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ノート:キバウミニナ

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日本における生息地

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「石垣島には分布してなかったのでは?」と疑問に思い、いろいろ文献を調べたところ、石垣島での確認・報告は近年で、人為移入の可能性が高いということで、本文のように整理させていただきました。なお、沖縄島のものは成貝1個体のみの確認であり、引用者の小菅(2006)も人為移入だろうとしています。-- 2008年3月30日 (日) 10:21 (UTC)[返信]

キバウミニナやセンニンガイのような大型のウミニナ類は、沖縄本島では貝塚からは発見されるのに今日では分布していないことから、人間に食い尽くされてしまったのではないかという仮説がありませんでしたでしょうか。文献を探しているのですが、ちょっと発掘が難航しております。あと、センニンガイはマングローブの未分解の落ち葉を食べるんだったか、食べないんだったか、記憶があいまいで、文献も見つかりません。どうでしたっけ?--ウミユスリカ 2008年3月30日 (日) 10:33 (UTC)[返信]
確かに久保(1996)さんも「Terebralia palustrisは沖縄島でも2000-6000年前の貝塚から採掘されている。人為移入か?古代の生き残りか?」としてその点に触れており、僕も興味深いと思ったので、いろいろ調べてみましたがいい文献が見つかりませんでした。ただ、この件については1個体のみの確認で、その後の報告がないから小菅さん(2006)も「(自然)分布は八重山諸島に限る」としています。
なお、西平守孝先生が1970-80年ごろに沖縄中の干潟の調査をしています。1975年の八重山諸島編では、石垣の主だった干潟(宮良や名蔵も含めて)を調査していますが、キバウミニナは出していないんですよ。沖縄編(1974年だったかな?)でもたぶんキバウミニナを出していないから、現在のような分布になっていると思います。
センニンガイは調べてみてわかったらまた連絡します。-- 2008年3月30日 (日) 10:55 (UTC)下線部追記。表現修正-- 2008年3月30日 (日) 11:00 (UTC)[返信]
(追記)センニンガイについてです。案の定、貝類や古生物の文献はほとんど無く手持ちの資料では何も分からなかったので、ネットで検索した結果です。センニンガイもマングローブの落葉を食べるようですね[1]。あと南西諸島産のセンニンガイについてはこれが詳しそうです。
今度大学図書館にでも行ったときにキバウミニナも含めて資料をあさってきます。もしこれはと思う論文・資料をご存じであれば、ご一報くださると助かります。-- 2008年3月30日 (日) 12:30 (UTC)[返信]
ダメダメな初稿執筆者です(^^;)。お世話になっております。キバウミニナの沖縄本島での絶滅に関しては存じ上げませんでした。勉強になります。
Webで調べてみると、日本における旧石器時代の貝塚の検討とその自然環境(千葉県立中央博物館・研究実績報告)というものがありました。
センニンガイでは13世紀頃に沖縄諸島から、17世紀頃に八重山諸島から、同時にキバウミニナは沖縄諸島において17世紀以降に絶滅したことが明らかとなった。…マングローブ林の陸側からの開発が最初に生じ、その後にマングローブの林縁に生息するキバウミニナに改変の影響が及んだものと考えられる。
とありました。人間の採集圧の影響の大きさについてはここの要約ではわかりませんが…。
たしか本博物館では研究実績報告の実費配布もしていたと思いますので、近々訪問してみたいと思います。(近所なので)--Anonymous Powered 2008年3月31日 (月) 12:36 (UTC)[返信]
いえいえ気になったのは分布だけです。摂食効率や炭素循環などの生態情報・生態系との関連にも触れられていて、面白い記事だと感じております。
提示いただいた資料については、僕も大学図書館に行ったときに調べてみます。この資料、千葉県博の黒住先生の資料ですね。沖縄県RDBの貝類の担当をなさっていた方で、確か環境省RDBも関わっていると思います。お会いできたら、いろいろ面白い話が聞けるかもしれませんね。-- 2008年3月31日 (月) 13:01 (UTC)[返信]
こういうのはないかという催促だけで、ちっとも調べが進んでいなくて申し訳ありません。私が以前目にしたことがある(ような気がする)文献は、当該文献ではありませんが、小菅さんか黒住さんが書かれたものだったような気がします。論文・報文ではなく、単行本だったかもしれません。センニンガイが食べるのは、分解し始めた落ち葉なのか、それともキバウミニナと同様の未分解の落ち葉なのか気になります。イワガニ科の落葉食者は未分解の葉をかじっていたはずなのですが。あと、キバウミニナがオヒルギの落ちた花を食べている写真が手元にあるのですが、リバーサルのアナログで、デジタルデータ化していないのが悔やまれます。--ウミユスリカ 2008年3月31日 (月) 15:18 (UTC)[返信]
なるほど、どの段階で捕食するのかということでしたか。確かに重要なポイントですね。上に挙げた論文の摘要には「マングローブ落葉および腐朽落葉落枝を摂食している3種の巻貝」としてキバウミニナ、マドモチウミニナ、センニンガイをあげているので、未分解葉も摂食していそうですが、はっきりしませんね。オヒルギの花の写真はいつか機会がありましたら、ぜひアップしてみて下さい。-- 2008年4月1日 (火) 15:48 (UTC)[返信]
黒住さんにお話を伺ってきました。
・キバウミニナが、人間の採集圧によって絶滅したという文献については見たことはなく、自分もそうは思わない。
・センニンガイは成貝でもデトリタス食。食性や繁殖に関する文献は英語のものがあるのではないか。
キバウミニナとセンニンガイの分布に関しての論文の別刷りを頂いてきましたので、時間があるときに読んで追記してみます。
それと、えーと・・・黒住さん、ウミユスリカさんとどうやらお知り合いのようで…。(汗)--Anonymous Powered 2008年4月6日 (日) 08:44 (UTC)[返信]
Anonymous Powered様、採集圧に関しては、私の勘違いだったようですね。開発によるマングローブ環境の改変の話を誤解して覚えていた可能性が高そうです。センニンガイの論文は、ゆとりがあるときに探してみますね。黒住さんとはもう20年くらいになります。私が昆虫のほうにシフトしてしまってから、特に病気で倒れてしまってからはご無沙汰しておりましたが、今年の年明けに千葉県博のほうに用事があって出向いたときに、たまたまお会いすることができました。Anonymous Powered様とも、実はどこかでニアミスしているのかもしれませんね。--ウミユスリカ 2008年4月6日 (日) 12:09 (UTC)[返信]
インデント戻します。正直に申しますと、私は(昔ですが)専門は生化学だったので、生態学や分類学は門外漢なのです…。しかし現在の家庭環境が沖縄の干潟研究においてアマチュア研究者として最適な状態になってしまったのです。世の中いったい何があるかわからないもので…。
いずれ、wpの編集者一同で学会発表のひとつでもできると面白そうですね。--Anonymous Powered 2008年4月6日 (日) 12:30 (UTC)[返信]
ヒアリングお疲れ様でした。加筆期待しております。
この世界は狭いですね。フィールドが似ているのでひょっとしたらAnonymous Poweredさんとはどこかであっているのかもしれません。僕も直接はマングローブを研究していないのですが、研究室に漫湖のマングローブを対象にしていた後輩達がいたもので、よくその手伝いをしておりました(といっても7-8年前)。今もごくたまにですが、ボランティアで子供の環境学習に補助をしたりしております。これがいろいろな分野の人間が集まるので面白し勉強になります。学会発表まで行かなくても座談会のような意見交換の場があると本当に便利ですよね。-- 2008年4月6日 (日) 14:46 (UTC)[返信]
インデント戻します。6月初頭に西表島行きが決定しました。大した期間ではありませんが、それなりの自由時間はあります。「この写真が欲しい」という希望はありませんでしょうか。今のところ、胎生種子を書くためにヒルギの種子は撮影してくるつもりでいます。--Anonymous Powered 2008年3月31日 (月) 22:46 (UTC)[返信]
6月ごろですか。後ほど検討してAnonymous Poweredさんのノートにコメントしにお邪魔します。-- 2008年4月1日 (火) 15:48 (UTC)[返信]