コンテンツにスキップ

ネパール航空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネパール航空
Nepal Airlines
IATA
RA
ICAO
RNA
コールサイン
NEPAL
法人番号 7700150096967 ウィキデータを編集
設立 1958年
ハブ空港 トリブバン国際空港
親会社 ネパール政府
保有機材数 11機
就航地 23都市(国際線9都市)
本拠地 ネパールの旗ネパール カトマンズ
外部リンク www.nepalairlines.com.np
テンプレートを表示

ネパール航空(ネパールこうくう、Nepal Airlines, ネパール語: नेपाल वायुसेवा निगम))は、ネパールで唯一の国営航空会社。また同国のフラッグ・キャリアである。本拠地はカトマンズ。2013年現在、ネパール国内外24都市に就航。

概要

[編集]

ネパール航空は、1958年7月にロイヤル・ネパール航空(Royal Nepal Airlines)として設立され、DC-3型機を使用して当初はスマラ、ポカラ、ビドゥナガルなどの国内線と、国際線としてインドのデリー、コルカタ、パトナに就航していた。1970年代にはデ・ハビランド・カナダDHC-6ツインオッターピラタスPC-6といった山岳地に適応した機材を導入し、山間部への国内線に就航させた。 カトマンズ空港の滑走路延長に伴い、アブロ748ボーイング727、後にボーイング757を導入した。

2006年、当時のギャネンドラ国王の独裁に反発した民主化運動「ロクタントラ・アンドラン」の発生に伴い、社名から「ロイヤル(王国の、王の)」が外され、現在の社名に変更となった(その後ネパールは、2008年に共和制に移行した)。

2009年のドバイ航空ショーエアバス社との間でA320A330を発注することに合意し、A330は東アジア・ヨーロッパ路線に、A320は中東・南アジア路線に投入する計画を発表した。

2013年以降、ネパールの全ての航空会社は、安全性の問題から欧州連合(EU)域内への乗り入れを禁止されているため、ヨーロッパへの全便の運航停止を余儀なくされている。

2019年8月に大阪/関西 - カトマンズ線を開設したが、成田線の就航計画に伴い2020年2月をもって関空線を運休。同年3月より東京/成田 - カトマンズ線を就航させた。

就航地数

[編集]
ネパール航空 国際線 就航都市
都市 空港 備考
ネパールの旗 ネパール カトマンズ トリブバン国際空港 拠点空港
インドの旗 インド デリー インディラ・ガンディー国際空港
ムンバイ チャットラパティー・シヴァージー国際空港
バンガロール ケンペゴウダ国際空港
香港の旗 香港 香港 香港国際空港
タイ王国の旗 タイ バンコク スワンナプーム国際空港
サウジアラビアの旗 サウジアラビア ダンマーム キング・ファハド国際空港
マレーシアの旗 マレーシア クアラルンプール クアラルンプール国際空港
カタールの旗 カタール ドーハ ドーハ国際空港
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 ドバイ ドバイ国際空港
日本の旗 日本 東京 成田国際空港

2023年現在[1]

国内線

2023年現在[2]

保有機材数

[編集]
ネパール航空のエアバスA330-200
ネパール航空 保有機材[3][4][5]
機材 機数 ビジネス エコノミー 客席数 備考
エアバスA330-243 2 18 256 274
エアバスA320-233 2 8 150 158 シャークレット装備
デ・ハビランド・カナダ DHC-6 2 19 19 国内線専用
西飛 MA60 2 56 56 2014年導入
売却予定[6][7]
哈飛 Y-12 E 3 17 17 2014年導入
売却予定[6][7]
11

2013年4月にエアバスA320のシャークレット装備及びRNP-AR(Required Navigation Performance – Authorization Required)進入方式対応機x2機の導入を決定した[8]。2018年に航空機リース会社ハイフライ経由でエアバスA330-200を導入[9]

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]

ウィキメディア・コモンズには、ネパール航空に関するカテゴリがあります。