ノート:タカミムスビ
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最新のコメント:17 日前 | トピック:記事名の変更提案:「タカミムスヒ」への改名について | 投稿者:Yukuri-shepherds
記事名の変更提案:「タカミムスヒ」への改名について
[編集]『日本書紀』における「美武須毘」の「毘」と、『古事記』における「産巣日」の「日」は、『日本書紀』における万葉仮名の清濁に関する研究において、清音「ヒ」とすることが定説となっていることから[1]、記事名を「タカミムスヒ」に変更することを提案します。
一方で、「ムスビ」とする解釈は、例えば著名な研究者である折口信夫などが主張していたように、存在することは事実です。こうした解釈については本文内において説明することが適切だと考えます。
皆さまのご意見をお聞かせください。--Kibi no Shinokawa(会話) 2024年12月14日 (土) 13:31 (UTC)下線部追記。--Kibi no Shinokawa(会話) 2024年12月14日 (土) 14:23 (UTC)
コメント 提案ありがとうございます。Wikipedia:改名提案やプロジェクト‐ノート:神道などで改名提案の告知をして広く意見を集めることをお勧めします。--こやまひろ(会話) 2025年2月3日 (月) 00:21 (UTC)
返信 ありがとうございます。ご助言に従って、改名提案の告知をさせていただきました。--Kibi no Shinokawa(会話) 2025年2月3日 (月) 13:32 (UTC)
コメント ウィキペディアの記事名は、「(学術的に)正しいかどうか」ではなく「一般に知られているかどうか」を重視します。「正しく」なくとも、よく知られた名称があるならばそちらが優先です。(Wikipedia:記事名の付け方)
- なので、「タカムスビ」よりも「タカムスヒ」のほうがよく知られている、ということを具体的証拠をあげて証明する必要があります。
- たとえば私がササッと調べた範囲(JapanKnowledge)では
- び(BI) - 『国史大辞典』、『日本人名大辞典』、『国書データベース』
- ひ(HI) - 『日本国語大辞典』、『デジタル大辞泉』、『世界大百科事典』、『日本架空伝承人名事典』
- という塩梅で、まあ「拮抗」といったところです。中立的な(予断をもたない)調査で、いずれか一方が他方を十分に凌駕している、とかになれば、改名の説得力が出るでしょう。
- まあウィキペディアのシステム上、記事名は1つしか選べませんから、あとは異称別称異表記として併記するという方式をとることになります。--柒月例祭(会話) 2025年2月3日 (月) 14:44 (UTC)
返信 「Wikipedia:記事名の付け方」において「信頼できる情報源において最も一般的に使われており、記事の内容を表すのに最も著名であると考えられるもの」という基準があったので、次のとおり調べてみると、ヒ(HI)のほうがビ(BI)に比べて一般的に使われていると言えそうです。
- これらのことから、「タカミムスヒ」への改名をするべきだと考えますが、どう思われますか?--Kibi no Shinokawa(会話) 2025年2月3日 (月) 17:25 (UTC)
返信 ありがとうございます。とても説得力のある根拠だと思います。私の方でも手元の文献をいくつか眺めてみました。
- ヒ(HI)
- 『中公文庫 日本書紀(上)』井上光貞ほか、中公文庫2020
- 『岩波文庫 日本書紀(一)』坂本太郎ほか、岩波文庫1994、2021
- 『日本書紀(上)全現代語訳』宇治谷孟、講談社学術文庫1988、2019
- 『岩波文庫 古事記』倉野憲司、岩波文庫1963、2007、2020
- 『口語訳 古事記 完全版』、三浦佑之、文藝春秋2002、2020
- 『古事記と日本の神々がわかる本』吉田邦博、学研2015
- ビ(BI)
- 『新釈全訳 日本書紀 上巻』神野志隆光ほか、講談社2021
- 『日本の神様読み解き事典』川口謙二ほか、柏書房1999、2009
- 『歴史文化ライブラリー325 日本神話を語ろう』中村修也、吉川弘文館2011
- 『日本書紀の世界』山田英雄、講談社学術文庫2014
- 『日本の神々 完全ビジュアルガイド』椙山林継、カンゼン2010、2014
- 単純な数の上ではそう大差ないようには見えますが、「完全ビジュアルガイド」とかは信頼度としては高いとは言い難いムック系統。一方、岩波文庫とかの割と古いのが軒並みHIでした。
- 以上により、私も「ヒ(HI)」への改名を支持します。--柒月例祭(会話) 2025年2月4日 (火) 12:39 (UTC)
返信 ご返信ありがとうございます。また、追加の文献調査も大変参考になります。
- 追加の調査も含めて、信頼度の高い情報源では、「ヒ(HI)」の方がより広く使われており、Wikipediaの命名基準にも適合すると判断できます。そのため、「タカミムスヒ」への改名を引き続き支持いたします。
- 今後、他の編集者の皆様からの意見も踏まえつつ、適切な議論を進めていければと思います。--Kibi no Shinokawa(会話) 2025年2月12日 (水) 04:56 (UTC)
賛成 私が手元で確認できた上代文学のテキスト・注釈書類のうち、柒月例祭さんが調査されていた文献以外では以下の通りです。
- 古事記
- 日本古典文学大系(岩波書店、1958年)…タカミムスヒ(※岩波文庫と同じく倉野憲司による校訂・注釈)
- 講談社学術文庫(講談社、1977年)…タカミムスヒ
- 日本思想大系(岩波書店、1982年)…タカミムスヒ
- 新編日本古典文学全集(小学館、1997年)…タカミムスヒ
- 角川ソフィア文庫(KADOKAWA、2009年)…タカミムスヒ
- 新潮日本古典集成〈新装版〉(新潮社、2014年)…タカミムスヒ
- 日本書紀
- 新編日本古典文学全集(小学館、1994年)…タカミムスヒ
- 風土記
- 日本古典文学大系(岩波書店、1958年)…タカミムスビ
- 新編日本古典文学全集(小学館、1997年)…タカミムスビ
- 角川ソフィア文庫(KADOKAWA、2015年)…タカミムスヒ
- 古語拾遺
- 新撰日本古典文庫(現代思潮社、1976年)…タカミムスヒ
- 岩波文庫(岩波書店、1985年)…タカミムスヒ
- 古事記
- 日本古典文学大系・新編日本古典文学全集の『風土記』を除き、全て「タカミムスヒ」で一致していました。『風土記』も2000年代刊行の角川ソフィア文庫では「タカミムスヒ」なので、近年広く用いられている神名は「タカミムスヒ」と判断して問題ないかと思われます。--Yukuri-shepherds(会話) 2025年2月16日 (日) 11:02 (UTC)箇条書き・誤字脱字の修正など。--Yukuri-shepherds(会話) 2025年2月16日 (日) 15:07 (UTC)