ノート:マグナ・マーテル
日本神話のイザナミもしばしば「大地母神」と呼ばれているようですが、この中に入りますかね?--Charon 2005年8月26日 (金) 13:35 (UTC)
正確性タグについて説明します
[編集]大地母神は普通名詞でしょう
[編集]「おお、大地母神という記事があるのか。」と思って、チャタル・ヒュユクから始まる神話学ないし宗教学的見地からの説明、あるいは日本神道における天照大神などの記事があるのかと、期待して開いてみたら、なぜかローマ神話限定の記事になっていて驚きました。
- 大地母神は普通名詞です。
- 『宗教学辞典』東京大学出版会 1973、p.539「地母神」(mother goddess)には、シュメール人、セム人、アメリカ(古代先住民)、インドにおける地母神信仰が列挙されています。「大地母神」に限定しても、エーゲ世界におけるクレタ島のミノア文明における大地母神、小アジアのキュベレーが挙げられて居ます。
- 『宗教学辞典』には、ローマ神話の大地母神について一言も触れられていないほどです。
- これを以てローマ神話に言及する価値なしなどという暴論を言うつもりは全くありませんが、しかし普通名詞をローマ神話限定のように書いてしまう記事には驚きました。
言い方としては大変恐縮ですが、大地母神が普通名詞、という認識が無い方が、2005年に記事を作成されたようです。黎明期の御苦労には敬意を表しますが、そろそろブラッシュアップするべきでしょう。
まずこの点についての抜本的解決策としては私からは一つしか提示出来ません。括弧つき記事への改名です。
大地母神信仰が聖母マリア崇拝に繋がった云々について
[編集]すくなくとも聖母マリア崇敬(生神女敬拝)を是とする教会はこれを認めない(つまり当事者は一切これを認めて居ない)こと、その認めて居ないだけの根拠も併せて、言及しなければ中立性を欠きます(中立性タグも貼ろうかと思ったのですが、一節だけの問題を記事全体の問題として拡大することも無かろうと思い、誰タグに留めました)。
以上、出典の明記タグと正確性タグを貼った理由を説明しました。可及的速やかに、改名提案を提出させて頂きます。--Kinno Angel(会話) 2013年5月5日 (日) 06:40 (UTC)
改名提案
[編集]大地母神 (ローマ神話)への改名を提案します。改名理由は上記の通り、大地母神は普通名詞だからです。大地母神の跡地は、地母神、チャタル・ヒュユクへの該当節、レアー、キュベレーなどへの曖昧さ回避とすることも併せて提案します。--Kinno Angel(会話) 2013年5月5日 (日) 06:48 (UTC)
- 2013年5月7日 (火) 14:54 (UTC)のGreeneyes3さんによる提案を受け、改名先提案内容を変更します。
- 大地母神 → マグナ・マーテル
- 大地母神の跡地 → 地母神へのリダイレクト化--Kinno Angel(会話) 2013年5月7日 (火) 15:16 (UTC)
- (賛成)はじめまして。偶然「最近の更新」で見かけたのですが、上記提案に賛成します。確かにこの項目、違和感は感じました。また、
- >聖母マリア信仰はキリスト教に大地母神信仰が取り入れられたものだという主張があり[誰によって?]
- の部分ですが(『黒い聖母』という項目へコメントしたほうがいいのかもしれませんが)出典はこの辺でいかがでしょう。一応それらしい出典をみつけました。また、他の説も色々のってました(『雅歌』つながりで日焼けなんだろう、とか、カーリーが、とか)。たまたま見つけたのが紀要なので「出典としての強さ」は微妙ですがあくまでも出典の例です。
- 山内淳 (1999), “黒い太陽と聖母の物語”, 日本大学芸術学部紀要 (日本大学): pp. 49-63, ISSN 03855910
- 山内淳 (1999), “黒い聖母と大地母神 : ル・ピュイの聖母子像の起源を求めて”, 日本大学芸術学部紀要 (日本大学): pp. 57-66, ISSN 03855910
- 黒マリアはオーヴェルニュやプロヴァンス(個人的にこの辺にある古い教会が趣味ですので)のあたりに割と見られるネタでして、気になっては居りました。ともあれ、いずれ跡地になる記事に出典張るのも無駄ですし、また畑違いの自覚もありますので一旦はこのノートで、「出典としていかがか」のレスもいただければ、とおもいコメントいたしました(『黒い聖母』の方がよければそちらに転記します。この辺の作法は疎いものでスイマセン)。以上、よろしくお願いします。--Mizuhara gumi(会話) 2013年5月6日 (月) 13:10 (UTC)
- 条件付賛成 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』には「マグナ・マーテル」として載っており、「マグナ・マーテル」の方がいいと思います。
- 大地母神は曖昧さ回避とするよりは、地母神へのリダイレクトとし、具体的にどのような神が大地母神とされるかは、曖昧さ回避としてではなく記事の一部として記述すべき内容でしょう。--Greeneyes3(会話) 2013年5月7日 (火) 14:54 (UTC)
- Mizuhara gumiさん、コメントをありがとうございます。
- 御紹介頂いた論文は後で精査しますが、山内淳氏による論文をざっとみたところ、「教会側は決して認めようとしないが」の一節が入っており、ある意味「教会はこうした見方を認めて居ない」という記述の出典にも補強材料として使えるということで、一石二鳥と言えば一石二鳥ですね。文案を練った上で、地母神か、もしくは聖母マリアに復活 (キリスト教)のように宗教学の見地からの節を設けて記述するのも良いでしょう。ただあくまでこういう(仮に有力説であるとしても)「仮説」どまりのものを大量に「事典」に書く必要は薄いと思います。「聖母マリア」に書く分量は、最小限で宜しいかと存じます(元々聖母崇敬をする教会でどのように信仰されているのか、という記事ですし)。
- Greeneyes3さんも、コメントをありがとうございます。
- 仰る案に全て同感でしたので、提案内容を全く仰るように変更しました。御提案、ありがとうございます。--Kinno Angel(会話) 2013年5月7日 (火) 15:16 (UTC)
報告 反対無しにつき、改名しました。議論に参加下さった皆様、ありがとうございました。--Kinno Angel(会話) 2013年5月19日 (日) 13:43 (UTC)
なお、内容の改善については、こちらまで避けるリソースが殆どありません。私からはキリスト教の観点によるバランスを志向するだけで精一杯です。別の視点による補強を、他人任せで申し訳ないのですが、期待したいと存じます。色々問題点を指摘して置いてなんですが、私の能力でじゃんじゃん加筆しようとすると、相当偏向してしまい、却ってご迷惑をおかけすることになるかと存じます…余力が出ましたら若干の加筆はしたいとは思っておりますが…。--Kinno Angel(会話) 2013年5月19日 (日) 13:46 (UTC)