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ノースライナー (北海道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノースライナー(道北バス)
ノースライナー(左から十勝バス・拓殖バス・道北バス)

ノースライナー道北バス十勝バス北海道拓殖バス旭川帯広間で共同運行する都市間急行バス路線。狩勝峠経由のノースライナー三国峠経由のノースライナーみくに号の2路線を運行する。

沿革

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  • 1989年(平成元年)12月22日 - 道北バスと北海道拓殖バスによるノースライナーを2往復運行開始。
  • 1994年(平成6年)8月11日 - 十勝バスが参入。ノースライナーを3往復に増回。
  • 1995年(平成7年)6月1日 - 三国峠の舗装完成に伴い三国峠経由のノースライナーみくに号を2往復新設。
  • 2002年(平成14年)12月1日 - 狩勝峠経由に「御影」、三国峠経由に「幌加温泉入口」新設。
  • 2003年(平成15年)10月1日 - 士幌線糠平 - 十勝三股間の代替バス廃止に伴い、三国峠経由に「十勝三股」新設。幌加温泉入口 - 糠平・帯広方面の乗降制限を解除。
  • 2007年(平成19年)8月11日 - 狩勝峠経由に「旭川医大前」、「富良野駅前」、「山部」、「競馬場前」を新設[1]。「富良野協会病院」廃止[1]。三国峠経由に旭川市内「4条18丁目」新設。
  • 2007年12月23日 - 「旭川駅前」のりばを宮下通8丁目より宮下通7丁目に移転。
  • 2010年(平成22年)7月1日 - 三国峠経由のノースライナーみくに号を1往復減便[2]。これにより、帯広~旭川間は4往復(狩勝峠経由3往復、三国峠経由1往復)となる。
  • 2011年(平成23年)5月 - 狩勝峠経由の旭川市内「神楽4条4丁目」を「神楽4条8丁目」に移転し、経路変更。
  • 2013年(平成25年)4月 - 三国峠経由の「上川ポンモシリ」を廃止し、「上川駅前 森のテラス バスタッチ」へ乗り入れ開始
  • 2018年(平成30年)4月20日 - 三国峠経由の「上士幌」の乗り場を、「北海道拓殖バス上士幌営業所」から「上士幌交通ターミナル」へ移転[3]
  • 2021年 (令和3年) 7月1日 - 狩勝峠経由の「旭川空港」停留所新設 、「新得役場」停留所を廃止し「新得駅前」に変更。 三国峠経由は「層雲峡BT」での(約8~10分程度の)休憩時間が設定された。併せて狩勝峠経由の一部停留所名の変更も実施。幾寅の停留所名「幾寅物産センター」→「道の駅南ふらの」に変更。
  • 2022年(令和4年)4月1日 - 「音更更葉園前」停留所を廃止し「道の駅おとふけ」に変更。「柏林台南町2丁目」停留所を新設し、三国峠経由便も「競馬場前」「柏林台南町2丁目」経由となる。
  • 2024年(令和6年)4月1日 - 根室本線富良野 - 新得間)廃止の代替交通手段として、狩勝峠経由便を2往復増便。道の駅南ふらの - 新得間に「落合」停留所を新設[4]。「美瑛」停留所を美瑛駅前に移設し、名称を「美瑛駅前」に変更。

運行経路・停留所

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2024年(令和6年)4月現在

凡例 ○:乗車のみ取り扱い ●:降車のみ取り扱い ◎:乗車・降車とも取り扱い ↓↑:通過又は経由せず

  • 「ノースライナー」はJR北海道根室本線部分廃線に伴い、山部駅 - 新得駅前間で乗車・降車とも取り扱っている。
  • 「ノースライナーみくに号」は国鉄士幌線代替バス廃止に伴い、十勝三股 - 五ノ沢で乗車・降車とも取り扱っている。
所在地 停留所名 ノースライナー
狩勝峠経由
ノースライナー
みくに号
三国峠経由
備     考
旭川

帯広
旭川

帯広
旭川

帯広
旭川

帯広
旭川市 旭川駅   のりば6~8
旭川駅前(宮下通9丁目) 降車専用
神楽4条8丁目 2011年5月「神楽4条4丁目」より移転
旭川医大 2007年8月11日新設 降車客がいない場合は通過
東神楽町 旭川空港 2021年7月1日新設 のりば2
旭川市 4条18丁目 2007年8月11日新設
永山2条19丁目
美瑛町 美瑛駅 2024年4月1日移設
上富良野町 上富良野
中富良野町 中富良野
富良野市 富良野駅 2007年8月11日新設 のりば4
降車客がいない場合は通過
山部駅 2007年8月11日新設
南富良野町 道の駅南ふらの(幾寅) 2021年7月1日名称変更 休憩時間あり
落合 2024年4月1日新設
新得町 新得駅前 2021年7月1日新設 「新得役場前」は廃止
清水町 清水 2021年7月1日名称変更
御影
芽室町 芽室
当麻町 当麻20丁目
愛別町 愛別橋
上川町 上川森のテラス バスタッチ
層雲峡温泉 道北バス層雲峡出張所 休憩時間あり
上士幌町 十勝三股
幌加温泉入口
五ノ沢 2005年8月1日新設
糠平温泉 十勝バスぬかびら源泉郷案内所
上士幌 上士幌交通ターミナル
士幌町 士幌
音更町 道の駅おとふけ 2022年4月1日新設 「音更更葉園前」は廃止
帯広市 西帯広ニュータウン
柏林台南町2丁目 2022年4月1日新設 ニトリ帯広店
競馬場 2007年8月11日新設
帯広駅バスターミナル のりば5

運行本数

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  • ノースライナー(狩勝峠経由) - 5往復
  • ノースライナーみくに号(三国峠経由) - 1往復

所要時間

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※2022年4月現在、途中休憩を含む

  • ノースライナー(狩勝峠経由) - 4時間10分
  • ノースライナーみくに号(三国峠経由) - 4時間25分

運賃

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2020年4月1日運賃改定[5]

区間 片道運賃 往復券 回数券 備考
旭川 - 道の駅南ふらの・落合 2,100円 - -
旭川 - 十勝三股 2,400円 - -
旭川 - 糠平温泉 2,700円 - -
旭川 - 新得 2,800円 - -
旭川 - 清水・御影 3,000円 - -
旭川 - 上士幌 3,000円 - -
旭川 - 士幌 3,200円 - -
旭川 - 音更 3,500円 - -
旭川 - 芽室 3,500円 - -
旭川 - 帯広 3,600円 6,000円 12,500円(4枚綴り)
帯広 - 富良野 2,400円 - -
帯広 - 層雲峡 2,500円 - -
帯広 - 上川森のテラスバスタッチ 2,900円 - -
帯広 - 美瑛 3,100円 - -

その他

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  • 定員予約制。バス会社窓口で受け付ける。富良野駅前での予約と発券はふらのバスに委託している。
  • 道北バス発行のDoカードや、拓殖バス、十勝バスの一般路線バス用回数券は使用できない。
  • 2010年7月から、糠平・士幌・上士幌 - 帯広の路線バスと狩勝峠経由のノースライナーに乗れる『セット券』を発売している(事前に購入が必要)。
  • 2022年4月から、帯広駅・上士幌交通ターミナルに限りぬかびら源泉郷との相互乗降が可能となる。

脚注

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  1. ^ a b “旭川-帯広 都市間バス 停留所 富良野駅前に 11日から 帯広へ 山部に乗り場”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年8月9日)
  2. ^ “帯広-旭川都市間バス 4往復に減便 7月から 三国峠経由1往復”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2010年5月18日)
  3. ^ 乗車券販売窓口変更 および ノースライナーのりば変更について”. 2020年7月25日閲覧。
  4. ^ 根室線(富良野 - 新得間)バス転換後の新しい交通体系について - JR北海道・2024年2月22日
  5. ^ 2020年4月1日(水)より「帯広~旭川」間 都市間高速バス ノースライナーの運賃改定を行います”. 2020年7月25日閲覧。

外部リンク

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