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ネスタ・カーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネスタ・カーター Portal:陸上競技
ネスタ・カーター(2010年)
選手情報
フルネーム ネスタ・カーター
国籍 ジャマイカの旗 ジャマイカ
種目 短距離走
生年月日 (1985-10-11) 1985年10月11日(39歳)
生誕地 ジャマイカマンチェスター教区
身長 178cm
体重 70kg
自己ベスト 100m : 9秒78(2010年)
獲得メダル
ジャマイカの旗 ジャマイカ
陸上競技
オリンピック
剥奪 2008 北京 4×100mリレー
2012 ロンドン 4×100mリレー
世界陸上選手権
2007 大阪 4×100mリレー
2011 大邱 4×100mリレー
2013 モスクワ 100m
2013 モスクワ 4×100mリレー
2015 北京 4x100mリレー
世界室内選手権
2012 イスタンブール 60m
世界リレー
2014 ナッソー 4×100mリレー
2015 ナッソー 4×100mリレー
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ネスタ・カーターNesta Carter, 1985年10月11日 - )は、ジャマイカ陸上選手。専門は短距離走。2007年世界陸上選手権4×100mリレーで銀メダルを獲得した[1]。2008年の北京オリンピック男子4×100mリレーではマイケル・フレイタードワイト・トーマスアサファ・パウエルと共に予選で16チーム中2位となる38秒31で決勝に進出した。決勝ではトーマスに代わりウサイン・ボルトが加わり、当時世界新記録となる37秒10で金メダルを獲得していた[1]。しかし、北京オリンピックでのドーピング再検査でカーターのA検体、予備のB検体ともに陽性反応が出たと報じられ[2][3]、2017年1月、国際オリンピック委員会はカーターを失格処分とし、ジャマイカの北京五輪の金メダルを剥奪した[4]。2021年、カーターはドーピング検査において2012年に続き2度目となる陽性を示した。カーターによると、病気を患ったことにより服用をした薬にドーピングで陽性を示す成分が含まれていたという。 同年8月、カーターは「陸上競技よりも病気を完治させることに専念する」として、引退を表明した。

主な実績

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種目 大会 記録 結果 日時 場所
200m 世界ジュニア陸上競技選手権大会 21秒24 準決勝 2004/7/15 +0.3 m/s イタリアグロッセート
400mR 39秒90 予選[5] 2004/7/17 (3走)
100m 世界陸上競技選手権大会 10秒28 準決勝 2007/8/26 +0.1 m/s 日本大阪
400mR 37秒89 NR 2位 2007/9/1 (3走)
100m ISTAFゴールデンリーグ 10秒08 優勝 2008/6/1 +0.8 m/s ドイツベルリン
100m IAAFワールドアスレチックファイナル 10秒07 2位 2008/9/13 +0.4 m/s ドイツシュトゥットガルト
60m 世界室内陸上競技選手権大会 6秒72 7位 2010/3/13 カタールドーハ
100m 世界陸上競技選手権大会 10秒95 7位 2011/8/28 -1.4 m/s 韓国大邱
400mR 37秒04 WR 優勝 2011/9/4 (1走)
60m 世界室内陸上競技選手権大会 6秒54 2位 2012/3/10 トルコイスタンブール
400mR オリンピック 36秒84 WR 優勝 2012/8/11 (1走) イギリスロンドン
100m 世界陸上競技選手権大会 9秒95 3位 2013/8/11 -0.3 m/s ロシアモスクワ
400mR 37秒36 優勝 2013/8/18 (1走)
60m 世界室内陸上競技選手権大会 6秒57 7位 2014/3/8 ポーランドソポト
400mR 世界リレー 37秒77 優勝 2014/5/25 (1走) バハマナッソー
400mR IAAFコンチネンタルカップ 37秒97 優勝 2014/9/13 (3走)[6] モロッコマラケシュ
400mR 世界リレー 37秒68 2位 2015/5/2 (1走) バハマナッソー
400mR 世界陸上競技選手権大会 37秒36 優勝 2015/8/29 (1走) 中国北京

自己記録

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  • 50m:5秒67( 2012年1月28日)
  • 60m:6秒49( 2012年2月18日)
  • 100m:9秒78(+0.9+m/s)(2010年8月29日、世界歴代8位)
  • 200m:20秒25 (+1.6 m/s)(2011年5月7日)
  • 400mリレー:36秒84(2012年8月11日、世界記録、第1走者)

脚注

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  1. ^ a b Athlete biography: Nesta Carter
  2. ^ “カーターが再検査で陽性”. ロイター (ロイター). (2016年6月4日). http://jp.reuters.com/article/idJP2016060401001405 2016年6月9日閲覧。 
  3. ^ “Jamaican sprinter Carter's 'B' sample tests positive”. ロイター (ロイター). (2016年6月8日). http://www.reuters.com/article/us-sport-doping-jamaica-carter-idUSKCN0YU2QY 2016年6月9日閲覧。 
  4. ^ “男子400リレーのジャマイカ失格=日本は銀に繰り上がり-北京五輪ドーピング再検”. 時事通信. (2017年1月26日). オリジナルの2017年2月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170202035751/http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012600009&g=spo 2017年1月26日閲覧。 
  5. ^ 決勝は未出場。決勝のジャマイカは39秒27の2位
  6. ^ アメリカ大陸代表

外部リンク

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