ノート:ムバーリズッディーン・ムハンマド
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[編集]本項目は「ムバリーズ・ウッディーン・ムハンマド」となっていましたが、これは誤記であるため、ムバーリズッディーン・ムハンマドに移動しました。
平凡社の東洋文庫、佐口透訳のドーソンの『モンゴル帝国史』(第六巻、1979年)p.385では、確かに「ムバリーズ・ウッディーン・ムハンマド」とあり、索引でも「 Mubarīz al-dīn Muhammad 」と書かれています。しかしながら、ムザッファル朝に関する一次資料であるクトゥビー Mahmūd al-Kutubī の『ムザッファル朝史(Tārīkh-i Āl-i Muẓaffar)』、ハーフィズ・アブルーの『ラシード集史続編(Dhayl Jāmi' al-Tawārīkh-i Rashīdī)』その他の資料では、 مبارز الدين محمدMubāriz al-Dīn Muhammad と書かれており、「ムバリーズ」ではなく、正しくは「ムバーリズ」と読まねばなりません。現行の『イスラーム百科事典』の第2版の「ムザッファル朝」の項目でもMubāriz al-Dīnであり、ムザッファル朝をあつかった日本語の論文(例えば、岩武昭男「ムバーリズッディーン・ムハンマドの廃位 : ムザッファル朝史の史料について」『人文論究』 関西学院大学、1997年12月など)でも「ムバーリズッディーン・ムハンマド」としており、邦訳『モンゴル帝国史』の「ムバリーズ」という表記は明らかに誤記と思われます。そのため、「ムバーリズ」に修正し、合わせて、Mubāriz al-Dīn も「ムバーリズ・ウッディーン」とするよりも、「サラーフッディーン」「ジャラールッディーン」その他の近い時代の人名の項目名に見られるように、現今の固有名詞における正則アラビア語の連音規則に基づいた表記である「ムバリーズッディーン」にする方が好ましいと思われます。これは同一形式の名称表記を統一する、という目的でもあります。これらの理由から、記事名を「ムバーリズッディーン・ムハンマド」に改めました。--Haydar 2010年3月20日 (土) 11:56 (UTC)