戦艦(六フィート厚のアレナック装甲、ヴァイオレット号)

「7 デュケーンの航行」のp120下段からp124あたりを参照。


以下は、ハヤカワSFシリーズの「ヴァレロンのスカイラーク」のページで書きます。

3. デュケーンが乗っ取ったフェナクローンの偵察艇

「1 デュケーン博士の計略」のp20から「2 XB二一八計画」のp23あたり

4. 上記の偵察艇を使って乗っ取った、フェナクローンの超弩級艦

「3 デュケーン戦艦を拿捕す」の部分

その後、この弩級艦から再度ヴァイオレット号に乗り換えてデュケーンはノルラミンへ行き、デュケーヌの宇宙船(2)をだまし取る事になります。


どこまで書くべきかは分かりませんが、少なくともヴァイオレット号は入れた方が良いと思います。


あと、デュケーヌの宇宙船(1)は、スカイラーク号の1/4の大きさのはずです。「スカイラーク号のコピー」と言う表現は少し引っかかりますが……。 (ハヤカワSFシリーズ「宇宙のスカイラーク」p70上段とp79下段参照)

--Baldarfin会話2019年12月30日 (月) 07:30 (UTC)[返信]